2010年 05月 03日
夜の軽井沢病院で

 この冬以降、軽井沢町の行政の中心地で、役場、病院、中央公民館、福祉センター(サル追い隊の拠点)等が集まる中軽井沢東地区に滞留することが多くなりました。週1回3日程、東か西へ2~3km 回遊しますが、サルの遊動域の中心が町の中心と重なっています。ちょうど、プロ野球のホームとアウェーのようなパターンで、町の中心地を本拠地にして、別荘地に出かけて行く群れのスケジュールが出来上がっています。

 4月中はまだ畑や家庭菜園が本格的に始まっていませんので、大きな被害は出ていませんが、あちらこちらでチューリップが抜かれました。連休前の軽井沢はまだ氷点下になる日もあって、窓を開けていることが少なく、人家侵入被害も目立ちません。下の写真は4月28日、役場に隣接する軽井沢病院の非常階段から2~3階のベランダに上がるサルです。
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 これ以前もなんどか病院のベランダに泊りましたが、今回は10頭ほどと数も多く、サル追い隊が引き上げてから1時間半以上、周囲が真っ暗になっても騒いでいました。正面玄関にもたむろしていて、油断すると内部に侵入される可能性もあります。「病院内を走り回るサルの群れ」なんて想像もしたくありません。写真の場所の横には職員の出入り口があり、勤務あけの職員が次々と出てきますが、誰もサルを追い払おうとはしません。私の他に近所の住民が一人追い払いをしていましたが、非常階段からベランダに上がるわけにもいかず、手に負えない状態でした。中央公民館や役場の職員駐車場周辺でも、住民が何人かで追い払いをしている横を、出勤や帰宅の役場職員がぞろぞろ歩いている光景をよく見ます。その中の2〜30人が立ち止まって大声を出すだけでも、サルは逃げて行くのではないかと思いますが、見向きもせずに通り過ぎて行きます。

 役場のサル追い隊は、サルが寝る30分〜1時間前に帰ってしまい、その後は暴れ放題の状態になります。役場では常々「住民の協力」が必要と言っていますが、必要な事は「住民に協力」ではないかと思っています。住民が何人も出てきて追い払いをしている最中に、時間だからとサル追い隊が帰ってしまうのは、不信感を抱かせます。役場にはBB弾銃の備蓄があっても、現場で追い払いをしている住民にその場で貸す事はありません。

 この時期は朝の行動開始がまだあまり早くはありませんが、畑や家庭菜園が本格化する季節になると5時前から活動を始めて、サル追い隊が到着する7時前まで2時間ほどは、住民だけで追い払う事になります。「住民を指導する」という態度ではなく、住民に寄り添い、住民が必要とすることをサポートするというスタンスが望まれます。啓発・指導すべきは、まずはじめに役場の職員ではないでしょうか。
 
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by k-saru-net | 2010-05-03 07:36 | メッセージ


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