2005年 07月 17日
梅雨が明けそうです。夏場のサルたちはどんな過ごし方をしているのでしょう。 日陰の多い軽井沢、サルたちには過ごしやすい場所のように思われます。 観察も木陰でゆっくり、おもしろい発見を期待しながら続けています。 記録8 7月15日(金) 晴れ 28度 6:00・・・セキレイ橋のそばにある、星のや事務所あたりから、野鳥の森方面に 向かって上がって行くのを確認する。T・S 9:20・・・野鳥の森手前の藪の中から道路を横切るサルたち、あるいは別荘地の庭 で遊ぶコザルたちを見かける。(監視隊の人たちに出会う) UさんとS.M.1、S.M.2、3人で観察 11:00・・鶴溜の別荘地を通過し、高圧線(頂上)付近に向かう。 12:00・・鶴溜頂上付近の斜面や別荘の庭でくつろぐサルや、遊ぶコドモを見かけ る。 14:30・・母子ザル(先頭)たちが移動しはじめる。頂上から南斜面を下る。 15:00・・先頭に続いて、少しずつ、母子ザルが列をなして歩いて行く。 観察終了 17:00・・一本松バス停西300メートル付近まで移動する。(監視事務所によ る) ● 午前中(めざめてから昼の休憩場所まで)約2キロを7〜8時間かけて移動。ゆっく りのペースだ。11時頃、さほど、桑の実などに執着せず、とりとめもなく別荘地 の庭で走ったり、じゃれたりと、遊ぶコザルが10頭ほどいた。1歳から5・6歳 ぐらいまで。 長い時間、あまり動かず、餌場で充分空腹を満たしていたのかもしれない。 ● 昼、高圧線頂上付近の林の中や別荘の庭にサルたちはくつろいでいた。 ベランダでコドモはあいかわらず、走り回って遊んでいる。その中に親から離れて アカンボウも混じって遊ぶ姿が見られた。しっかり走っている。 ●桑の木に登って桑の実を食べている母子ザルがいた。アカンボウも自分で桑の実をつ まんで食べているが1分間に4・5粒、オトナは1分間に30粒ぐらい口に入れてい た。 1センチ弱の小さな実を何個食べれば満腹になるのだろう。 桑の実はもう80パーセント近く、黒く熟している。食べきれないほどの量だ。 桑の実に飽きたのか、地面に降りて、草(名前?)を食べている個体もあった。 ● オトナのメス数頭、顔とお尻が異常に赤いのがいた。理由があって赤くなるのか? ● 昨日から来ているという別荘の人たちがあちこちで顔をだす。サルの通り道になって いる自宅付近に目をやりながら、「かわいくて」と言う人もあり、「間引かなくて は」という人もある。別荘人宛に作ったチラシを配る。(下記参照) ● 頂上付近で2時間ほど休憩をとると、2・3頭の母子ザルがゆっくり移動をはじめ る。それに続いてやはり、母子ザルたちは反応が早い。後続はコドモたち、はなれな がらついていくのはオトナのオス。 ● 午後の15時頃から17時頃の2時間ほどで約3キロを休まず降りた場所は一本松バ ス停西300メートル。 ● 群れにとっては通いなれた同じコース、監視の人たちは先回りして待っている。
by k-saru-net
| 2005-07-17 22:09
| サル追いノート
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広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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