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2010年 05月 26日
フジの開花  2010年5月25日
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 佐久・小諸、御代田と標高の低い所から順に開花してきたフジが、軽井沢でも見られるようになりました。サルの群れは離山の北の山地からさっそく下ってきて、夕方には「初もの」に飛びついていました。役場の北3~400m の別荘地斜面には一面にフジがありますので、しばらく定着するかもしれません。ちょうどこの日は花札の絵さながらに、ホトトギスが背後ではじめて鳴きながら飛びまわっていました。今年、カッコウをはじめて聞いたのは5月18日、ツツドリは19日、ホトトギスは25日で、かなり遅れてウグイスは翌26日です。近年、数が増えているように思われるヤブサメとキビタキはずいぶん前から高い密度で聞かれました。

 フジの花を食べて、次はニセアカシアやホウの木の花など、一ヶ月ほど花を中心に動き、その後はサクラやクワの実に移ります。里の森や林は手入れされなくなってフジが繁殖し、特に市街地と別荘地の境界部で目立ちます。ニセアカシアも国道や線路際に多く、そのような場所には家庭菜園が多いため、花を食べるだけではなくついでにネギやジャガイモも被害に遭います。フジ、ニセアカシア、サクラなどがサルを人里に誘引する餌になっていることから、少なくとも前の二つは減らすことを考えた方が良さそうです。

 この春はウバユリがかなり復活していて、サルは茎の地際の柔らかい部分を食べています。以前、ヤマユリが多く被害に遭い、次にウバユリを食べ尽くし、この数年はチューリップを食べていましたが、今年はチューリップの被害がいくらか減って、復活したウバユリをまた食べています。ウバユリは大量の種ができ、3年ほどで5〜6枚の葉がつく大きな株に成長します。葉が一枚だけの小さな株を含めると、高い密度に回復しています。

by k-saru-net | 2010-05-26 08:53 | サル追いノート


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