2005年 05月 07日
1匹の小猿が死にました。(写真貼付) 前日の夕方、ひっきりなしに車が走っている離山線の見通しの悪いカーブで、サルの群が無理に渡ろうとする所にいました。非常に危険な状況で、道の端に立ってパチンコで、渡ろうとするのを何とか阻止しようとしました。観光客の車は道を渡る群を見ても減速するでもなく、一人では群の動きを止め切れません。 小猿がはねられた所を見たわけではなく、翌日の死体が硬直していなかったことから、夕方はねられて翌朝死んだと考えるのが一番あたっていそうです。そのサルは「観光地軽井沢」の犠牲になったという点では、射殺されたサル達となんらかわることがないと思います。死なせずにすんだ可能性も、何等かわる事はありません。 畑が始まっていますが、被害は収穫の頃に出るわけではありません。すでに苗が植えられ、その中でもサルはネギが好きです。昨日、群が通過した離山集落にもネギの苗が植えられていました。監視隊は8時過ぎから5時までしかいません。昨夕、離山では地元の人が3人追い払いに出ていて、加勢してきました。それが効いたのでしょうが、群はそこには泊まらず、今朝もいませんでした。ネギは無事でした。 4月の末からほぼ毎日、数人で追い払いを試してきましたが、夕方は群れの意志がはっきりしていて、追い散らすことはできても好みの方向にコントロールするのはなかなか困難でした。早朝、木から降りてきたばかりの時間帯では、移動させることが比較的可能でした。場所によっては、長距離のコントロールも可能です。早朝の動き始めがよいということでは、ピッキオのHさんも同じ意見です。
by k-saru-net
| 2005-05-07 21:18
| サル追いノート
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広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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