2005年 05月 30日
昨夕(5/29)三井の森から、湯川近くのよく使う泊まり場方向に南下する群れを、地元の人を含む3人で阻止し、Yさんも加わって1時間あまり押し戻し。最終的には道路を渡られてしまいましたが、日が暮れて群れは人家の多い方にはたどり着かず、今朝確認すると、攻防を繰り返した道路のすぐ下付近に寝ていました。 5時半前から西の湯川方向に直接行こうとする先頭の10頭ほどを、何回も回り込んで押し戻し、6時頃から群れの先頭は北上し、セキレイ橋に向かう。橋を中心に3人で東の山側に追い上げるが、群れはその北側の尾根を越えて、湯川に下ろうとする。 尾根の西側に回り込んで崖を下ろうとする群れにパチンコで押し戻していたら、崖の上で突然「ガフガフガガ バフブフ」と腹に響くような低音の鳴き声で、姿は見えな かったがイノシシの登場。サルはキキーと鳴き交わし木に登ったり、四方に散ったりで群れは散り散り。 その間、1人は湯川の西岸で、渡ってきた何頭かを押し戻し。1〜2頭ですり抜けて渡っても、後が続かないと勝手に戻ることもあるようです。先日、群れの移動に関して、ピッキオのHさんが言っていた「どうも多数決で動いているようなところもある」という感じも解ります。 7時には、湯川近くにいなくなったところで、今朝の「湯川を巡る攻防」を終了。とりあえず、朝一番に湯川の西に行こうとする群れを阻止出来ましたが、午前中にまた 渡るかもしれません。帰りがけに蕨尾橋から三井の森に上がる道を見たところ、大きなヘアピンカーブのあたりに何頭かいました。3人だけでしたので、汗ぐっしょりで走り廻りましたが、もう数人いればさらに山側へ押して、湯川西岸行きを完全に断念させられるかもしれません。 数頭が川岸に着いても、そこで躊躇するようで、横に回り込むと元に戻るのを何度も見ました。まだ一度だけの試験ですが、川に向けて追わないように注意すれば、湯川で防衛する事は可能と思われます。今回は始めのうち群れの東側で1人、動きを監視しましたが、湯川の西側から双眼鏡で監視しながら、追い上げの位置を指示した方がいいかもしれません。
by k-saru-net
| 2005-05-30 17:29
| サル追いノート
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広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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