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2021年 01月 30日
散りそこなったイロハカエデの紅葉に雪


散りそこなったイロハカエデの紅葉に雪_e0005362_08055259.jpg
この冬は寒い。たしかにダラダラといつも寒い。最低気温が氷点下10度前後の日が3~4日続いては、ちょっと暖かいー5度の日が2~3日あって、また寒くなります。昨日から寒いサイクルに入っていますが、しかし大寒波襲来と騒がれるような、氷点下15度以下になったことはありません。正月前後にあることが多い、凍結している地面の上に水が溜まるような真冬の土砂降り雨もありません。


日本海側では1日で積雪1mという大雪がありましたが、内陸の軽井沢ではまだ雪かきは1度だけ。しかし、小雪が舞うことが多く、気温も上がらないので今も10cm程度の根雪状態です。その根雪が気温や湿度の急激な変化を和らげているようにも感じます。GoToキャンペーンとかいう後先を考えない政策で全国にばら撒かれたウィルスが、今年に入って長野県でも多数の感染者を発生させましたが、それも今は少し収まっています。極端な気象現象を恐れるのと同じように、人為による極端な動きには意図していない副作用が起きるようです。意図してはいなかったが、専門家ならずともその副作用が起きるという想定は一般の人にも明らかでした。無力であるがゆえに見えることも、力を持つ立場では見えないことがあります。


写真は、散らずに枝に残る紅葉したカエデに雪が積もっています。イロハカエデの葉は、緑から黄色そして赤くなって散るもの、緑が濃くなって赤く変わり散るもの、赤の後で茶色に枯れて散るもの、注意してみていると様々なサイクルがあるようです。このように、赤くなったまま散らないということも稀にあり、はてどうしたんだろうか?いきなりの寒さでフリーズドライ状態で動きが止まってしまたのかもしれません。




# by k-saru-net | 2021-01-30 08:12 | その他の動物・自然一般
2021年 01月 28日
デタラメでも賑やかな冬の寄せ植え

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霜が降りる前に室内に避難させた鉢植えですが、もともとそこに植えられていたのはピーマンとパセリ。茎とわずかな葉だけのこの2種だけではいかにも寂しい。道端にこぼれ種から芽を出していた季節外れのナスターシャムを足しておきましたが、やっと一つ花を咲かせました。本来の開花期からは半年のズレ。暮れに、ホームセンターで売れ残り、枯れる寸前で値引きされていた西洋サクラソウ3株と新しいパセリを1株足して、なんだか訳のわからない寄せ植えの鉢になりました。


写真では上部が写っていませんが、中央で背丈の高いピーマンはすでに3年目で、このまま生きながらえていくと、草から木になるかもしれませんが、毎年背丈が伸びることもないのでただの古ぼけた草のままかも。パセリというのは食材としては、わざわざ店で買うほどのことはありませんが、ちょっとつまんでスープや肉にかけたりと、室内にあれば便利なものです。冬の方が香りが強い。



# by k-saru-net | 2021-01-28 04:57 | その他の動物・自然一般
2021年 01月 26日
この冬最初の雪かきで、ママさんダンプ最後の働き

この冬最初の雪かきで、ママさんダンプ最後の働き_e0005362_07385727.jpg

この冬最初の雪かき。大雪に悩まされている日本海側に人々からすると、信州の雪ってその程度かと思われそうですが、本格的な冬型の気圧配置の時は、西や北に連なる高い山で雪を落として、内陸の軽井沢には冷たく乾いた風が届くばかり。小雪は降りますが、この程度の雪が積もっている方が気温も湿度も安定していて、むしろ体にはいいかもしれません。COVID-19の感染拡大も、佐久地方や飯田地方、松本市など、県内では雪が比較的少ない地域で起きているようです。

金曜日から降り始めた雪が土曜の未明には20cmほどに達し、しかも南岸を通る低気圧の影響で降った気温高めの湿った雪です。降る先から自重で沈んでいきますので、粉雪だったら3~40cmに達したでしょう。明るくなってきて、さあ雪かきだと張り切って外に出たはいいが、雪かき道具がない。プラスティックのスコップ型のものは作業小屋の壁に掛けてあったため、昨年6月の火事で跡形もなく焼けてしまいました。夏の間、なんでも売ってるホームセンターといえども、流石に雪かきはおいていませんし、跡形もないため喪失感はなく、雪が積もるまで思い出すこともありませんでした。大きすぎて外に出してあったママさんダンプだけが残っていて、横の道の雪かきはなんとかそれで。雪のあまり降らない地方の方は、「ママさんダンプ」というユニークな名前の道具を知らないでしょう。

スコップに比べると縦横3倍ぐらいの大きさの赤い部分に両手で押せる鉄製の柄が付いています。ズズズと押すと雪が上に積み上がっていき、その量はスコップ型の10倍。雪を捨てるところまで押して、勢いよく押す力をいきなり逆に引くと雪はその先に落ちます。捨てる先が空いていないところでは持ち手を立てると、ダンプカーのようにその場に積んできた雪が落ちます。手動のブルドーザー兼ダンプカーのような機能を持つ、優れた道具ですが、これを雪国の屋根の上で扱っているのはきっと雪かきのプロフェッショナルに違いありません。外に出したあったため、紫外線でプラスティックが劣化し、今回の重たい雪で割れてしまいました。横に見える持ち手が曲がった雪かきスコップは、開店時間にホームセンターで買った新しい道具です。



# by k-saru-net | 2021-01-26 07:40 | その他の動物・自然一般
2021年 01月 22日
黄昏時の八ヶ岳

黄昏時の八ヶ岳_e0005362_08201047.jpg
またまた日没には遅刻でした。そろそろかなと思って作業の手を止めて、車のエンジンかけて、上の開拓農地なら誰にも会わないだろうと着替えをサボって出かけてみれば、太陽はすでに八ヶ岳の向こうに沈んでいました。夕日がまださしていたらきっと山はシルエットになり、雪は映らなかったでしょうが、この状態では雪模様を見分けるほどには写りません。中途半端。時間は5時過ぎ。冬至から1ヶ月ほどで、日もかなり延びて来ましたが、仕事を終了する時間ではないので、落ち着いて撮影とはいかず、何もかもが中途半端に終わります。


ずっと昔、もう45年前になりますが、「暮れそうで暮れない黄昏どきは」と軽快なリズムで南沙織が歌っていました。今、改めて聞き直してみると、上記の部分を二回繰り返すところだけがリズミカルで、ほかのところはむしろしっとりと歌っっています。しかし、しっとり部分は全く記憶に残らず、黄昏時の印象とはかけ離れた冒頭の部分だけが鮮明に残っています。事実や思いを忠実に描写することばかりがアートじゃないよということでしょう。もっと自由に表現したいですね。




# by k-saru-net | 2021-01-22 08:23 | その他の動物・自然一般
2021年 01月 21日
冬の黄昏時は寂しい

冬の黄昏時は寂しい_e0005362_08142019.jpg一昨日は1日氷点下の真冬日。5時ごろから冷え込んで−10度。今朝もそのまま−10度が続いていますが、冬型の気圧配置というよりは大陸から移動してきた高気圧に覆われているためらしい。また低気圧が来て、天気は変わりそうですが、そんな時の方が内陸の高冷地では雪が降りそうです。


この冬は、あまり鮮やかな夕焼けを見ていないような気がします。窓のない作業部屋に引きこもっているので、気がつかないだけかもしれません。COVID-19の感染拡大で経済活動や車が減り、大気の汚れが少ないのかもしれませんが、長野の田舎まではたしてそういえるのでしょうか。夕食の香りでも流れてくればいいのですが、写真だけではちょっと寂しい黄昏時の風景です。


黄色と昏(くらい)でたそがれと読める人はもう少ないかもしれませんが、空が青から黄色く薄暗くなったという意味は判ります。なぜ、それをたそがれと読むのか。江戸時代以前は「たそかれ」と濁らなかったそうです。仕事から帰って来る人に向かって、誰ですかあなたは?という問いかけをする時間だった。朝、まだ薄暗い時間を「かわたれどき」(彼は誰時)というのも、そんな時間に通る人に向かって、あなたは誰ですかと問いかけたから。小さな社会の安全を守るための民衆の自衛手段だったので、取り囲まれて詰問されればきつい言葉でしょうが、黄昏時、彼は誰時という言葉になると印象はずっと柔らかくなります。



# by k-saru-net | 2021-01-21 08:15 | その他の動物・自然一般