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2005年 08月 30日
サル追いノート 8月後半も畑を荒らしてまわる   T.M.
お盆休みが終わり、軽井沢の子供達は2学期が始まりました。サルの群は8月の後半も畑のトウモロコシやカボチャをねらって動き回っていました。思わぬ所に家庭菜園があって、サルの動きで初めて気づくという事もあります。被害マップを作って、場所・日付・被害内容を記録していくことは、来年以降の対策を考える上で、不可欠と思われます。

(8月中の中軽井沢東と離山地区の被害マップを添付します)
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湯川の東側には本格的な農地はなく、大小様々な家庭菜園が20ヶ所あまり。離山地区と中軽の長倉神社・宝性寺間に集中しています。ネットや電気柵が有効と思われる菜園もあり、持ち主が周囲に住んでいることが多いので、早めに広報車で知らせればかなり多くの人が追い払いに出てくるでしょう。実際、爆竹やロケット花火でサルを追っていると、BB弾銃や棒を持って飛び出してくる人が何人もいます。狭く入り組んだ畑ですので、慣れないうちは少し恥ずかしいのですが、大声で脅すのも効果的です。群れの行き先を予測し、住民に積極的な追い払いを広報することは時には責任もともなう事ですので、民間人ではなく行政の仕事と思われます。
(8/19、離山地区でカボチャ被害の写真を貼付します。大きな硬いカボチャを割らずに直接かじっている事から、サルの顎の強さ・出っ歯である事が想像されます)
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湯川の東側については、ネットや電気柵などの防護態勢、住民を含む追い払い態勢、防衛ラインを設定して里への侵入阻止という3点が対策のの柱になると思われます。一方、湯川の西側では別荘地から南と西の農業地帯へサルはどこからでも侵入出来るのに対し、車道が少ないため監視隊の行動が制限されます。農地が広い割には人が少なく、既に侵入されて被害が出始めている畑から追い出すということが多く、被害予防が難しい状況です。家庭菜園ではなく出荷・換金作物が中心ですので、質・量ともに被害の影響が大きくなります。群れの進行予想を広報し追い払い態勢を作りながらも、やはり湯川・国道146から西へは行かせない防衛ラインを対策の中心とするべきでしょう

サルを追い払いながら、周囲の人と話をすることがよくあります。例外はもちろんありますが、積極的に追い払いをしている人に較べて、何もしないで見ている人の方が、「サルなんかみんな殺しちゃえばいいんだ」と言いつのる傾向があります。その一方で、「サルと共生」を主張する人達に限って、実際にはサルの行動・被害と実践的に関わっていない傾向があります。サル対策を考え、実行していくのはどのような人々であるべきかを考えさせられます。

台風の前後から、まだ未熟なツノハシバミの実を食べ初めています。基部のふくらんだ部分を2つに開いて中の種だけを食べます。ミズキの実もたくさん熟していますが、あまり食べているようすが見られません。群れが通った後に、ヤマブドウやノブドウの未熟な実が落ちています。まだ熟す前から食べているようです。全体にはクリが不作のようですが、時には実が多く付いている木が通り道にあっても、まだ食べている様子はありません。 
(ツノハシバミを食べた写真を貼付します)
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8月18日以降の「サル追い日誌」を掲載します。

8月18日 5:20〜7:20  軽井沢高校東側の林から北に追う。東部小周辺を通って離
            山線北側へ移動。
     18:00,19:00 公民館北から鶴溜方向へ上がった模様

8月19日 5:20〜6:40   鶴溜南のT字路から北西に移動。ツノハシバミを食べる。
     18:20〜18:20 三井の森から湯川を渡って中軽北部に侵入。鳥ヶ坂町営
            住宅北側の家庭菜園でモロコシとカボチャの被害。周辺住
            民も出て、西に追い払い。

8月20日 5:00〜7:00   鳥ヶ坂上から西に200mほど移動し停滞。昼間、借宿帰農
            でモロコシ・ブルーベリーの被害があった模様。

8月21日 5:20〜7:00 横道下の泊まり場から西に移動。借宿帰農南端で追い払い。
     12:30    古宿公民館周辺の国道18号両側で追い払い。モロコシ被害
            が約30本。

8月22日 5:20〜9:00  せせらぎの里を探している間に、古宿東端に侵入。国道南
            側でモロコシ被害約50本。富が丘入り口方向に追い払い。
     18:00〜19:00  受信機の調子不良で見つからず。

8月23日 5:20〜6:30  受信機の調子不良で見つからず。昼間、借宿帰農で被害の
            模様。
     18:30    あやめが原バス停下。

8月24日 5:10〜10:00 せせらぎの里から古宿方向へ南下してくる群れを、監視隊2
           名とともに、國學院寮入り口付近で阻止。東に移動した群れ
           を、鳥ヶ坂下で侵入阻止。
     18:00    富が丘バス停南

8月25日 5:10〜9:00 富が丘から追い上げて上の原線東側を北上。ホテル・ブレス
         トンコートを通過し、せきれい橋を渡る。ツノハシバミを食べる。
     18:00   軽井沢病院周辺

8月26日 5:20〜9:00 役場南の線路付近から監視隊と共に北に追う。役場西の菜園
          でカボチャ被害。中学校前踏切南側でカボチャ・モロコシ被害。
          住民とともに追い払い。離山地区で線路南側モロコシ被害約20
          本。線路北側からは住民とともに追い払い。カボチャ被害。
     18:00  雲場池北の沢沿い

8月27日 5:30〜7:40 鹿島の森ホテルを通って、旧ゴルフ東端を北上。

8月28日 5:30〜7:00 三笠パーク西北端。
     18:30   上の原バス停周辺
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以上、報告 T.M.
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by k-saru-net | 2005-08-30 09:12 | サル追いノート
2005年 08月 18日
サル追いノート 8/3〜8/17  モロコシを中心に農作物の被害    T.M.
しばらくレポートを書かないでいるうちに、夏も何となく盛りを過ぎ、草むらから虫の声が聞こえるようになりました。

8月6日にサルの群れは湯川を西に渡り、以来10日間、中軽井沢北部の家庭菜園、借宿帰農のブルーベリー畑、古宿のモロコシ畑などを巡回し、7月の末と合わせると判っているだけでもネギ・ナス・キャベツ・モロコシ・枝豆・モロッコインゲン・ブルーベリー・キュウリ・ズッキーニなどの被害を出してきました。

本格的な畑作が広がる借宿地区・古宿地区への侵入を避けたいと、早朝から監視隊と共に群れを追ってきましたが、古宿では2度、国道18号の南側まで侵入され、モロコシ数十本の被害が出ました。幸い2度とも追い払い側が4人、地元の人も出てきて、国道を渡ったのは10頭以下に押さえることができましたが、北側では群れが東西に広がりあちらこちらでつまみ食いされました。7月末から8/14までの被害地図を添付します。

出来るだけ被害状況の写真を撮るようにしていますが、それにしても役場が被害調査に来ている様子がありません。昨年度も問題になったことですが、「保護管理計画」に書かれている「被害情報マップ」や被害統計を作っているのでしょうか? 今後の対策方針を立てる上で、群れの状況把握と被害情報のデータはもっとも基本となる資料ではないのでしょうか。被害の現場で見る限り、役場に寄せられる苦情電話の件数と、実際の被害の間には何の相関関係もなさそうです。現場を見て、記録し、信頼性の高いデータを積み重ねない限り、役場のやろうとしていることは「被害対策」ではなく「苦情対策」と言わざるを得ません。

千ヶ滝西区と借宿・古宿の間は地形が複雑で、サルの通り道が無数にあるのに対し、車で追跡出来る道路が東西両端にあるだけで人の移動がままならず、畑への侵入を手前で阻止するのが難しいところです。早く湯川の東岸に移ってくれないものかと思っていましたところ、15日の早朝、群れが泊まっていたのが上の原線北端の三叉路周辺だったので、監視隊のTさんと二人で、旧プリンスホテル敷地からロケット花火で追い出し、南側にいたのはパチンコとBB弾銃で東に追い、国道146号ガソリンスタンド付近でトンボの湯側に追い上げる事ができました。一部が信号の上で戻ろうとしましたが、群れは三笠パーク方向に移動したようです。
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移動の途中、蕨尾の上の方で、子ザルが1頭、車にひかれたそうです。即死状態で、親ザルが持って行ったそうです。翌朝、三笠パークを下に向かって移動中の群れの中に、死んだ子ザルを引きずって行く母ザルを見つけ、撮影しました。今年の春早い時期に生まれた子(オス)のようです。

群れは16日の午後には離山集落に達し、離山線と18号線の間の畑のモロコシを数十本食い荒らし、夕方現地に行った時も、まだ数頭畑に来ていました。翌朝は雨の中、5時に行きましたが、既に畑の周囲のアパートに5〜6頭、その西側の畑や国道をはさんだ南側にも来ていて、追い払っている間に、東側のマンション付近から歩道橋を数十頭が線路南に渡り、畑2ヶ所でモロコシ50本ほどの被害を出しました。

離山地区の家庭菜園は、借宿・古宿の本格的農地に較べると、規模は格段に小さいのですが、群れで入られと被害の大きさはかわりがありません。入り組んだ家並みの隙間にあるため、見通しが悪く追い出しにくいので、中に入られるとやっかいです。畑の数はそれほど多くはなく、広がりもないので、かなり手前で積極的に追い返す方がよさそうです。

自然のエサでは、クマヤナギの赤い実をよく食べています。場所にもよりますが、クリのイガが少ないようです。皆さんの所ではいかがですか? クリの出来不出来がどれぐらい冬越しに影響するのか、過去のデータを調べてみて、今年の冬の予想ができるといいのですが・・・。


以下は、前回のレポート以降の「サル追い日誌」です。
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8月3日 夕方  三笠パークの上部で信号音

8月4日 早朝  三笠パーク中程でクリの若い実をかじっている。
    夕方  不明(軽高北300m)

8月5日 早朝  離山集落で軽高・マンションから追い払い中に、公民館西側の畑の
         モロコシに被害、十数本。
    夕方  宝性寺南の集落から、上に追う。三井の森でもさらに追い上げ。

8月6日 早朝  せきれい橋の下流で湯川を渡り、中軽北部の家庭菜園でネギ10本。
    夕方  せせらぎの里南端で信号音。

8月7日 早朝  せせらぎの里南端からさらに南下。
    夕方  雷雨。せせらぎの里入り口南で信号音。

8月8日 早朝  せせらぎの里3番から西に移動。上の原bすてい北に15頭ほどの一
        群。本隊のいる西に追い上げ、清水屋山荘上を通過させる。
    夕方  昼間、借宿帰農でブルーベリーとモロコシの被害。御影用水に沿っ
        て東に追う。

8月9日 早朝  古宿東端、国道の北側の畑でモロコシ被害50本以上。ブルーベリー。
    夕方  上の原、富が丘バス停東に泊まる。

8月10日 早朝  富が丘バス停東で少し北上。
     夕方  西区営業所、黒崎線東側の別荘地で騒ぐ。バーベキューに興奮。

8月11日 早朝  せせらぎの里から出てきて、営業所付近で騒ぐ。西北に移動。
     夕方  昼間借宿帰農に出る。地元男性1人と太郎山線の御影用水付近で
         防衛線。西側で泊まる。

8月12日 早朝  太郎山線入り口から6〜7頭が国道南側の家庭菜園に侵入。公民館
         北の菜園と2ヶ所でモロコシ30本。北側に戻り、ブルーベリーと
         枝豆の被害。
     夕方  せせらぎの里4番付近。

8月13日 早朝  せせらぎの里4番から西に向へ。清水屋の菜園防衛。あやめが原へ。
     夕方  昼間、借宿帰農で被害。せせらぎの里南端で泊まる。

8月14日 早朝  群れは上の原南端に向かうが、途中ハナコ他数頭以外は古宿方向
         へ移動。一部が国道南・古宿東部の畑でモロコシ20本。北へ追い
         上げる。
     夕方  豪雨で中止。

8月15日 早朝  上の原線北端の三叉路付近で泊まっていた群れを、監視隊1人と共
         に東に追い、トンボの湯入り口付近で国道146号を渡らせる。一
         部が信号の上で西に反転。
     夕方  昼間、蕨尾の上部で車にひかれた子ザルがあったという。(三笠
         パークへ。)

8月16日 早朝  三笠パーク13番から下り、旧ゴルフに入る。事故死の子連れ撮影。
     夕方  離山公民館西の畑に侵入していた数頭を追う。ロンギングハウス          
         東側の林に泊まる。昼間30本の被害。

8月17日 早朝  公民館西の畑2ヶ所でモロコシとナスの被害。追っている間に、国
        道南側のモロコシを数本やられ、さらに半数ほどが、歩道橋を渡り、
        線路南へ移動。畑2ヶ所でモロコシ4〜50本。
     夕方 離山線北側でカボチャ被害の跡。泊まり場は軽高東側。
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by k-saru-net | 2005-08-18 23:54 | サル追いノート
2005年 08月 08日
「ハナコの威嚇」           2005.7/19
ハナコは時々むかってくる。去年生んだ子供が近くにいる時とは限らない。
この日はよほど虫の居所が悪かったらしく、近くにいたオスに目配せして一緒に威嚇しろと誘っていた。誘われたオスはちょっと突っかかってきたが、追い返すとすぐにやめてしまった。ハナコは執拗に何度も向かってきた。
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by k-saru-net | 2005-08-08 23:34 | 写真
2005年 08月 08日
「白い個体」 2005.7/19
この雌ザルは毛色も顔色も白っぽい。
雌だからよそから来たわけではないだろう。
白いだけではなく、ずいぶん痩せているように見える。夏場はエサが不足するという。しかし、冬の間に食べていたササも草の根も、今の方がずっと食べやすそうだ。
クワやサクラの実のおいしさに、ついつい偏食気味なのか、冬場の主食であった
クリの実のようなカロリーの高いエサがないのだろうか?
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by k-saru-net | 2005-08-08 23:31 | 写真
2005年 08月 08日
「土を食べる」 2005.7/15
クワの実を食べ続けていた群れが、蕨尾の斜面を登る途中で、道端に露出していた表土のすぐ下の黄色い火山灰土を次々食べていった。
ひとつまみ摘んでしげしげと眺めてから食べる者、顔をつけていきなり土をかじる者、赤ん坊と一緒に食べる母猿。
群れの半数ほどが通りがかりに食べていった。クワの実はおいしくてやめられないようだが、意外と栄養面では何か足りないのかもしれない。
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by k-saru-net | 2005-08-08 23:29 | 写真
2005年 08月 03日
サル追いノート 7/21〜8/3 「まず群れの現状を正確に把握することから・・・」   T.M.
クワの実が終わり、平日も別荘に人が滞在する季節になりました。
クワの実の後、中心になるエサは何かと見ていましたが、小粒のサクラの実やクマヤナギの実、クズの蔓先など、どれもエサの中心にはなっていないようです。クズはずいぶん少なくなっているような気がしますが、どうもイノシシが食べているのではないかということです。

どうやらこれからしばらくは、エサの端境期というか、緑豊かに見えても案外食べられるものが少ない季節のようです。自然のエサの量に反比例するかのように、畑の作物は実っています。これまでは通りがかりに家庭菜園から失敬するという感じの被害が多かったのですが、これからは群れが本格的に畑をねらって移動する事が増えそうです。

7月中旬までは、湯川の西岸に渡ってもせいぜい1日半で東に戻っていたのが、7月30日から8月2日までの3日半いて、これまでと違い西区の上の方ではなく古宿に近い南側を中心に移動しました。31日は古宿地区の国道北側まで下ってきて泊まり、周囲の畑を荒らしていきました。被害作物は、キュウリ・豆・ズッキーニ・キャベツ・ナス等、モロコシはイノシシにもやられていました。。三方を林に囲まれたサルにとっては絶好のエサ場になりそうな畑に、サルの好きな作物が無防備に植えられています。
ズッキーニはヘチマほどに育ったものが、持ち帰りきれなくて放置されていて、キャベツは切り取って収穫したものが道に落ちていて、わざわざエサをやっているようなものです。

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 <左から 残されたナスのへたとキュウリ : キャベツ : ズッキーニ>


軽井沢の林に囲まれた小さな畑は昼間人がいないので、サルにやられていて監視隊が追い払いをしても、畑の持ち主とは連絡が取れず、後で苦情だけが来ることになるでしょう。サルの遊動域にある畑や家から離れた家庭菜園には、連絡先の電話番号を書いた立て札を立てて置くよう、町や農業委員会から指導出来ないものでしょうか。このままでは、畑の主は自分が被害者だと思いながら、実際はサルの餌付けをして呼び寄せているいる側になりかねません。

7月20日前後、碓氷峠を越えて群馬県側からU群が入っていました。18日、三笠パーク管理事務所の東側を東に移動中のサル10頭ほどを見ました。いつも群れが移動するルートとずれているので、おかしいと思いながらも別の群れとは考えなかったのですが、U 群だったのかもしれません。何日かいて、愛宕山斜面から碓氷峠方向へ帰っていったようです。軽井沢の群れが西の方ばかり遊動していると、U群の侵入も多くなる可能性もありそうです。いずれにせよ、U群が山を越えて入り次第、追い返す必要がある(今のところ追い返すことが出来るそうです)と思いますが、監視態勢を取るには人が足りないかもしれません。接近警報システムなどの方法も検討してみる必要がありそうですが・・・・。

せせらぎの里で監視隊の追い払いに参加している時に、Tさんから「個体数調整については、どのように考えているのか?」と聞かれました。この問題は、私が「これで?いいん会」を退会する際に、会のメンバーに問いかけた問題でもあり(どなたからも返事はきませんが)、今後議論を深めなければならないと思います。現時点で私が言えるのは、「ここ1〜2年の話としては、100頭を越えて群れが分裂するような事態は避けなければならない」という事です。その1〜2年の間に、「軽井沢におけるサルと人間の望ましい関係」を考え、対策の中・長期的方向性を策定し、それに向けた技術や費用・住民を含めた人の態勢を作る事が必要でしょう。

「個体数調整」を考えるには、現在の個体数を出来るだけ正確に把握することが必要でしょう。単に全体の頭数を数えるだけではなく、過去から現在までの人(猿)口動態・性別年齢構成、特に出産可能な成獣雌の数、その年生まれた数、前年生まれた子ザルが何匹生き残っているか、この3年間に駆除したサルのデータなどから、群れが今後どのように推移していくのかを捉えておく作業が求められます。猟友会やピッキオなど、群れのカウントを行ってきた事を個々には聞いていますが、それらを一同に持ち寄り、出来るだけ正確な全体像を把握し、足りない部分があれば調査し直す事から始められないものでしょうか。

今年、クリの花は例年通りに咲いていましたが、いつもならもっと強く感じるはずの匂いが弱かったような気がします。皆さんはいかがでしたでしょうか? 軽井沢の群れにとって、クリの豊凶は秋以降の行動を考える上で重要な問題です。
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前回のレポート以降の移動状況を報告します。

7月21日(木) 夕方  星野温泉トンボの湯周辺に現れ、監視隊の追い払い。蕨尾
       橋よりさらに上流で湯川を渡り、国道を横切り西区事務所の北へ向かう。

7月22日(金) 早朝  千ヶ滝西区 歌鳥の里付近から北上。U群は見つからず。
         夕方  せせらぎの里を東に移動。

7月23日(土) 早朝  上の原、バス通りを北上し、田崎美術館東で停滞。
        (夕方 鶴溜山頂付近)

7月24日(日) 早朝  三井の森幹線道路上部の5叉路付近。ゆっくり上に向かう。
        (夕方 三笠パークバス停西300m)

7月25日(月) 早朝  居場所判らず
         夕方  三井の森幹線道路の南側を下ってくる。

7月26日(火) 早朝  せきれい橋を台風の雨の中、西に渡る。
         夕方  (せせらぎの里南)

7月27日(水) 早朝  西区 黒橋北200m。南側から上がってきた群れを追い返す。
         夕方  (せせらぎの里西)

7月28日(木) 早朝  群れは見つからず、森林管理署付近でハナレザル1頭を見る。
         夕方  見つからず (せきれい橋東南)

7月29日(金) 早朝  長倉神社北側の家庭菜園を荒らす。一部は湯川西側の丸勝
        寿司店付近から住民に追われる。神社北側の住宅地を北に追い上げる。
        夕方  三笠パーク15番付近から、すこし上に追い上げ。

7月30日(土) 早朝  三笠パーク頂上を西に移動、草軽軌道跡(線路道)を横切
          り、鶴溜北部の別荘地へ。
         夕方  せきれい橋東詰の多くがくだるが、一部は湯川の西岸・飲
          食店街の歩道に群れる。

7月31日(日) 早朝  上の原北部からせせらぎの里へ移動、ブレストンコート南
          の家庭菜園を荒らす。
         夕方  古宿の国道北側の畑に現れる。太郎山・御影用水と国道の 
         中間で泊まる。

8月1日(月) 早朝  昨夜の泊まり場から東の水田を横切り、野菜畑でキュウリ・
          豆・ズッキーニ・キャベツ・ナス等を食べる。東に追う。
        夕方  昼間は、古宿北から東に移動し、上の原・中軽を通過するが、
          またせせらぎの里(4番)に戻る。

8月2日(火) 早朝  せせらぎの里4番付近から北に追い上げる。清水屋山荘付近
         で外周線を渡り上に登る。
        夕方  監視隊情報では3時頃せきれい橋を渡る。三井の森幹線道路
         上部をやや西に移動。

8月3日(水) 早朝  三井の森の蕨尾口西の小高い松林から、東に移動し、三井の
         森に入る。


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by k-saru-net | 2005-08-03 23:14 | サル追いノート