2005年 06月 09日
朝、三笠パーク上部から鶴溜方向へ移動を始める前に阻止線を張る(4〜5人で何とかできそう)のが、中軽方向へ行かせないために有効かもしれない。移動方向が決まってからでは、なかなか頑固である。7日の夕方、長倉神社の北西、三井の森の南端斜面に達した群れは、湯川に近い会社寮のモミ林で泊まる. 8日は5:00に泊まり場へ行くと、曇っていたためかまだ起きていない。南側(湯川 側)から3人でコの字に囲んで、まだ寝ぼけている群れを山側に追い上げる。かなり スムースに道路の北側に移動するが、石山の東側の住宅屋根や背後の藤の木に残る10 頭あまりをパチンコで追う。家庭菜園のネギに少しの被害。 8日夕方、長倉神社北端付近の畑を荒らしている所を、住民1人と追い払い。山側に 追うが、移動方向ははっきりしない。役場のYさんが、通報を受けて自宅から見回 りに来る。 9日 5:00。 いつもの泊まり場よりは山側にいる群れを、道路北側の三井の森に追い上げる。このときはまだ起き抜けのためか、素直に移動する。1時間ちかく経って、三井の森の三叉路東側斜面に集まった群れは一気にセキレイ橋方向に下ろうとする。河原の東側に3人が間隔をあけて並んで、パチンコで押し戻し、30分ほどで再度、三叉路の上に追い上げる。 さらに30分ほど後、再び群れが下り始めて、セキレイ橋下から押し戻すが、群れは我々 がいなくなるのを待っている様子。3人いれば、何とか阻止はできそうだが、その後、 群れの移動方向をさらに山の方へと追い上げるには人数が足りない感じです。パチン コで阻止していると、群れの先頭は高い木に登って様子を見ていますが、産まれたば かりの赤ん坊をつれた母猿達は地面を歩いている事が多いので、その一群をコントロー ルするといいのかもしれません。 7:30で時間切れ。たぶん我々がいなくなった後、湯川を渡ると思われます。いつも のことですが、時間と人数が足りないことを痛感します。「これで?いいん会」の方々 は、「湯川防衛ライン」案に賛同されていましたが、群れが実際に湯川を渡ろうとす る位置にいる時、現地においでになりません。現場で観察し、実際に阻止試験を実践 し、有効な方法を考えなければ、「湯川防衛ライン」案は単なる「絵に描いた餅」に すぎません。役場では、「これで?いいん会」のサル追いのために「腕章」を発注し たそうです。実践をしないのであれば、税金の無駄遣いをさせたことになりませんか? 「これで?いいん会」はこれでいいんでしょうか?
by k-saru-net
| 2005-06-09 10:27
| サル追いノート
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広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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