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2005年 06月 10日
サル追いノート 6月10日  サル追い報告 記録6  S.M.2
今日は朝から汗びっしょりかきました。やせはしませんが体力はかなりつきそうです。 走ったり、くぐったり、見上げたり、下ったり、登ったりと、いい運動になっています。
最近は、おなかが「ぐうっ」と鳴ることが多くなりました.胃袋も元気みたいです。
これもサル追いのおかげだと思っています。

記録6

      6月10日(金) 晴れのち雨
5:30・・・上の原、T薬品保養所付近のモミの木で、まだ寝ている個体もいるが、
       コザル、母子ザルが少しずつ動きだす。
6:00・・・西方向、プリンス通りを超えたり、戻ったりを繰り返していたが、通り       
       に沿って進ませる。千ガ滝方面へ移動していく群れをできるだけ、湯川
       防衛ラインの向こう側(東)へ追い上げようと試みる。
6:50・・・プリンス通りと外周道路の交差点で防衛し、千ケ滝別荘地へ行か
       せないようにパチンコで追う。
7:00・・・交差点手前で、群れはストップし、動かなくなった。
                        T.M.・S.M.1・S.M.2
10:00・・群れは千ガ滝のひぐらしの里バス停、坂下付近にいた。
       ここからS.M.二人が追う。
       監視隊員1名がBB銃と爆竹使用、又、私たちが居宅侵入の悪いサル1
       頭をマークし、石を投げつけたりしているので、群れが動揺し、午前
       中、分散状態になったが、
      昼近くになると、一方向へ向かう群れを確認。
11:30・・あやめが原バス停、北500m付近が休憩場所。
12:35・・町役場、経済観光課農林係の方二人が車を止め、「別荘のYさんからサ
       ルの追い払い要請があった」ということを話してくださったので、私た
       ちもついていくことにした。
       笑顔で迎えた老夫婦は「ごくろうさま、音を立てても逃げない。2・30
       分前に通過して行った。」と話す。
       役場の方たちは、爆竹を鳴らし、完全にサルたちを谷へ追い払い、爆竹   
       の使い方などを教えていた。
       私たちは物置の戸が開けっ放しになっていたので、「戸締りに注意する 
       ように。鍵をかけないと入ってきますよ」と話すと、別荘にたまにしか 
       来ないらしく、驚いていた。
13:00・・雨が降り始めサル追い中止。

19:00・・横道下とあやめが原の中間点が泊まり場となる。  T.M. S.M.1

● 『ワルオ』と共通名で呼び合い情報を共有している。
  ワルオの人相や体型を写真に撮る。
   顔は長く、はっきりしている。口の突起が目立つ。
   力強い歩き方と走り方。
   毛色、グレー。
   手足が大きい。
   歩くとき尻尾をぴんと立てる。
   人の顔色や動向をうかがう。      (S.M.1観)

今日のワルオはずっと群れの中で共に移動し、特に目立った行動はないが、時々、他の個体を威嚇していた。
すでに、前回の記録にあるように、集落に近づくと単独で居宅進入を繰り返し、食べ物を捕る。母子ザルやコザルを威嚇する、追いかけるなどの群れを乱す行為が多く見られる。この個体をマークし、徹底的に人間に対する恐怖心を植え付けようと追いかけている。
今回も見つけ次第何度も石を放るなどして追う。すぐに、別荘の屋根に逃げるのがお定まりのコース。悪知恵が働く。
こうして緊張をくりかえし与えることによって、このワルオの今後の行動がどう変化していくか、さらに追及していきたい。

● 定住者の60代の女性   BB銃を持ち追い払いをしていた。
「悪いサルが来ていますから注意してください」と言うと、
「サルが来るたび、追い払いしなけりゃいけないなんて、いやになる。
どうにかしてほしいわ。網戸はやぶられて入られるし、全く!!」

● 保養所の50代の女性 管理人 BB銃を持ち追い払いをしていた。
「ウバゆりは食べられるし、ゆりの花なんかここ何年もみたことないわ。
駆除したっていうけど、コドモが産まれれば同じでしょ。友達がかわいいなんて言うけど、とんでもない。」
「山へ追い上げようとしているのです。」と話すと
「どこの山?」と問う。
「三笠から、小瀬、国有林の方です。」
「ああ、小瀬、知っている。」
「サルが来たらバンバン追い払ってくださいね。」
「はい、わかりました。ごくろうさま。」        (以上) 


by k-saru-net | 2005-06-10 09:28 | サル追いノート


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