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2010年 06月 07日
野生動物の交通事故  2010年6月7日
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  昨日、国道18号の西部小東でニホンジカが車にはねられて死んでいたようです。話を聞いて私が行った時には、既に死体は片付けられていて、道路上に血痕だけが残っていました。(上の写真は6月4日早朝、上田・佐久地方から諏訪地方にぬける和田峠北の国道での事故写真です)。甲信地方では、ニホンジカが爆発的といえるほどの増え方で、農林業被害の他にもこのような交通事故が多発しています。信州の東端にある軽井沢も例外ではなく、21年度は町内で19頭のシカが事故死しています。写真の現場は、周辺に小規模の集落があるとはいえ、環境としては山地であり、シカが道に飛び出してきても不思議ではないのですが、軽井沢町の方は小学校の目の前で周囲に林や畑はありますが、どちらかと言えば市街地と言うべき環境です。

 ニホンジカの事故はほとんどが夜間におきますので、車はなかなかよけきれないようです。イノシシ(町内のイノシシ事故死は21年度8頭)やシカのような大型動物では、よほど頑丈なトラックでもないかぎりは、車の損傷も大きく、人身事故につながる可能性もあります。夜間の国道では県外車が多いため、大きな問題にはなっていないかもしれませんが、車が壊れたというボヤキは町内の人々からも聞かれます。朝になってから国道を横断することが多いニホンザルの群れでは、児童の登校時間帯の事故には特に注意が必要になっています。

 本来、生きている野生動物は法律上「無主物」(誰の所有でもない)という扱いのようですが、近年野生動物被害の増加にともない、行政が「保護管理計画」を定め、税金を投入して保護と管理をすすめています。絶滅が心配される動物の保護と同時に、増えすぎて生態系全体のバランスを壊したり、人間の生活を壊す可能性のある動物の個体数管理や生息域・生息環境管理は不可欠です。

 無主物であれば事故の責任は当事者にあるという事でしょうが、行政が予算と権限を持って管理する事になると、被害に対する責任問題が起きる可能性があります。例えば、絶滅の心配があるツキノワグマの場合、集落や農地に出てきたものを捕まえて、人間の恐さをいろいろと教えて山奥で放すという「学習放獣」が行われます。現状では対策の一つとして重要な方法ですが、同じクマが再度被害を起こす事も実際にあります。とりわけそれが人身被害であれば、微妙な問題に発展する可能性もあるでしょう。

 地域全体の問題として、現状の客観的な把握、対策の検討と合意が必要になりますが、とかく野生動物問題に関しては、行政側の情報公開への消極性、「可哀想な動物」という愛護論、「殺してしまえ」という被害者感情、「山に餌を増やそう」という大雑把な運動などが交錯し、まだまだ試行錯誤の状態です。軽井沢町は、近隣市町村に較べるとひじょうに多い額の税金を、野生動物対策につぎ込んでいます。その事自体は評価すべきですが、その効果の検証や地域住民を含む対策の検討や合意については、まったく不十分と言わざるを得ません。
        (シカ、イノシシの町内事故死数は役場の集計から引用しました)
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by k-saru-net | 2010-06-07 21:19 | メッセージ
2010年 06月 06日
新幹線の横断  2010年6月1日
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             写真をクリックしますと拡大画像が見られます
軽井沢町の中央部にある中軽井沢駅から東部の軽井沢駅間で、群れはたびたび東西に並行する国道18号、しなの鉄道、長野新幹線を越えて南に渡ります。その度に北へ押し戻していますので、南側に定着する事はありませんが、役場のサル対策員が来る前の早朝に渡るため、一人で対応する事も多く、気の抜けない状態です。

 群れのほとんどは歩道橋や陸橋を利用しますが、新幹線の線路内にはいる事も頻繁にあります。写真右は南側から新幹線のフェンスに上がって様子を見ているサル。左は線路内を渡って北側を並行するしなの鉄道の線路に下りるところです。この後は、国道を渡って北にある軽井沢警察署にはいりました。人間ならばそこで「列車往来妨害罪」か何かで御用になるところです。

 新幹線のフェンスはかなり高く、さらにその上には外側に傾けた支柱にバラ線が張ってあり、鳥以外の野生動物の侵入は難しそうですが、サルは簡単に越えていきます。赤ん坊を背負ったメスザルでも越えて行きます。バラ線にかえて電気ショックを与える通電線を使用すれば線路内への立ち入りは防げそうです。
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by k-saru-net | 2010-06-06 05:13 | メッセージ
2010年 05月 03日
夜の軽井沢病院で

 この冬以降、軽井沢町の行政の中心地で、役場、病院、中央公民館、福祉センター(サル追い隊の拠点)等が集まる中軽井沢東地区に滞留することが多くなりました。週1回3日程、東か西へ2~3km 回遊しますが、サルの遊動域の中心が町の中心と重なっています。ちょうど、プロ野球のホームとアウェーのようなパターンで、町の中心地を本拠地にして、別荘地に出かけて行く群れのスケジュールが出来上がっています。

 4月中はまだ畑や家庭菜園が本格的に始まっていませんので、大きな被害は出ていませんが、あちらこちらでチューリップが抜かれました。連休前の軽井沢はまだ氷点下になる日もあって、窓を開けていることが少なく、人家侵入被害も目立ちません。下の写真は4月28日、役場に隣接する軽井沢病院の非常階段から2~3階のベランダに上がるサルです。
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 これ以前もなんどか病院のベランダに泊りましたが、今回は10頭ほどと数も多く、サル追い隊が引き上げてから1時間半以上、周囲が真っ暗になっても騒いでいました。正面玄関にもたむろしていて、油断すると内部に侵入される可能性もあります。「病院内を走り回るサルの群れ」なんて想像もしたくありません。写真の場所の横には職員の出入り口があり、勤務あけの職員が次々と出てきますが、誰もサルを追い払おうとはしません。私の他に近所の住民が一人追い払いをしていましたが、非常階段からベランダに上がるわけにもいかず、手に負えない状態でした。中央公民館や役場の職員駐車場周辺でも、住民が何人かで追い払いをしている横を、出勤や帰宅の役場職員がぞろぞろ歩いている光景をよく見ます。その中の2〜30人が立ち止まって大声を出すだけでも、サルは逃げて行くのではないかと思いますが、見向きもせずに通り過ぎて行きます。

 役場のサル追い隊は、サルが寝る30分〜1時間前に帰ってしまい、その後は暴れ放題の状態になります。役場では常々「住民の協力」が必要と言っていますが、必要な事は「住民に協力」ではないかと思っています。住民が何人も出てきて追い払いをしている最中に、時間だからとサル追い隊が帰ってしまうのは、不信感を抱かせます。役場にはBB弾銃の備蓄があっても、現場で追い払いをしている住民にその場で貸す事はありません。

 この時期は朝の行動開始がまだあまり早くはありませんが、畑や家庭菜園が本格化する季節になると5時前から活動を始めて、サル追い隊が到着する7時前まで2時間ほどは、住民だけで追い払う事になります。「住民を指導する」という態度ではなく、住民に寄り添い、住民が必要とすることをサポートするというスタンスが望まれます。啓発・指導すべきは、まずはじめに役場の職員ではないでしょうか。
 
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by k-saru-net | 2010-05-03 07:36 | メッセージ
2009年 06月 28日
ハナレザルにどう対処するか?
 さて、前回久しぶりに書いた記事を読み返してみましたら、3回も「容易な事ではありません」が出てきました。たしかに、ハナレザルをどうすれば良いかという問題は簡単に答えが見つかるとは思えませんが、しかしこのままでは、愚痴を書いただけに終わってしまいますので、続編を書いてみます。

 一カ所に定着している個体は檻で捕獲できる事もありますが、広い範囲を動き回る場合はよほど運が良いか、エサのない季節でもないと檻に入りません。被害の少ない山間部に追い立てたとしても、追い立てをやめればすぐに戻ってくるでしょう。発信器のついていない単独あるいは少数の集団を適格な方向へ追い立てること自体、困難な作業です。

 捕獲も追い立ても困難だとすると、出発点に戻って、ハナレザルが来ないようにするしかなさそうです。リスクを冒してまで、人目に触れる場所にサルがやってくるのは、利益がある、いい思いができるからでしょう。けっして、人間に追いかけられるのが好きでやってくるわけは・・・・・ここでちょっと待てよ、ですが、群れの中の若ザルの一部は、鬼ごっこやかくれんぼを楽しんでいるのではないかと感じる事がよくあります。わざとギリギリまで逃げず、逃げる距離も短く、逃げた先で尻の横を掻いてみせる。ほかの仲間が一目散に逃げて行くのに、数頭が大木の陰に隠れて、見つかるまでじっとしている。どうもサルに遊ばれているような事があります。サルとカラスは遊ぶといいますが、人間の2歳程度の知能だとすれば、この程度の遊びを楽しんでいるかもしれません。

 横道にそれましたが、サルがやってこないようにするには、来てもいい思いができないのに恐い目に遭う、という状態にすることですね。メスザルは群れの中にいますから、ハナレザルは恐い思いを振り切ってメスのもとに通ってくる訳ではありません。やはり、色気ではなく食い気ですよね。このブログの左側にずらっと参考図書を列記しましたが、その一番下「これならできる 獣害対策」(井上雅央著)には、サルが食べると「人が怒るエサ」と「食べても怒らないエサ」があるという、素朴ですが重要な問題が提起されています。

今の時期で言うなら、畑のジャガイモやネギは食べると人が怒るエサ、畑の横のサクラやクワの実は人が怒らないエサという事になります。今朝も、目の前の畑のネギとジャガイモには目もくれずに、クワの実を食べていました。しかし、そこでクワの実を黙って食べさせることは、そこにサルを餌付けした事になります。その場所は安全に食べられるから、ぐるっと回って何日か後にまたやってきます。その時に、大好きなクワの実が終わっていれば、ナスでもキュウリでも、手当り次第に食べて行くことになるわけです。

 サルが群れでくるエリアでは、畑や家庭菜園を柵で囲う事も、エサになるものを極力減らすことも、チューリップをやめてスイセンにする事も、やれる事は何でも・・・・・と努力する事はいいのですが、サクラもヤマボウシもイチイもグミもモミジもクリもハルニレもミズキもモモも・・・みんな切ってしまえとはとても言えません。まして、たまにハナレザルがやってくる程度のところでは、なおのこと言えません。

 とすれば、恐い思いをさせる方に力を入れるしかなさそうです。先日の古宿からの追い出しでは、3kmほど東で群れ本体を追っていたところへ、国道を通って現場に来た人が、来る途中でサルを見たと教えてくれました。10分ほどしてそこへ行くと、教えられた場所の国道の反対側80mで何人かの住民が騒いでいました。その人たちが指差す先では、また数人の人が騒いだり棒を振り回しています。2頭のサルはそこから50m先で旧中山道を西へ逃げて行きます。そちらには誰も出ていないので、怒鳴り声・ホイッスル・爆竹で騒々しく追うと、また何人か出てきました。最後は、集落のはずれから一人で追ったのですが、被害は少なかったようです。

 ハナレザルの追い払いがうまく行く一番の近道は、その場所の住民が大勢出て、騒いで追い回す事につきるようです。井上さんの本の後半で強調されている事は、対策の順序「みんなで勉強、守れる畑、囲って追って、ダメなら捕獲」  日頃から集落ごとに勉強して、エサを食われにくい集落作り、サルがやってきたら見つけた人が騒いで、みんなで追い出す。役場に電話しても、役場から現場のサル追い隊員に電話が行き、ハナレザルの所につくまでには、救急車ではないので20分ぐらいかかります。その頃には、既に畑は荒らされ、サル追い隊員にむかってブツブツ不平をいう住民だけが残っていて、サルはどこかへ行ってしまっているのが現状です。

 追記: 5年ほど前から、周囲の関係者に井上雅央さんの本をお勧めしてきました。ブログの左側に列記した本は、サル問題を考える上で、どれもたいへん参考になりましたが、現場でサルを追い、住民とさあこれからどうしようかと話し合うときには、なんと言っても井上さんの本です。それで、みんなに「いのうえまさお、イノウエマサオ・・・」とお勧めしてきたのですが、一昨日サル追い隊員の一人から「最後まで読んだら、名前の読み方が違うみたい」と指摘されました。末尾の経歴欄には「いのうえまさてる」となっています。思い込みというのは、恐ろしいものです。井上さん、ごめんなさい。         (文責 寺山光廣)
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by k-saru-net | 2009-06-28 14:15 | メッセージ
2009年 06月 26日
追分/古宿間を荒らす2頭のハナレザル
 ひと月ほど前から、国道18号線の追分から借宿間と、国道から2kmほど北の浅間山麓を徘徊する2頭のハナレザルの目撃情報が寄せられてきました。中には、数件の人家侵入被害や、威嚇を受けたという話も多くありました。

 情報が寄せられるたびに、役場のサル追い隊員が出かけて行きますが、発信器のついた群れと違い、発見するのも容易ではありません。寄せられた情報は、大小2頭のサルということで、「親子のサルがいる」という電話が多いようです。今朝(6/26. 07:35)古宿公民館付近で追った2頭は中型のおとなオスと4才程度の若ザルで、畑のものを狙っていたというより、熟し始めているクワの実を食べ歩いている様子でした。国道北の山地の方に追いたかったのですが、通勤時間帯で国道が混んでいた事もあり、国道南を西へ移動し、碓氷バイパス合流点付近で見失いました。

 一般の方から寄せられるハナレザルの情報には、「子供連れ」「親子」という表現が多々あります。ハナレザルは単独〜数頭のオスで、メスを含む場合は群れの分裂と考えるのが一般的です。軽井沢の群れは2年前の無謀な捕獲以来、群れの構造が不安定になり、いつ分裂してもおかしくない状態が続いているため、メスや赤ん坊が含まれる情報には敏感にならざるをえません。情報を寄せていただいた方には、小さい方のサルが「抱かれていたか? 背中に乗っていたか? ネコより大きいか小さいか?」など、確認するのが良さそうです。

 ハナレザルを見つけて、さてどうするか? というのがまた容易な事ではありません。今朝は住民も4~5人出ていて、畑の点在する地区からは追い出したのですが、その先数百メートルには次の畑作地帯があり、問題の解決にはなりません。市街地で八百屋などに執着するハナレザルには檻による捕獲が有効で、今年の春には旧軽井沢の真ん中で1頭が役場により捕獲されています。しかし、この2頭のように、3km四方を毎日移動しているようなハナレザルの後を追いかけても、檻を仕掛けて捕獲できる可能性はかなり低いといわざるをえません。

 発見されるのは人家の多い場所ですから、銃器の使用は難しく、発信器のついていない少数のサルを銃が使える山中まで追い立てるのも、山中に別荘の多い軽井沢では容易な事ではありません。数の多い集団が一時的に群れから分派した場合は、群れの方へ追い立てて合流させるようにしてきましたが、今回のように長期間固定した加害性の高いハナレザルを群れに入れるのは、群れ全体の加害性を高めかねません。麻酔銃の使用や、大勢で囲んで捕獲する・・・・・等、何らかのマニュアルを考える必要があります。       (文責 寺山光廣)
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by k-saru-net | 2009-06-26 11:19 | メッセージ
2009年 06月 08日
再開のおしらせ

最後に書いたのが2006年7月ですから、もうすぐ丸3年のご無沙汰になります。
その間、バナナを食いながら三年寝太郎を決め込んでいたという訳ではないのですが、軽井沢のサル社会にもいろいろな変動がありまして・・・・毎年のように総理大臣が代わったどこぞの国ほどではありませんが・・・・変化の速さに報告が追いつかない、と言うのでもありません。早い話がブログをさぼっていただけです・・・で、とりあえず再開します。   文責 寺山光廣
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by k-saru-net | 2009-06-08 21:40 | メッセージ
2006年 04月 29日
06.4/18 旧軽住民によるサル群追い上げの成功例   報告 T.M.

前日17日、六本辻東から群れを追い、予定の方向とは45度ずれながらも、700mあまり東の山へ群れを追い上げる事が出来たのに引き続いて、今朝18日早朝は、意図した方向へ群れをコントロールしながら、離山中腹まで約800mの追い上げに成功しました。簡単に経過を報告します。
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5時頃から2名で群れの位置確認。3頭とも信号音はA点周囲で強く、離山線沿いの北側に子供を含む十数頭は目視出来るのだが、数が少ない。さらに北側の別荘地を見たいのだが、A点北には1軒、サル追いに立ち入ることを猛烈に拒否する家があるため、周囲をぐるぐる回る

5:50,A点のグループが西南方向に移動を始めて軽井沢高校グラウンドに入ると同時に、B点にいたと思われる大きなグループが東から高校内に侵入を始め、急いで高校南側の国道18号へ廻る。その時点で、旧軽井沢住民グループ3名が加わり、高校正門付近で国道の両側に出ていたサルの一団を北へ追い返す。追い払いの5名は、3人が西側を巻いて離山地区に侵入されないよう牽制し、2名が直接群れを北へ追う。西側はマンションに入っていないことを確認、離山線からグラウンドにはいり、高校内に残る20頭ほどを離山線北へ追い上げ。

西への移動を強く牽制しながら、5人がほぼUの字になりながらまっすぐ北へ追い上げ、D点南西で道路を越えて離山斜面に上がって行くのを確認。群れは大きく2グループに分かれ、西よりのグループは約30頭、東よりのグループは約50頭で山腹を上り、D点で合流したものと思われる。群れがほぼ上に上がったのが6:45,4〜5頭の逃げ遅れを追い上げたのが7時頃。1時間の攻防でした。

[ 総括 ]
* 高校から国道へ向かった動きは、高校西の歩道橋を渡って線路の南を狙ったものと思
われるが、発見が早く機先を制する事が出来た。
* 5人のチームワークが良く、U字型の包囲が崩れなかった。
* 追い上げを始めると、サルの動きに合わせて動かなければならないので、トランシー
バーや携帯で連絡しあう余裕がない。大声で吠えながら追うことで、お互いの位置関
係が判り、包囲陣を崩さずに追えた。
* 前日までついてまわっていたテレビ取材陣がいなくなり動きやすくなった。テレビカ
メラはサルを正面から撮りたがるので、群れの前面に出ることが多く、邪魔である。
追い払い部隊の横か後ろについてきてくれる人以外は取材拒否も考えた方が良さそ
う。
* 旧軽商店街では大勢でしらみつぶし作戦もあるだろうが、別荘地での追い上げは多く
ても5〜6人の方がやりやすい。
* 毎日違うメンバーだから、成功例・失敗例をきちんと解析し、他のメンバーにも伝え
ていく事で、グループ全体の追い上げ技術をレベルアップ出来る。

[ 4/16旧軽井沢商店街 4/17追い上げ の報告  ]
順番が逆になりますが、16日早朝、旧軽井沢ロータリーの南300mで起きた人家侵入被害の前後の経緯および翌日の住民による追い上げの報告をします。
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16日、6:00頃、群れの本隊はA点北100m付近の樹木や家の屋根上。10頭ほどがB点の八百屋店先の道路や周囲の商店に屋根に待機して、八百屋が開くのを待っている。開店には間があるので、A点の群れを東へ追えばBのグループも移動するのではないかと思い、Aの本隊を追い払いにかかるが、大きなホテルの屋上に上がってしまい移動しない。
八百屋開店の時間になり、テレビ取材陣が店先で被害が起きるのを待っているため、やむなく店の防衛にまわる。野菜を狙って来るサルをしばらく追い払って、8時頃A点の本隊を見に行くと、ホテルの南側で民家の屋根上でミカンを食べている複数のサルを見つける。玄関が開いている民家を見つけ、額縁などが散乱しているので、玄関に近づくと、気配に気づいた中型のサル3頭が飛び出してくる。玄関内に大声で声をかけ、しばらくして出てきた家人にサルの侵入を伝える。まだ、奥に残っているようなので、逃げ道を開けておいて、奥の居間に入ると小型のサルが2頭。被害が増えないよう静かに追い出すが、すれ違いざまに1頭を蹴り上げる。玄関脇の応接間にも小形の1頭が残っていて、ガラス戸を割られないように静かに追いだす。
被害は、ミカンの他、糞尿で汚された布団と玄関に飾ってあったいくつかの額縁。侵入される1時間前から爆竹や放送で注意を呼びかけていたにも関わらず玄関の施錠がして無かったようです。今回の被害者は初めてのことで、気の毒なことでしたが、度々侵入されている家もあり、被害者ではありますが、不注意でサルを誘引しているという自覚をもってもらうことも必要でしょう。家庭菜園の被害額は数百円〜数千円ですが、人家侵入の場合は布団や絨毯を汚され、ガラスを割られたりすると数万円〜数十万円の被害額になる事があります。また、赤ん坊が寝ている所に侵入されたりすると、被害金額では表せない大事にいたる可能性もあります。

その後群れはA点周辺で騒ぎ、昼頃にはロータリー付近を西へ渡ったということです。目撃していた人の話では、日曜で観光客が多く、サルの写真を撮っていたりして、サルは「人気者」になっていたらしい。ロータリーを渡るとき、周囲には監視隊の姿は無かったという事です。観光客との安易な接触を許していると重大な人身被害が起きるようになる可能性があります。観光客には説明し、追い払いを徹底する事が必要です。

夕方6時頃、群れがD点にいたとき、B点の八百屋周辺に3頭以上のサルが残っていて、野菜を狙っていました。群れ本隊との距離は1キロ近く。前の週にもロータリー周辺で店が開くのを待っていて動かない状態があり、この店がサルの誘因になっていることが明らかです。店の若い人にはそのことを説明し、対策を頼みました。さっそく、隣家との隙間からサルが出てこれないように工夫していましたが、さらにネットで左右と上を囲い、雨よけの庇を出して上から野菜が見えなくする、歩道にせり出して野菜を置かない等、被害を断固として防がないと、サルを呼び寄せて周囲に迷惑をかける存在になるでしょう。また、群れから離れてまでこの店を狙うサルがいる以上、夜明け前から店の前に2時間ほど、檻を仕掛ける事も考えられます。 

17日早朝、旧軽住民による追い払いが行われ、E点に泊まっていた群れを北へ追いました。テレビ取材陣もいて、総勢が10人を越えて集まり、群れの動きが速く捕捉仕切れない内に、雲場池東側を北上。旧軽方向へ行かせたくないので、北側にも人を配置し、さらにその時点でF点にも群れの一部がいたためか、群れは雲場池に北端にある橋を渡り西側へ移動。住民部隊が爆竹等で西の山へ追い上げて、7時半にはG点に達しました。雲場池に遮られてサルも人間も動きが難しい場所でしたが、市街地から山へ追うという目的は達成出来ました。
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by k-saru-net | 2006-04-29 21:37 | メッセージ
2006年 04月 11日
  06.4/10 早朝 南ヶ丘から追い上げ 報告  4.11. T.M. 
4月11日の朝日新聞に、前日の南ヶ丘からの群れの追い払いについて報道されましたが、詳しい報告と、私の記憶違いによる誤記の訂正を書き送ります。記事中に、サルが線路南に「今年に入ってから、群れごと入ったのは初めて・・・」とコメントしましたが、1月12日以来で2度目でした。

今年に入ってからの線路南への侵入は、本格的なものは4〜5回ですが、数頭程度の小規模なものを含めると10回になります。1月12日は群れ全体が警察署西の歩道橋南の日大寮周辺に侵入し、ほぼ300mの範囲に散開しているのを、今回と同様のやり方で北側へ追い返しました。今回に較べると、群れの広がりは小さく、日大寮周辺は川が無い平坦な地形で、道路のつながりも良く、追い返しやすい場所でした。3月21日には、約50頭が警察署西の歩道橋から侵入し、一部は800mほど進んで地図上のD点とB点中間まで達しましたが、マロン含むグループは警察署東の陸橋周辺に残っていました。今年に入っての侵入は、いずれの場合も一人で北側への追い戻しに成功しています。

[ 4月10日の侵入と追い返しの経過 ]

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朝6:35に国道18号を西から東へ群れの信号音を聞きながら車で走り、軽井沢高校東端で北へ左折、さらに離山線の角を左折し西へ。国道より離山線では信号音が弱まり、群れの位置はさらに南と判断し、C点北西200mで線路をくぐり南へまわりました。その時点ではC点にはサルはおらず、D点の歩道橋南端に数頭を発見。すぐに北へ追い返しましたが、信号音は付近で強く、線路沿いの道を東へ探し、6:45南のA点にまわったところで、子連れを含む10数頭を発見。D点方向へ追うが、その集団は西のB点へ移動する。B点には既に20頭ほどの集団が数軒の人家の周囲と大きな保養施設敷地に群がっていました。B点で北東の歩道橋方向へ追うが、一部は反対に川を渡って西へC点南の林へ逃げ込みました。

C点にまわと、線路の南の畑に20頭ほどの集団が地上で採食中。車を置いて、7時すぎにその集団の西側を追いながら南下。川を渡り、集団の南西に回り込み、集団をB点からさらに北東へ追う。D点の歩道橋南端に近づくにつれ、群れは散開するが、中心にいた子連れの集団をD点に追い、歩道橋を北へ渡らせる。20〜30頭の集団で、中には恐れの声と思われる鳴き声をあげるものもいる。さらにB点とD点の間に散らばる集団を再び南側から歩道橋へ追い上げ、北へ戻す。A点にも子連れの10数頭の集団がいて、北へ追うと順調に歩道橋を戻る。

この時点で、群れの大半は北へ戻ったと思われましたが、まだD点の周囲にぶらぶらしているものがいて、ぐるぐる回りながら追い戻す。最後に歩道橋南端の階段上部で、フェンスにのっていた大きなオスが、北へ戻ろうとする他の小振りのオス達を威嚇しているのを見つける。近づくとフェンスから身をのりだして向かってきたので、こちらも殴りかかる構えで向かっていく。目を睨み付けて向かっていくと、1m程の距離から南へ逃げ去る。この個体は北へ戻ったかどうか確認出来ませんでした。群れの他のオスに突っかかっていたところを見ると、群れに入り込めていない「群れに追随する群れ外オス」と思われます。

車に戻り、線路沿い、A点・B点周囲など、見える範囲にサルがいないことを確認し、8時過ぎ、線路の北側へ行く。歩道橋北端周囲にはすでにサルの姿はなく、軽井沢高校東を廻り離山線に出る。高校の西、大きなマンションの北側に達すると、道路上に、車にはねられたと思われる小猿を見つける。はねられた直後らしく、道路では出血は少なく、歩道へ移動した後、出血が続く。昨年春に生まれたメスと思われる。栄養状態は悪くなく、頭部の打撲が死因のようでした。近くにいた記者が気づかなかったところを見ると、ブレーキ音はなかったらしい。この直後に監視隊1名が現場に到着。道路南のホテル屋上に母ザルと他に数頭が見守っていましたが、子ザルを取り戻しには来られず、死体を回収し役場に運びました。

今回の追い返しでは、7時過ぎから取材の記者が同行した以外は、一人で実行。7時前に爆竹を2発使い、後は犬の吠え声をまねながら徒歩で追いました。パチンコはフェンスで入れない別荘の庭に数発、ロケット花火はD点付近で歩道橋へ追い上げるのに数発使用しました。私はBB弾銃を使いませんが、このような状況ではBB弾銃を使うと群れが散りすぎるように思われます。こちらの意志が伝わるように声を出しながら徒歩あるいは走って追う方がコントロールできるようです。

線路南には小規模の畑が数カ所あり、去年の経験ではトウモロコシの季節に歩道橋を渡らずに直接新幹線のフェンスを乗り越えて侵入したこともあります。今回はドングリを狙っていましたが、今のうちに南側への侵入を徹底的に阻止する態勢を作っておくことが必要です。今年に入って、少数が南側に泊まった可能性もあります。追い払いをすると、逃げながら大きな糞をしていく事が多いのですが、泊まっていた木の下には500円玉ぐらいの小さな糞がたくさん落ちています。歩道橋南端側のモミの木の下に小さな糞が多数落ちていたことがあります。発信器をつけていないサルは、夕方居所を確認しにくいのですが、群れが夕方、警察署から離山地区にかけての一帯にいるときは要注意です。

南側に一部が泊まって定着すれば群れの分裂につながりかねず、また南側への侵入は早朝に多く、入ってすぐなら追い返しも楽ですので、監視態勢の時間を長くする事を考えるべきです。日が短い冬の3ヶ月ほどを除き、監視隊1名は夜明けから、1名は日没までの2部制当番態勢した方がよさそうです。また、排除すべきエリアに入っていたり、近づいているときの追い払い動員態勢を、地域住民やボランティアを含めて用意する事が必要でしょう。
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by k-saru-net | 2006-04-11 19:10 | メッセージ
2006年 03月 22日
  06.3.15. 旧軽区民によるサル追い払い  報告 T. M. 

3月16日午後、約20名の旧軽井沢住民によるサルの群れに対する追い払いが自主的に行われました。現場でサルの位置情報を伝える等の形で協力した立場から、当日の様子と前日・翌日の群れの動きを報告をします。

旧軽井沢の方々が追い払いを実行するに到る背景には、前回の報告で書きましたように、この冬の間、軽井沢のニホンザル(K群)の遊動域が以前に比べると半分以下に狭まり、とりわけ旧軽井沢地区を遊動することが多くなっていたことがあると思われます。商業地域である旧軽地区にとって、春の観光シーズンを控えて、早い時期に対策が必要でした。

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[ 経過報告 ]   地図上の青い線は3/15、紫の線は3/16の群れの移動ルート。
3月14日夕方、A点から西300mあたりにいた群れが東、旧軽井沢ロータリー方向に移動していたため、出来れば旧軽中心部への侵入を止めたかったので、監視隊1名とともに二人で、A点西の道路で阻止しようとしました。泊まり場に向かう時間帯では、移動方向の転換はかなり困難なので、結果的には阻止線を突破されましたが、旧軽ロータリー付近には達することなく、A点周囲に泊まったようです。

15日7:00、住民1名と2人で、A点から群れを西へ追っていると、現場にきた旧軽の監視隊員から、午後1時から旧軽住民による追い払いが行われるとの情報がありました。計画では旧軽から東南へ三度山方向に追いたいということでした。前もって知らされていれば反対方向に追ったのですが、その時点ではすでに群れはB点(鹿島の森ホテル)に移動していました。

13:00,群れはB点から旧ゴルフ内に入り、西へ散開しながら少しずつ北上していて、当番の監視隊等とゴルフ場北側の別荘地に達するのを待っていましたが、群れはC点付近でゴルフ場職員に追われているようでした。その後、C点の東に出てくるかとも思い東へ回り込みましたが、1時過ぎに犬1頭をつれてゴルフ場内に入った旧軽の方々に追われて、群れはB点に逆戻りしていたようです。

B点でゴルフ場のネットにサルが1頭引っかかるというハプニングがあり、大勢の住民にモデルガンで追われた群れはG点方向へ逃げ、さらに追われてD点(一本松)で停滞します。3時頃、D点にはハナコ・マロンの両信号音が入りましたが、見る限りサルの頭数は少なく、西に反転するサルも見られ、追い払い部隊はG点に戻り、さらにB点に戻ると南西の斜面上にかなり散開しているようでした。F点南側から回り込んで追い払いをかけたところ、一部が東に下り川を渡ってF点三叉路の北東200mの別荘地に約20頭停滞しました。

5時前に住民による追い払いは終了しましたが、翌朝の動きから考えると群れの半分ほどはF点周辺に泊まったようです。D点方向に移動したハナコ・マロンを含むグループは3時以降、さらに東へ進み、旧軽銀座通り北端から大塚山南・旧軽テニスコートを経て、5時過ぎE点に達し泊まったようです。

翌16日7:00、E点に泊まったグループはいくらか西に移動し、先頭は旧軽銀座通り南端で商店の屋根で朝日を浴びながら静かに停滞していました。爆竹・ロケット花火で追い払いをかけたのですが、ほとんど動かず、小ザルだけが動き回っていました。

8:00、B点にまわると、三叉路西の道を南側から横断し、続々旧ゴルフ場内をかすめて北東へ向かうグループを見つけ、後を追いました。子連れの母ザルが多く、大きな声で鳴き交わしながらかなりの速度で移動していきます。(紫の線)その様子から、群れの残り半分を探していると思われたので、北東の一本松方向へ向かうグループの先に回り込み、G点で北側から爆竹とパチンコで押し、移動方向を旧軽ロータリーに向けました。その後はグループの後ろからロータリー西200まで押して、ロータリーにまわってみましたら、東にいたグループが気づいたらしく西へ移動を始め、ロータリー西の町営駐車場付近で2つのグループは合流したようでした。合流後は南へ移動。昼頃にはロータリー南西700mあたりの離山線両側に散開していました。


結果的には旧軽地区からの追い出しは出来なかったのですが、地域住民が自主的・組織的に追い払いを実施した意味は充分あったと思われます。押入にしまい込んでいたモデルガンを取りだし、群れに向かっていったこと。まずは自分たちで自分たちの地域から追い払うのが対策の第一歩であることはまちがいないでしょう。旧軽地区は三方を山に囲まれ、南(新軽井沢方向)と南西(離山地区)への移動をブロックしさえすれば、あとはともかく繁華街から追い出していけばいいという環境ですので、根気よくガンガン追い立てればいいでしょう。

夕方、泊まり場へ向かう時間帯になると群れの移動意志が強固に固まるようですので、繁華街から一定方向へ移動させたい時は早めに、出来れば朝一番に追い上げを始めるのが効果的と思われます。これからの季節、活動開始時刻が早まりますので、追い払い部隊も日の出頃から1〜2時間、出勤前・商店の開店前に追い払うのがよさそうです。早朝なら少人数でも効果的な追い払いが出来ることが多いので、たまに大勢でやるより、前日の泊まり場が地区内にあるときは毎朝追い払いをかけるとよいでしょう。

旧軽地区は独自に広報車を出して、地域住民に注意を呼びかけていますが、他の地区で追い払いを行う時は何らかの広報手段が必要でしょう。また、例えば離山地区であれば線路南への移動はブロックしなければかえって被害が広がるなど、地区によって作戦を立てる必要があります。事前に監視隊などとの打ち合わせと、追い払いメンバー内の意志統一が大切でしょう。
今回の試みが今後、地域住民による日常的な追い払いにつながっていく事を期待しています。
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by k-saru-net | 2006-03-22 23:21 | メッセージ
2005年 10月 17日
2005年 夏の農業被害について   2005.10.17.  T. M.
9月9日から一ヶ月あまりが経ってしまいました。その間、本業の忙しさやら車の故障
やらで、サルの報告がまとめられずに時間が過ぎてしまい、はやツタウルシの紅葉が
まっさかり、モミジも色づき始めています。

9月の中旬に入ると潮が引くように、畑の農作物被害が少なくなりました。9月いっぱ
いは、まだ畑にトウモロコシやカボチャが残っていましたが、それでも10日以降は農
作物に対する「欲望」が急に衰えていったような感じがします。 本格的に畑への侵入
が始まったのが8月1日ですから、ほぼ1ヶ月半の間、「人?が変わったような」執着
ぶりが、今は憑き物が落ちたようにおさまっています。クリなどの新しいエサへ興味
が移ったという感じではなく、体内に組み込まれたカレンダーに従って行動している
のでしょうか? あるいは、畑で得られるものと追い立てられる恐怖心のバランスが
マイナスに転じたということでしょうか

畑への侵入を繰り返したのは5〜15頭。多く見ても20頭。監視隊とともに追い払いが
最優先ですので、ゆっくり観察は出来ませんでしたが、侵入するのが固定メンバーな
のか、たまたま先頭にいたサル達が畑に侵入できたという事なのかははっきりしませ
ん。古宿と離山地区で国道を渡って南の畑まで達したのは、赤ん坊を連れていないサ
ル達(オスと若いサル?)だったように思います。

もちろんこのことは追い払いの結果であって、試してみるわけにはいきませんが、傍
観していれば群れ全体が畑に侵入していたでしょう。早朝の見回りが被害防除に効果
的だったこと、後半は各所で住民が追い払いに出てきたこと等、今後の対策につなが
るでしょう。出勤前に若い住民(4〜50代)が出てくる事、かなりの数のBB弾銃が
普及していることなど、被害対策の可能性を見ることが出来ます。また、高冷地のた
め農業被害の期間が短い事も、対策を立てやすい条件でしょう。

この秋、クリ・ドングリ・トチノキなどの堅果類は不作です。ツノハシバミが豊作な
ので、10月中旬にはいっても食べていますが、冬越しの食料にはならないでしょう。
ヤマボウシやイチイの実は豊作ですが、まもなく霜が降ります。去年の日本海側であ
ったような、冬眠できないクマが里に下りてくるという現象がおきるのでしょうか?
今年生まれた子ザルの多くが冬越し出来ない可能性もあります。今のうちに群れの構
成をきちんと把握しておくことが、今後のサル対策を考える上で重要になるでしょう
う。

10月12日、群れが三笠通りを北進中に、1キロほど離れた鹿島の森ホテル三叉路で2
頭の離れザルを見ました。大きな1頭のオスは尻が鮮やかに赤くなっていました。一
方では16日現在、群れのオス・メスともまだ変色していないようです。エサの質・量
が繁殖行動にどのように影響するか、今後の観察が必要です。

この夏の農業被害のうち、把握出来ているものをまとめてみました。(添付資料参照)

昼間の時間帯における被害は捕捉出来ていないものもあると思いますが、概略は判る
でしょう。記載されていない被害情報がありましたら、お知らせください。時間につ
いては、私が現場にいた時間ですので、被害の発生時間と多少ずれがあります。

移動する群れを追いながらの観察ですので、被害個数はおおよその数字です。被害金
額を推定するには、トウモロコシ・ナス・カボチャなどは算定出来ると思いますが、
豆類やブルーベリーなどは食害量がつかめません。

10月にはいってからは、被害が無かったのですが、今朝(17日)新軽井沢地区の家庭
菜園がやられました。今頃は例年ならばクリの実を食べている時期でしょうが、今年
は不作のため、農業被害がこれから出ることもあるのでしょうか? 他の地方では大
根などの食害があるそうです。        
                        以上
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by k-saru-net | 2005-10-17 11:28 | メッセージ