2010年 06月 17日
家庭菜園被害の季節  6月11、12日 2010年
e0005362_2017482.jpg

 フジの花について前に書きましたが、その後すこしは食べるようになりました。といっても、長時間群がって執着することはなく、移動の途中にあれば摘んで行くという程度で、この時期はまだタンポポの花茎やウバユリの方を好んでいるようでした。

 冬期に較べると、毎日の移動距離が長くなり、咲き始めたニセアカシアの花やサクラの実にターゲットが移りそうです。しかし、その途中に家庭菜園があれば、まだ小さいネギを引き抜いて白いところだけを食べ、ジャガイモの苗を抜いて残っている種芋を食べていきます。

 野生動物対策を立てるうえで、被害統計(被害の種類、季節、金額等)は重要な要素であり、集計にあたるのは役場の仕事ですが、対策協議会に提出される役場の資料では、サルによる被害額は例年、十数万円とされています。サル対策に数千万円かけていますが、その結果被害額が減って十数万円になったというのではなく、役場が直接対策を行う以前から、この程度しか把握できていませんでした。

 過去5年ほど、朝夕に観察と追い払いをしてきた経験から考えると、農業・家庭菜園被害だけでこの数倍〜10倍。人家侵入、家屋や物品の破壊、花壇、糞尿などの被害は金額を算定しにくいのですが、例えば屋根のアンテナを壊されると、修復に1〜数万円かかるでしょう。屋根瓦をはがして落とすのを見た事もあります。2階の屋根から車に飛び降りて、ボンネットがへこんだという話もあります。軽井沢の高級別荘に入り込んだら、どんな高額な物を壊すのかなんて、あまり想像したくもありません。

 写真の被害はどちらも2〜30本のささやかなものですが、このような被害は逸失利益で算定するのでしょうか? 、作物が将来収穫されたときの金額に、被害に遭うまでの手間賃を足した場合と、単に苗や種芋の購入価格との間にはかなりの開きがありそうです。置いてあったミカンを盗られた場合の被害者感覚は後者に近いでしょうが、家庭菜園や農業被害の被害者感覚は前者の方に近いと思われます。
[PR]

by k-saru-net | 2010-06-17 21:10 | メッセージ


<< ニセアカシアの花と死んだコザル...      野生動物の交通事故  2010... >>