2005年 06月 01日
昨夜(5/31)の泊まり場は我が家から近い上の原でした、夕方にこのあたりを通過していきました。もみの木など樹木の多いところをつたわって移動しましたので、近所では大騒ぎにもならずに済みそうだったのですが、キッチンで仕事をしていましたら、S.M.1が鍵を閉めずに出たので、大きなオスザルがどうどうと、重い扉を開けて入ってきました。わたしと目を合わせても、驚く様子も なく、相手がひるむことを想定して、様子をうかがう大胆さです。わたしはできるだけ大声を張り上げ、相手に余裕を与えずに迫っていきましたら、逃げていきました。 すぐに外に出て追いかけますと、小窓の開いているサッシを空けているところでした。 勢いに圧倒されて逃げ出したサルは近所の家々に入りこみました。 今回は何もとられなかったようでしたが、近所の各家に入り込もうとねらっているのは明らかで、なかなか、ほかのサルたちと同じ行動をとりません。 群れに近いところにいるのですが、どうもほかのサルたちと違うようです。たちの悪いハナレザルのような存在です。この群れにとりあえず入ったが人家に入って盗みをはたらく悪い癖はぬけていないといったところでしょうか。 今朝、かなりの時間をかけて、湯川の向こう側へ追い上げている途中、又又、昨夕のサルに出会いました。ほかのサルたちはほとんど追われて逃げているのに、このサルは人家に入りこんで、とうとう、夏みかんを盗み出したようで、屋根の上でどうどうと皮を剥いて食べていました。屋根の家の人に聞きましたら、うちのみかんではないということ。 このたちの悪いサルはほかのサルにも影響を及ぼし、時には相棒と二匹でということもあるのでしょう。これからのサル追い時、要注意ザルとして、マークしていかなければと思いました。 特徴は、比較的大きいオス、このぐらいの大きさはなかなか見られず、しかも1匹だけの行動なのでわかりやすいかと思います。痛い思いをさせて、人家にはいることを嫌がるような学習法はないものかと考え中です。
by k-saru-net
| 2005-06-01 19:20
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広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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