2006年 04月 06日
 3/28 軽井沢野生動物監視隊を中心にサル追い上げ 報告 06.4.4.  T.M. 
3/15、旧軽井沢住民による集団追い払いに引き続き、3月28日朝から野生動物監視隊と町役場職員他の総勢20人以上による群れの追い上げが実施されました。主催した監視隊からの報告が待たれますが、とりあえず追い上げに参加した一人として、経過・その後1週間の様子・個人的総括などを報告します。
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上の地図上で青い線は3/28のサルの動き、緑の線は私の動き(旧軽繁華街は省略)、赤紫の線は翌29日のサルの動きです。

[ 3/28 経過 ]
前日の27日、群れは湯川を西へ渡り、中軽井沢地区北端から南西方向の鳥ヶ坂に先頭が達した時点で反転し、再び湯川を渡り東側のA点南200m付近に泊まりました。28日は朝早くからA点(石山)付近の草原や斜面で採食(草の実と思われる)。
追い上げ部隊は、8:30町役場裏に集合。A点に向かい、9時頃からA点の南に残る十数頭のサルを北へ追い、群れが石山下の道路の北側斜面に上がったところで一斉に北へ追い上げ開始。直接群れを追い上げる部隊の他、私を含め5人ほどが群れの南側で、離山方向へ行こうとするサルを牽制にまわり、離山用水沿い、長倉霊園上と数匹のサルを北へ追い戻しながら
進みました。A点とB点の中間付近で、群れの発信器の信号音が入らなくなり、かなり離れたところを通過していると思われたので、役場に置いた車に戻り、以後は車で位置確認作業を続けました。

10:00、B点で東へ向かう一群(十数頭・赤ん坊連れ)を見つけ、周囲を見回りましたが、群れを追っているはずの監視隊は到着しておらず、群れの本隊からは遅れている模様。その後、群れの後続はないため、その一群は群れの後尾と思われたので、先へ進み三笠パークの最上部C点に着いたのが10:20.既に群れの先頭はC点に達していて、監視隊へ携帯で位置の連絡を入れる。しばらく監視隊の到着を待つが、群れが移動しているので先へ進み、10:40三笠パーク17番で群れの先頭をとらえる。群れはそこで停滞し採食。再び監視隊に電話を入れ、群れの後続もそろって、その後20分ほど経って監視隊到着。全員集まったところで作戦会議。D点から北へ追い上げたいという事になったところで、群れは既に下り始めていて、南の旧ゴルフ方向へ下るのを阻止するのが精一杯。群れは一気に東へ下り三笠通りを渡り愛宕山南麓へ向かう。

E点(アカデミーヒルズ)付近で群れが停滞している間に追い払い部隊は昼食。その後、群れが旧軽銀座方向へ出ないように、南と東の一本松からパウロ教会通りに人員を配置した上で、群れの追い上げを開始する。出来れば群れを愛宕山山麓を巻いて東の矢ヶ崎川上流方向へ誘導したいところで、旧軽地区内での私の動きは地図には記入しませんでしたが、地図上右端の二手橋から矢ヶ崎川東岸を上流まで電波受信しながらたどると、群れの一部はかなり近くまで達していました。E点から東南に進んだ群れの一部は、旧軽銀座北端のつるや旅館付近に出て、追い払い部隊に追い返され、小尾根を南に下ったグループは一本松付近に現れ押し戻されますが、数頭三笠通りにちょろちょろ出てきました。E点から南西に下る動きもあり、数時間攻防が繰り返され、群れが散らばったまま動きが悪く、旧軽の繁華街からは排除出来ていることで、夕方には追い上げを終了しました。昼過ぎからの雨は夕方には上がりましたが、愛宕山山麓は東西の道がなく、群れの位置確認や追い上げには動きにくいところでした。

一本松で解散後、しばらく位置確認に廻りましたが、多くがE点周辺にいて、マロンを含む一部がF点付近、その他あちらこちらに散っている様でしたが、目視出来るのはありませんでした。
 [ 3/29 翌朝以降の動き ]
翌早朝、赤ん坊・小ザルを含む群れの多数がG点に集結していましたが、E点では東から群れに合流しようとする赤ん坊連れの10頭ほどのグループがH点方向から通過していきました。I点(パウロ教会付近)には親子ザル4組とマロンを含む15頭弱のグループが神宮寺裏からゴルフ橋西にかけて動いていて、本隊に合流する気配もなく、精進場川の西へ行こうとするので、東へ押し戻し、教会北からJ点(一本松東)へ追い上げる。そこでもまだ群れ本隊との距離は500mだが、間に小尾根があり、一人ではそれ以上北への追い上げは困難でした。その後、群れ本隊の方が旧軽銀座方向に移動した際に吸収されたようです。マロンを含むグループは、前述のH点から西へ向かったグループと較べると、群れ本隊を探している様子は感じられませんでした。その後、群れは銀座通りを渡り、K点(テニスコート・諏訪神社)を経て、南西に進んだようです。

3/30 午前中は南下し東雲交差点西側、夕方国道18号駅前バイパス分岐点(新軽井沢
    西三叉路)付近で、一部は旧警察署側に渡る。監視隊2名と北へ追い払い。
3/3 朝 西へ移動し東部小南の旧ニコスグラウンド内の草原で採食。3信号音とも同
   じ場所。
    夕 ハナコは高校付近で信号音。マロンは警察署。線路を渡って日大寮側に侵入
   していた2頭を追い返す。
4/1 朝  高校歩道橋南に侵入していたハナコを含む6頭を北へ追い返す。ハナコ・グ
     リーンを含む約20頭は、高校北側で呼び声を出しながら、離山線沿いを東
     へ。
      警察署前の歩道橋を渡り、日大寮東へ侵入していた7頭を見つけ、警察側へ
     追い返す。警察署東にマロンを含む5〜60頭が固まっていた。昼間は、離山
     線の北側に散開。
   夕  離山地区18号沿いまで進出し、マンション横のレストラン花壇のチュー
     リップ球根を食べる。北へ追い払い。
4/2 朝  離山線両側。ロンギングハウス花壇のチューリップを食べる。北へ追い上
     げ、泉の里北の別荘地へ移動。これで?いいん会のメンバーがたまたま居合 
     わせたので追い払い指導。午前中は泉の里西北端。
   夕  雨の中、東部小東南の平安堂北側へ移動。ホテルサイプレスで泊まる。
4/3 朝  ホテルサイプレス各階南側の客室ベランダで日向ぼっこ。北側へ追い払い、
     東の精進場川両岸へ移動。
   夕 (監視隊情報 旧軽児童館周辺)
4/4 朝  旧軽ロータリー周辺。監視隊1名と追い払い。マロンはロータリー西にいる
     模様。ハナコはロータリーで確認後不明。グリーン他20頭ほどは東側の裏通
     りに散開。追い払うが、やりにくい。

 今回の総括と今後の課題   
  主催した監視隊の総括や参加した役場職員の感想とすりあわせ検討を要しますが、以下
は私の個人的総括です。
* 今回の追い上げは、開始後1時間で勝敗が決していたように思われます。中軽地区か
ら北へ、比較的被害の少ない地域へ追い上げられた事が一番の成果と言えるでしょう。特
にこの冬はまったく利用していなかった離山の北側へ移動した事は、役場でよく言われる「追い払っても、タライの水をかき混ぜるだけ」ではない、確かな効果があるという証明に
なります。
* 一定の方向へ追い上げるには、朝のうちに行うのが効果的で、被害防除には毎朝2〜3
時間の継続的追い上げが必要。
* 司令部は群れの先頭あるいは子連れの集団に密着して、他のメンバーに位置情報と追い
上げの指令を出す事が望ましい。
* もう少し群れに密着したU字型の囲みで追い上げた方が効果的で、群れを見失う事も少
ないと思われた。
* C点かD点に達したところで追い上げを終了しても良かったかも知れない。その時点で
は私自身もさらに北へ追い上げてたかったのですが、時間が遅くなるほど群れはコントロ
ールしにくくなります。
* これまでの追い上げ経験から、20人一度より、10人2回あるいは6〜7人で毎朝とい
う方が効果が上がりそうです。
* 前日の打ち合わせで述べたことですが、3/15旧軽での集団追い払い後、群れの状態が
いくらか不安定で、分派行動が見られる事から、今回も追い上げ実施後の監視態勢と異常
な動きに対応出来る用意が必要と強調しました。しかし翌日早朝マロングループの分派行
動や3/31、4/1一部が線路南に侵入した際の追い返しには、監視隊から誰も来ておらず、
29日以降の監視態勢もほとんど1人でした。群れに強い刺激を与える集団追い上げのや
りっ放しは危険です。
* 4/5には、旧軽住民による2回目の集団追い払いが予定されています。今回の経験を生
かして、監視隊は住民による追い払いを指導出来る態勢を組んで欲しい。特に、群れの分
裂を避けるようにリードする事が望まれます。
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# by k-saru-net | 2006-04-06 08:07 | サル追いノート
2006年 03月 28日
〜06.3/26 群れの遊動域と移動距離が極端に小さい 報告 T.M.
 この冬は群れの移動範囲が狭くなっている事は以前報告しましたが、3月に入ってからさらに群れの動きは少なくなり、離山地区・旧軽井沢地区・新軽井沢地区に限られています。本来の遊動域の4分の1の面積で、市街地の割合が特に高い地域です。なお、このレポートを書いている時、24日ぶりに群れは西へ移動し3/27早朝は中軽地区中央公民館の北西をさらに北西に移動中です。

 群れの求心力が弱くなっている?
前回、3月15日に行われた旧軽井沢地区住民による群れの追い払いについて報告しました。その後の群れの動向ですが、何度か分派行動が見られ、群れの求心力が一時的に弱くなった可能性があります。大がかりな追い払いの前後は群れの様子を早朝から注意深く観察し、異常な行動に対してはすばやく対処出来る備えが必要です。

3/18日夜は警察署周辺に泊まっていた群れが、19日朝は特に変わった様子もなく500mほど西へ移動しました。19日の夕方16:50頃、国道18号を東へ向かうと、中学校東でマロンの信号音がはいり、離山線へ左折し離山集落を過ぎ、高校の手前のマンション付近で群れを見つけました。マロンの信号音は消え、ハナコの音が入り、離山線を南に渡ってマンションの芝生でエサ拾いをする20頭ほど、公民館分館周辺や離山線北側のホテル内などに散開している様子が見られました。赤ん坊連れや若いサルもいて、しばらく北側へ追っていましたが、動く様子がなく、そのまま高校の西北の林に泊まりそうなので、17:15頃18号を西に戻りました。

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中学校付近でやはりマロンの信号音が入るので、中学の裏にまわると、10頭ぐらいのグループがかなり速い速度で北西に進んでいて、甲山地区に入りそのまま中央公民館裏のペンションまで一気に達しました。 群れからはぐれたという感じではなく、強い意志を感じる進み方でした。ペンションと城南信用金庫の間の林でしばらくエサ探しをしたあと、北側の林に入ったようでした。カウント出来た最大頭数はマロンを含む9頭、中型から小型のアダルトで、小ザルや赤ん坊は見かけませんでした。
後で監視隊の当番に聞いたところでは、昼間からマロンは図書館方向へ移動していたそうです。泊まった位置と群れ本隊の距離は約1.5キロ。微妙な距離ですが、両グループの翌日の行動が要注意ですので、翌朝は早めに現地に行きました。昨夜、中央公民館裏に泊まったマロンを含む約9頭を6:00からパチンコ、ロケット花火、爆竹などで東へ追い、沓掛学荘、中学校裏、雨宮池上へと追い続け、7:00図書館上を通過し、7:40離山地区の山側にでたもよう。本隊と合流すると思われましたが、途中、ペンションのエサ台に執着し何度か逆戻りがありました。離山地区に泊まった群れ本隊の一部が、7:25頃軽井沢高校西の歩道橋で線路をを渡りましたが、7〜8頭渡ったところで気づき、追い返しました。

3月21日、朝6:40に警察署付近に到着すると、歩道橋を渡る10頭ほどが見え、東の陸橋を越えて南側に回り込む。南側には既に相当数が散らばっている模様でしたが、まだ続々歩道橋を渡ってくるので、とりあえず日大寮側の階段付近と歩道橋上の十数頭を警察署横へ追い返す。その後、群れの散らばり具合を見て回ると、西へ500m以上進んでいるのが確認されたが、歩道橋からあまり離れると再び渡って来そうなので、200m以内に群れていた20頭ほどの赤ん坊連れのグループを歩道橋側に追い、さらに歩道橋を渡らせて北へ追い戻す。その後は遠くに散っている5〜6頭ずつの4グループを順次追い戻し、警察署側のすべて戻したのが7:45。ちょうど1時間かかりました。

23日午後、群れのほとんどが旧軽公民館北東の矢ヶ崎川付近にいるとき、オスザルと思われる何頭かがロータリー西にいました。
15日の集団追い払い以降、群が不連続に分かれたケースを比較してみます。16日については分派行動と言うより人為的分断です。

3/16  *旧ゴルフ三叉路(オス・メス・子供・赤ん坊・グリーン)  
     *ロータリー東(オス・メス・子供・マロン・ハナコ) 距離約1.2km。 
      旧ゴルフグループが呼び声を発しながら移動。
      方向をコントロール後、ロータリー西で合流。
3/18  *ロータリー南に半分  *NTT付近に半分  距離約500m
3/19、20  *離山地区(大多数・ハナコ・グリーン)  
       *中央公民館北(オス・メス・マロン 9頭以上) 距離約1.5km 
        20日早朝マロングループを東へ追い、離山地区北で合流。
  〜19、20日ともに移動中の鳴き声はない。〜
3/21   *南が丘(オス・メス・子供・赤ん坊・ハナコ・グリーン・約50頭) 
      *警察署東(オス・メス・子供・マロン)  最大距離約800m。
       線路南へ侵入したグループは南西方向に進むが、マロングループは移動
       の気配なし。
3/23   *旧軽公民館北(群れのほとんど・マロン・ハナコ・グリーン)  
      *ロータリー西(オス?3頭以上) 最大距離約700m

このところ群れの求心力が弱いように感じます。それが15日の集団追い払いと関係があるのか、あるいは交尾期が終わって季節的なものなのかは判りませんが、大がかりな追い上げなどの後、1週間ぐらいは分裂や思わぬ方向への移動に注意し、阻止出来る態勢が必要と思われます。

  今後の追い払い態勢について
夕方、泊まり場に向かう頃の群れの動きには強い意志が感じられ、なかなか思うようにコントロール出来ません。線路南のように、いて欲しくないエリアに群れが入ったままで夕方を迎えると、追い返すのは困難になりそうです。国道・しなの鉄道・新幹線が平行していて、その上を歩道橋で渡るという状況は彼らにとって明らかに一定の精神的障壁であるため、線路を越えて深く南に侵入し、そこで泊まることになれば、戻らずに南側への定着もありえます。21日も、群れの半分は南側に入っていましたが、マロンを含む子連れの数十頭のグループは警察東側のモミ林にとどまって、南へ移動する気配を見せませんでした。場合によっては、線路の南北に群れが分裂し、遊動域が拡大する事も考えられます。

群れがいてはいけないエリアに入り込むのは早朝が多く、また早朝は群れをコントロールし一定方向に移動させやすいので、早朝の追い払い態勢が必要です。昼間が短い冬の3ヶ月をのぞいて、野生動物監視隊の当番出動を「日の出から8時間」と「日没8時間前から日没まで」の、早番・遅番の2部制にすること。これからの季節は夕方5時以降に早足で1キロほど移動することもあります。遅番の当番は日没時に泊まり場を確認し、翌朝の早番に伝え、必要があれば周辺住民やボランティアに連絡し、翌朝の追い払い協力を仰ぐ。先日の旧軽地区住民の自主的追い払いの様な取り組みを有効にいかし指揮することが監視隊に求められるでしょう。

各地でサル対策に取り組んでいる官民様々な運動は、インターネットを利用した情報交換や意見交換を活発に始めています。軽井沢では監視隊が毎日群れにはりついて観察と追い払いを行っていますが、そこで得られた情報や経験が充分地域住民や関係者にさえ伝わっていないのが現状です。早急に監視隊自身でインターネットによる情報発信と、全国各地の取り組みとの交流をはかるべきです。毎日その日の群れの行動を簡単にまとめて、監視隊員相互・行政・住民組織その他の関係者の携帯にメール通信を入れ、日常的追い払い態勢のリーダーになることを監視隊に提案したいと思います。現在、電話やファックスで連絡しているようですが、大勢の人にすばやく情報を送り状況を連続的に把握する事と情報や意見交換の双方向性のためには、インターネットの利用が不可欠です。
サル問題に限らずイノシシやシカなど、これから野生鳥獣問題は町内でもますます大きくなっていくでしょう。対策側の組織力・機動力・技術・情報能力など、対策の実践をとおして高めていかなければならないところに来ています。

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3月に入ってからの、「サル追い日誌」を掲載します。 (  )内の位置情報は野生動物監視隊の報告によります。

3/1  朝  せせらぎの里バス停東。東へ追っていると、赤い大型犬がでてい来て群れを
       樹上に追い上げる。
    夕  国道146号、スケートセンター入口三叉路付近で信号音。
3/2  朝  三叉路から東へ追う。星野温泉入り口を東へ移動。ピッキオによるカウン   ト。
    夕  軽井沢病院医師住宅付近で信号音。
3/3  朝  社会体育館駐車場。赤ん坊の保育園状態。メスの日向ぼっこ。
    夕  (東部小北300m)  
3/4  朝  東部小南・西から離山線の北200へ追い払い。
    夕  (一本松周辺)
3/5  朝  旧軽銀座通り南半分・ロータリーから町営駐車場にかけて散開。
    夕  (一本松周辺)
3/6  朝  旧軽 神宮寺周辺から西へ400mほど追う。声とパチンコ。
    夕  (一本松南200m)
3/7  朝  旧軽ロータリーから静山荘にかけて
    夕  (一本松周辺) 18号碓氷バイパス横川から1/3付近でレベッカの信号音。
3/8  朝  一本松周辺と三笠通り両側 ゴルフ橋間。ハナコが一昨年の子供と毛繕い
    夕  旧軽 諏訪神社周辺。テニスコートから矢ヶ崎川の間。監視隊とU群につ
       いての情報交換。
3/9  朝  旧軽 諏訪神社から大塚山南。ドングリを食べる。旧18号沿い坂本までは
       サルは見つからず、信号音もなし。碓氷バイパスで、横川から1/3、入山峠
       から2/3の地点(C12)付近でレベッカの信号音。
    夕  (東部小北200m)
3/10  朝  六本辻南東。東雲交差点から神宮寺霊園にかけて。
    夕  新軽井沢 サイプレスホテル周辺。新軽井沢交差点と新軽井沢西交差点の間
       の国道北側。
3/11  朝  東部小南のニコスグラウンド内、草原で採食。
    夕  (東部小北100m)
3/12  朝  東部小西側の住宅街から、監視隊1名と離山線北のアローグラウンドへ400
       m追う。
    夕  (一本松東200m)
3/13  朝  旧軽町営駐車場付近に5〜6頭、ハナコの信号音。他は不明。
    夕  (一本松周辺)
3/14  朝  一本松東側の別荘地斜面上。
    夕  旧軽ロータリー西400m。西へ追うが、ロータリー方向へ行きたがる。東へ
       100mほどで泊まる。
3/15  朝  旧軽ロータリー西400m。昨夕の場所から西へ追い、鹿島の森ホテルへ。
    午後 旧軽地区住民による追い払い
    夕  マロン・ハナコを含む半分は旧軽公民館へ、残り半分は鹿島の森ホテル西。
3/16  朝  鹿島の森ホテル西のグループをロータリー方向へ誘導、合流させる。
    午後 離山線のロータリー・六本辻間。
    夕  (東部小東200m)翌朝の様子から、もう少し東で泊まったもよう。
3/17  朝  東雲交差点南西400m。南の住宅街へ出た10頭ほどを爆竹・ロケット花火
       で追う。3信号音。
    夕  (旧軽児童館南200m)
3/18  朝  ロータリー南200付近に一群、西へ追う。新軽方向NTT付近に一群、西
        離山線まで追う。
    夕  (軽高東200m)
3/19  朝  警察署と離山線の間。警察東の陸橋北詰のモミ林から追う。
    夕  ほとんどが離山のマンション周辺。マロンを含む9〜頭が中学校裏から中央
        公民館裏へ。
3/20  朝  中央公民館裏のマロングループを東へ誘導。図書館上から離山北側へ。高
       校付近の本隊一部7〜8頭が歩道橋を南へ渡るのを追い返す。
    夕  (軽高東200m)
3/21  朝  群れの半分以上が線路南の日大寮から西へ600mほど侵入。6派に分けて
        北側へ追い戻す。
    夕  (東部小東400m、)
3/22  朝  前夜の泊まりは東雲交差点西側。西側の住宅地から東へ追う。
    夕  (旧軽児童館周辺)
3/23  朝  旧軽郵便局周辺から移動せず。
    午後 ロータリー北に数頭。残りは旧軽公民館東の矢ヶ崎川周辺。群馬のドッグス
       クールが訓練中の犬3頭。
    夕  (旧軽児童館東300m)
3/24  朝  旧軽銀座通りの北半分。監視隊1名とテニスコート側から神宮寺の西側へ
       追い払う。
3/25  朝  旧軽ロータリー南300mから西へ、精進場川西へ追い払う。
    夕  警察署周辺から軽高西にかけて
3/26  朝  警察署東の陸橋・コンビニから追い払い。警察署裏から動かない。イチイ
       の枝先を食べている様子。
    夕  軽井沢病院北東。城南信用金庫寮内。3信号音共に受信。
3/27  朝  中央公民館裏から北西に移動。長倉講演北側から追い払い。公民館と石山
       の間をさらに北西へ移動中。
    午後 中軽井沢地区北端の千ヶ滝通り(146号)西側から鳥ヶ坂にかけて
    夕  (せきれい橋南300m)
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# by k-saru-net | 2006-03-28 08:16 | サル追いノート
2006年 03月 22日
  06.3.15. 旧軽区民によるサル追い払い  報告 T. M. 

3月16日午後、約20名の旧軽井沢住民によるサルの群れに対する追い払いが自主的に行われました。現場でサルの位置情報を伝える等の形で協力した立場から、当日の様子と前日・翌日の群れの動きを報告をします。

旧軽井沢の方々が追い払いを実行するに到る背景には、前回の報告で書きましたように、この冬の間、軽井沢のニホンザル(K群)の遊動域が以前に比べると半分以下に狭まり、とりわけ旧軽井沢地区を遊動することが多くなっていたことがあると思われます。商業地域である旧軽地区にとって、春の観光シーズンを控えて、早い時期に対策が必要でした。

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[ 経過報告 ]   地図上の青い線は3/15、紫の線は3/16の群れの移動ルート。
3月14日夕方、A点から西300mあたりにいた群れが東、旧軽井沢ロータリー方向に移動していたため、出来れば旧軽中心部への侵入を止めたかったので、監視隊1名とともに二人で、A点西の道路で阻止しようとしました。泊まり場に向かう時間帯では、移動方向の転換はかなり困難なので、結果的には阻止線を突破されましたが、旧軽ロータリー付近には達することなく、A点周囲に泊まったようです。

15日7:00、住民1名と2人で、A点から群れを西へ追っていると、現場にきた旧軽の監視隊員から、午後1時から旧軽住民による追い払いが行われるとの情報がありました。計画では旧軽から東南へ三度山方向に追いたいということでした。前もって知らされていれば反対方向に追ったのですが、その時点ではすでに群れはB点(鹿島の森ホテル)に移動していました。

13:00,群れはB点から旧ゴルフ内に入り、西へ散開しながら少しずつ北上していて、当番の監視隊等とゴルフ場北側の別荘地に達するのを待っていましたが、群れはC点付近でゴルフ場職員に追われているようでした。その後、C点の東に出てくるかとも思い東へ回り込みましたが、1時過ぎに犬1頭をつれてゴルフ場内に入った旧軽の方々に追われて、群れはB点に逆戻りしていたようです。

B点でゴルフ場のネットにサルが1頭引っかかるというハプニングがあり、大勢の住民にモデルガンで追われた群れはG点方向へ逃げ、さらに追われてD点(一本松)で停滞します。3時頃、D点にはハナコ・マロンの両信号音が入りましたが、見る限りサルの頭数は少なく、西に反転するサルも見られ、追い払い部隊はG点に戻り、さらにB点に戻ると南西の斜面上にかなり散開しているようでした。F点南側から回り込んで追い払いをかけたところ、一部が東に下り川を渡ってF点三叉路の北東200mの別荘地に約20頭停滞しました。

5時前に住民による追い払いは終了しましたが、翌朝の動きから考えると群れの半分ほどはF点周辺に泊まったようです。D点方向に移動したハナコ・マロンを含むグループは3時以降、さらに東へ進み、旧軽銀座通り北端から大塚山南・旧軽テニスコートを経て、5時過ぎE点に達し泊まったようです。

翌16日7:00、E点に泊まったグループはいくらか西に移動し、先頭は旧軽銀座通り南端で商店の屋根で朝日を浴びながら静かに停滞していました。爆竹・ロケット花火で追い払いをかけたのですが、ほとんど動かず、小ザルだけが動き回っていました。

8:00、B点にまわると、三叉路西の道を南側から横断し、続々旧ゴルフ場内をかすめて北東へ向かうグループを見つけ、後を追いました。子連れの母ザルが多く、大きな声で鳴き交わしながらかなりの速度で移動していきます。(紫の線)その様子から、群れの残り半分を探していると思われたので、北東の一本松方向へ向かうグループの先に回り込み、G点で北側から爆竹とパチンコで押し、移動方向を旧軽ロータリーに向けました。その後はグループの後ろからロータリー西200まで押して、ロータリーにまわってみましたら、東にいたグループが気づいたらしく西へ移動を始め、ロータリー西の町営駐車場付近で2つのグループは合流したようでした。合流後は南へ移動。昼頃にはロータリー南西700mあたりの離山線両側に散開していました。


結果的には旧軽地区からの追い出しは出来なかったのですが、地域住民が自主的・組織的に追い払いを実施した意味は充分あったと思われます。押入にしまい込んでいたモデルガンを取りだし、群れに向かっていったこと。まずは自分たちで自分たちの地域から追い払うのが対策の第一歩であることはまちがいないでしょう。旧軽地区は三方を山に囲まれ、南(新軽井沢方向)と南西(離山地区)への移動をブロックしさえすれば、あとはともかく繁華街から追い出していけばいいという環境ですので、根気よくガンガン追い立てればいいでしょう。

夕方、泊まり場へ向かう時間帯になると群れの移動意志が強固に固まるようですので、繁華街から一定方向へ移動させたい時は早めに、出来れば朝一番に追い上げを始めるのが効果的と思われます。これからの季節、活動開始時刻が早まりますので、追い払い部隊も日の出頃から1〜2時間、出勤前・商店の開店前に追い払うのがよさそうです。早朝なら少人数でも効果的な追い払いが出来ることが多いので、たまに大勢でやるより、前日の泊まり場が地区内にあるときは毎朝追い払いをかけるとよいでしょう。

旧軽地区は独自に広報車を出して、地域住民に注意を呼びかけていますが、他の地区で追い払いを行う時は何らかの広報手段が必要でしょう。また、例えば離山地区であれば線路南への移動はブロックしなければかえって被害が広がるなど、地区によって作戦を立てる必要があります。事前に監視隊などとの打ち合わせと、追い払いメンバー内の意志統一が大切でしょう。
今回の試みが今後、地域住民による日常的な追い払いにつながっていく事を期待しています。
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# by k-saru-net | 2006-03-22 23:21 | メッセージ
2006年 03月 04日
サル追いノート  エサの少ない冬を過ごす  ‘06.1.19〜3.3. T.M.
前回の報告から一月半が経ってしまいました。昨年の12月から一月中旬までの寒さに較べると、その後はむしろ暖冬に転じた印象です。今後の気象は判りませんが、ここまでは季節の移り変わりが1ヶ月早く巡った感じです。以前の報告で書きましたが、昨年の秋はクリやドングリなど冬場のカロリー源になる堅果類が全くの不作で、昨春生まれた赤ん坊サルの多くが冬越し出来ない可能性も考えたのですが、今のところ脱落は見られていません。少ないエサを求めて広範囲に移動するのではないかと考えていましたが、昨冬の誘導域の内、離山の北・西側(三笠パーク・三井の森別荘地・鶴溜地区)が利用されておらず、千ヶ滝西区の利用も少なく、明らかに誘導域はせばまって、動きが少なくなっています。草の種やモミの種?など、一定量食べるのに時間がかかるエサに依存しているため、移動する余裕がないのかもしれません。いずれにしても、冬の始めに考えた予想は今のところはずれていて、思いこみにとらわれない観察の重要性を痛感させられます。

豊作だったイチイの実が終わった後は、これと言ってきまったエサはなく、草の実や根と緑の部分、地面に落ちている実や種、木の皮など手当たり次第食べています。ドングリがたくさん落ちている木が1本だけあったところでは10頭ずつぐらいの3グループが順番に食べていました。去年の冬も時々単独で食べる事がありましたが、大勢で一斉に食べるのはドングリのあくが抜ける春先になってからでした。実が異常なほどたくさんぶら下がっているニセアカシア?の大木が1本だけ鳥ヶ坂下にあり、雪のあと十数頭が群がって食べていましたが、実を食べ尽くす事はなく1時間ほどで移動していきました。木の皮は去年もそうでしたが、歯形が残るほど直接囓りついて食べるのですが、群馬県側の群れのように皮を剥ぐ事はあまりないようです。軽井沢高校の北の別荘地では、ツリバナの樹皮を囓っていました。
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              <1/17草を食べる>
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          <2/7ニセアカシアの実に群がる>
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             <2/9サクラの枝を囓る>

長倉神社境内で地面にモミの実が翼片に分解してびっしり落ちているところでは細かいモミの種を次々拾って食べているように見えました。昨年の今頃はクリやクルミの他、樹皮や冬芽、ササの葉などをもっと食べていましたが、今年は雪がほとんどないため地面に落ちている実や種を食べているようです。小さくても実や種の方がエサとしての価値が高いということなのでしょうか。今朝は植え込みのアオキの葉を小ザル達がむしっていましたが、食べているかどうかは判らず、近くにいた親ザルは関心を示しませんでした。

1月中旬に何度か新幹線を越えて南側に侵入した群れを追い返したことを前回の報告に書きましたが、1月31日にも軽井沢高校西の歩道橋をハナコを含む10頭弱が渡り、100mほど南に侵入しているのを見つけ、犬の声をまねた吠え声で追い返しました。翌朝は少し東へ移動し、警察署前の歩道橋を渡り、子連れを含む群れの半数ほどが線路南側の日大寮に侵入していました。数が多く、範囲も広がっていたため、南側に回り込んで爆竹で牽制し、ロケット花火を撃ち込み、歩道橋に向けて追い上げ、線路北へ押し戻しました。追われて帰る際、怖いのか腹立たしいのか、歩道橋に大量の糞をしていきます。まさにクソッタレです。2月12日には軽高西の歩道橋を渡った10頭弱を声だけで追い返しましたが、前日の位置から警戒して早めに行き、頭数が少ないうちなら追い返すのは簡単です。
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            < 2/1 歩道橋を帰る群れ >

2月15日早朝、旧軽井沢パウロ教会の北側に来ていた群れを北へ追い、一本松の北西へ群れを追い上げたところで、監視隊の当番が早めに出てきて、二人でさらに北西へ群れを追い上げました。広がろうとする群れをジグザグに追いながら、三笠パークの南端近くまで移動させる事に成功。1時間半あまりかけて1キロ以上の移動距離でした。去年の冬も、別荘のベランダに泊まることがよくありましたが、今年はリゾートマンションのベランダを時々利用しています。市街地からの持続的追い払いが必用と思われます。

役場の方々は「追い払ってもタライの中で水をかき回すようなものだ」と言います。「一ヶ所から追い払えば隣に移動するだけだから被害は減らない」と言います。これまで一年間、様々な場所で「サル追い」をやってみて感じることですが、むしろ「タライの水は思い切りかき回した方がよい」「自分の周囲からはともかくサルを追い出す」のが良いと思います。めちゃくちゃな追い方をすると群れが分裂するかも知れないという危惧が聞かれますが、大雑把に言って次の2点を徹底すれば、あとはともかく追い回していいと思われます。第1点は湯川・国道146から西へは行かせない、群れが西側に入ったら全力で東へ追う。第2点、湯川より東では出来るだけ北へ追い、国道18号・鉄道線路より南へは行かせない。この2点を徹底すれば、後はサルの顔を見たら絶えず追い払う、住民も監視隊もボランティアも通りがかりの人もサルを見たら追う、イヤなものはイヤとはっきり行動で示すこと。西側と南側への移動を阻止していれば群れの分裂はなさそうだし、たとえ分裂して一部が北や東へ移動してくれれば、それも良しでしょう。

絶えず追い回し、ゆっくりエサを食べられない状況、いつも身の危険を感じる状況を作り出すことと同時に、エサ場としての魅力を減少させるために、人家の戸締まり、農地や家庭菜園の電気柵やネット、収穫物の管理などの対策も有効でしょう。住民による追い払いと戸締まりのために、現在も一部行われていますが、監視隊の車両はいつも広報用スピーカーをつけること。スピーカーで呼びかけて追い払いに出てくれる人を監視隊がリードすること。追い払いに対する別荘民の理解を深め、苦情に対しては役場がきちんと対応すること。千ヶ滝西区の入り口付近に群れが来ると、時々赤毛の大型犬がサルを追い回しているのを見かけます。群れが追われて移動することもありますし、樹上高く逃げる事もあります。いずれにしても、犬に追われればそこでエサを食べる余裕はないわけで、サルにとってそのエリアの魅力が減少することは間違いなさそうです。そこにいてはいけないというメッセージをサルにきちんと伝えることが必要です。

被害が起きるような条件・加害を誘うような環境を放置したまま、加害個体を捕獲しても、また次々あらたな加害個体が現れるでしょう。犯罪が起きる社会的条件や環境を変えずに、犯罪者を特殊な異常者と規定して摘発と厳罰に頼っても犯罪は減らない。死刑制度は人間社会においても犯罪の抑止効果という点ではあまり有効ではないようです。サルの場合は特に、銃で撃たれたり車にはねられた現場にまたすぐやってくるところを見ると、駆除による見せしめ効果はなさそうです。むしろ、「加害個体」の可能性があるサルを捕獲した場合、「お仕置き放獣」と呼ばれている「教育刑」いろいろを試してみる方が、群れ全体の学習効果があるかも知れません(やってみなければわかりませんが)。その上でなお、市街地や農地に執着するもの、矯正不可能なもの、コントロールしにくいハナレザルで被害をおよぼすものなどを加害個体として駆除の対象とするべきでしょう。

たびたび群れを追い払っていると、車を止めた時点で警戒している彼らの視線を感じます。パチンコを持って車から出ると一斉に逃げますが、カメラを持って出ても平然としています。赤ん坊や小ザルの中にはカメラでも怯えるものもいますが、母ザルに抱かれながらチラチラとこちらを見ています。市街地や農地の周辺にいる群れを、見て見ないふりをしたり放置することは彼らに間違ったメッセージを送っている可能性があります。たえず、このエリアにはいてはいけないというこちらの意志を明確に伝える態度をとるべきです。「タライの水をかき混ぜるだけだから追ってもしょうがない」から、「被害や苦情のあるなしにかかわらず絶え間なく追い払う」ことへ対応を変えていくことです。10年以上前だったと思いますが、サル(たぶんニホンザル)に強いストレス(檻の中で水攻め)を与えると、非常に短時間で胃潰瘍が出来るという実験報告を聞いたことがあります。このことは、彼らに強いメッセージを送り続ければ、敏感に反応して行動に反映される可能性を示唆してはいないでしょうか。

日の出が日一日と早くなっています。エサが少ないこの冬は、朝はやくからエサ探しを始めるかと思っていましたが、曇りや雪・雨の日は行動開始がむしろ遅くなっていす。省エネ態勢でしょうか。晴れた朝は早くから動き始め、小ザルが10頭近くがひとかたまりになって遊び回っている横で、妊娠していると思われるメスザルがお腹を太陽に向けて暖まっている光景が見られます。
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           <3/3 メスザルの日向ぼっこ> 
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             <3/3 小ザルの集団>
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サル追い日誌  ( )内の位置情報は野生生物監視隊の報告によります

1月19日 朝  千ヶ滝通り塩壺温泉入り口付近
      夕  千ヶ滝西区 黒橋バス停の西
1月20日 朝  黒橋バス停から西へ。
      夕 (あやめが原バス停付近)
1月21日 朝  あやめが原バス停周辺
      夕  せせらぎの里バス停西
1月22日 朝  せせらぎの里 バス停の南を東に移動
      夕 (せきれい橋東500m)
1月23日 朝  長倉神社北の石山付近で、群れは草を抜いて緑の部分を食べる
      夕 (長倉神社北150m)
1月24日 朝  中央公民館東のナラ林でドングリを食べる
      夕  軽井沢警察署北側のモミ林
1月25日 朝  警察署周辺。線路南へ移動する様子はない。
      午前 ニコスグラウンド北側の草原
      夕 (旧軽児童館西500m)
1月26日 朝  旧軽ロータリー南・西。監視隊1名と西へ追う。町営駐車場裏方向へ。
      夕 (一本松周辺)
1月27日 朝  旧軽銀座。神宮寺西からつるや旅館北側へ移動。銀座通りに出た一部を 
         監視隊1名と追い払い。爆竹・ロケット花火。
      夕  駅・旧軽線の中程、NTT東側で信号音最強
1月28日 朝  NTT周辺から追い払い。西へ移動。爆竹・ロケット花火。
      夕  東部小北100〜300m。離山線沿いから北へ追い上げ。
1月29日 朝  東部小北300mの斜面。
      夕 (軽井沢高校北100m)
1月30日 朝  軽高北。離山線の南側にいたグループを北へ追う。ロケット花火・パチ
         ンコ。黒く小さい糞多数。
1月31日 朝  ハナコを含む10頭弱のグループが線路南のインドアテニス付近に侵入。
         歩道橋を北へ追い、軽高周辺にいた群れに戻す。
2月1日 朝  群れのほぼ半分が警察署・線路南側の日大寮周辺に侵入。一部は子連れ。
        爆竹・ロケット花火、ジグザグに追って、歩道橋を北へ渡らせる。
     夕  (東部小東500m) 雪
2月2日 朝  国道18号駅前バイパス分岐点北(ホテル・サイプレス)周辺のビル軒下
     昼間 北へ移動し、雲場池東のロッテクラブ付近
     夕  (東部小北東500m)
2月3日 朝  恵シャレー北。行動開始が遅い。
     夕  軽高北東200m。離山線北の林とマンションに。
2月4日 朝  同上。動き始めが遅く、目視数は少ない
     夕  (軽高北100m)
2月5日 朝  軽高周辺。国道沿いで南を伺う集団5〜6頭を北へ追う。目視数は少ない。
     夕  病院医師住宅付近
2月6日 朝  医師住宅南から病院駐車場を西へ移動。
     夕  (中部小バス停北東300m)
2月7日 朝  鳥ヶ坂町営住宅北。ニセアカシアの大木に10数頭群がり実を食べる。
     夕  せきれい橋南200m。湯川キャンプ場付近で信号音。昼間付近で住居侵入
2月8日 朝  中軽地区北端の国道146号両側。400mほどの範囲に広がっている群れを
        グループごとにまとめて東へ追う。3グループは川沿いの枝を伝わって湯
        川東岸に渡り、2グループは西岸沿いに南に下る。第一法規寮方向へ南下。
     夕  第一法規寮付近で信号音。
2月9日 朝  長倉神社北、宮裏橋北200m。若いサル達が手当たり次第、草や樹皮を食
        べる。子連れは見かけない。
     夕  長倉神社北東で信号音。
2月10日 朝  宮裏橋北300m。湯川東岸の林。
      夕  病院駐車場東の林。追うと一斉に東へ移動。ロケット花火。
2月11日 朝  病院駐車場北東200m。沓掛学荘方向へ追う。
     午前  資料館下。国道沿いに出るものを北へ追う。
2月12日 朝  軽高周辺。歩道橋を南に渡った10頭弱を声で追い返す。
     午前  軽高北の別荘地でツリバナの樹皮を食べる。
      夕  (東部小東南300m)
2月13日 朝  新軽井沢交差点北西、精進場川沿いのコテージ。
      夕  (旧軽児童館西300m)
2月14日 朝  旧軽ロータリー南の住宅街から西へ追い払い。精進場川の西へ。
      夕  (一本松東200m)
2月15日 朝  パウロ教会裏に達していた群れを北東へ追う。一本松バス停を越えて三
         笠通りの西へ移動させたところで、監視隊1名参加しさらに北東へ。  
         停滞し、広がろうとする群れをジグザグに追いながら、三笠パーク南端
         近くまで移動させる。移動距離は1キロあまり。所要時間1時間半。
      夕  (東部小北東300m)
2月16日 朝  恵シャレーの北で少数目視。
      夕  (軽高北200m)
2月17日 朝  東部小西川の群れを離山線北側へ追う。
      午前  前日、妙義町役場から問い合わせのあった妙義・下仁田の群れの発信
         器周波数が受信されないか、確認のため和美峠・馬取・上発地へ。電波
         は受信されず。監視隊に妙義町からのメールプリントを渡す。
2月18日 朝  軽井沢警察署から離山線の間に散開。
      夕  (旧軽ロータリー南)
2月19日 夕  (一本松周辺)
2月20日 朝  一本松バス停北側
      夕  (旧軽児童館南)
2月21日 朝  旧軽児童館南西200m
      夕  旧軽・神宮寺周辺
2月22日 朝  旧軽銀座通り、神宮寺周辺から東の大塚山にかけて散開
      夕  (旧軽児童館周辺)
2月23日 朝  旧軽銀座通り南端から西の静山荘にかけて。動きが少ない。
      夕  (東部小西100m)
2月24日 朝  東部小西側の住宅街から離山線の北へ追う。
2月25日 夕  (せきれい橋南200m)
2月26日 夕  (長倉神社北300m)
2月27日 朝  長倉公園。宮裏橋北から湯川河川敷を下り、湯川橋東の住宅地へ。北へ
         追い上げ、公園北東の住宅地を通り公民館西へ。
      夕  石山の西、三井の森南端道路沿い。
2月28日 朝  三井の森南端道路下のモミ林から動かない。
3月1日 朝  せせらぎの里バス停東。バス停周辺から東へ追う。途中、赤い大型犬(時々
        見かける)が現れ、群れを樹上に追う上げる。
     夕  千ヶ滝通り、スケートセンター入口信号付近で強い信号音。
3月2日 朝  スケートセンター入口付近から東へ追う。星野温泉入り口を通過する際、
        ピッキオによる頭数カウント。
     夕  軽井沢病院医師住宅入り口で信号音最強。
3月3日 朝  社会体育館駐車場と西側のマンションとの間。小ザルが群れ遊ぶ。妊娠メ
        スザルは腹を突きだし、日向ぼっこ。
     夕  (東部小北300m)
3月4日 朝  東部小南のニコスグラウンドから離山線間。住宅街から北へ400m追う。
     夕  (一本松周辺)
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# by k-saru-net | 2006-03-04 22:42 | サル追いノート
2006年 01月 20日
サル追いノート  一人で群れをコントロールできる? 2006.1.19. T.M.
   新しく発信器をつけられた若いメスのマロンが、1月5日に中軽井沢地区北端のホテル駐車場で交尾行動を繰り返しているのが観察されました。現在も群れの中で交尾が見られ、特別遅いというわけではないのですが、出産は6月頃になるのでしょう。春早い時期に生まれた赤ん坊と遅くに生まれた赤ん坊の成長の差は、半年以上経った現在でも明らかで、エサが少ないこの冬どのような経過をたどるか、観察の必要がありそうです。

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            < マロン・ペア >
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           < 06.1.2.右前足裂傷オス >
(前回の報告に書いた、けんかで前足裂傷の傷を負ったオスザル。既に傷は乾いていましたが、右前足は使えず、顔にも多数の傷跡がありました)

昨年の今頃は地上に落ちているクリを食べていましたが、現在は草の葉や種を食べています。木の実も地面に落ちているのを拾っていることが多くなりました。監視隊のTさんの話では、エサ不足のせいか動きの悪い子ザルが人間の子供に捕まえられているのを見たそうです。まだ、木の皮を食べるところはあまり見かけません。

1月9日、古宿地区で何頭かが国道18号南側に侵入して以来、群れは中軽井沢地区西端、病院周辺、警察署周辺、高校周辺、資料館周辺と、国道沿いの人口密集地域を遊動しています。遊動域の中では南側にあたる部分で、自然のエサが特に豊富とは思われないのですが、人家侵入を狙う数頭に引きずられるのかもしれません。人家に植えられたイチイの実がまだわずかに残っているのを食べている事もあります。屋根の上で盗んだカボチャを抱えているサルを下で脅したら、カボチャを落として行きました。カボチャの取り合いをすることはあっても、みんなで分け合って食べる様子は見たことがありません。監視隊の話では、窓から侵入しようとしたサルがガラスを2枚割ったそうです。

1月12日早朝、1頭だけ軽井沢警察前にいて、周辺を廻って群れを探しました。群れ全体が線路の南側(南が丘)に侵入しているのを見つけ、群れの多くが西へ移動中でしたが、まずは先頭の位置を確認するために周囲を車でまわりました。南から西へほぼ300mの広がりで散開していて、とりあえず南と南西に進んでいるグループ(子連れはいない)の先頭のさらに先にまわって、爆竹やロケット花火で動きを止めにかかりました。その後、線路に沿って西へ300m程進んでいた子連れの集団30〜40頭のさらに西側にまわって、爆竹で動きを牽制し、群れの中にロケット花火を数発打ち込む。子連れのサルは多くが地上にいたので、大声で吠えながら西側からジグザグに東へ追い立てると、集団は線路に沿って東へ移動。線路をまたぐ歩道橋の100m手前まで追い、集団の先頭が歩道橋を渡り始めたところで、南側のオス・若サルグループが合流するように南西に回り込む。

群れのほとんどが長い行列をつくって歩道橋を渡り、線路の北側に戻るが、最後の数頭になったところで近くの住民が歩道橋の登り口付近で追い払いを始めたため、残った数頭が逃げ遅れてしまう。その住民に、群れは歩道橋を渡って戻ったので残りのサルもその方向へ行かせるよう頼んで、群れが逆流しないよう車で線路北側の警察署側に廻る。歩道橋を渡り終えた群れを牽制していると、先ほどの住民が歩道橋に残った糞を片づけながら、残りの数頭を追いたてて歩道橋を渡って来て、これで早朝の勝負は一件落着。

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   < 06.1.12. 新幹線としなの鉄道を跨ぐ歩道橋を戻るサルの群れ >

一日おいて14日早朝、群れは再び軽井沢警察周辺に来て、既に数頭が歩道橋を渡って線路の南側に侵入している。まだ歩道橋から先には広がっていないので、爆竹2発と吠え声で北へ追い返す。さらに翌15日は400mほど西の軽井沢高校前の歩道橋を10頭ほどが線路南側へ渡っていました。この日は30分早めに行って歩道橋の上で阻止しようと思ったのですが、サルはさらに早く行動開始したようです。歩道橋を下りたあたりには数軒のペンションがあって、間の悪い事にその日は日曜日で宿泊客はかなりいそうでした。パチンコとロケット花火で進行を止めようとしましたが、後続のサルが歩道橋を渡ってきて、その数30頭ほどに。ペンションの屋根や来客の車の上で暴れているので、うるさいと苦情を言われても追い払った方が良さそうな状況になってきたので、爆竹数発ならして声を出しながら追い返す。
花火の音や声が効いたのか、子連れのメスはほとんどが線路北側に残り、渡って来た30頭はオスや若いサルばかり、少しずつ歩道橋を北へ戻って行きました。

16日早朝はさらに1kmほど西に移動した資料館下の交差点から中学校にかけて、国道18号沿いに散開していて、10頭あまりがしなの鉄道線路際にいました。線路際のサルを追うと、反対に線路内に入ってしまいそうなので、国道の北側にいる群れの本隊を爆竹と追い回しで出来るだけ北の山側へ追い上げる。線路際に下りていたサル達も群れが追い上げられるので不安になるのか、ほとんどが国道の北へ戻るが、それ以上山側に追い上げるのは困難であきらめる。
以上、この数日間の追い上げ記録を長々と書きましたが、侵入されたくないエリアに群れが来たときの対応をまとめてみます。

まず、第一に大切なことは「予防と早期発見」。群れの意志が固まらないうちに、進行を止め、後続の侵入を牽制することが出来る。前日の行動と泊まり場から、翌日の行動を予測することも必要です。

次に、すばやい「状況把握」。どんなサル(オス・若サル・子連れメス等)がどこにどれだけいて移動中か停滞しているかを見極めること。群れを上空から見ることが出来たなら、アメーバのように四方八方に延びながらいつの間にかその内の一つの方向へ全体が縦走をはじめて、群れの移動方向の意志が固まっていくように見えるのではないかと感じる事が多い。交尾行動中のペアの動きは、群れの動きに関係ない事があり、惑わされないよう注意すること。

侵入されたくない方向にふくらんでいるグループに対しては先回りして数10m先で爆竹をならして牽制する。爆竹だけではサルはすぐには逃げないが、爆竹がなっている方へあえて進む事はほとんど見られない。2〜3人いれば群れを少し遠巻きのU字型やL字型に囲んで爆竹で進行を止める。

進行が止まったら、集団密度の高い部分(できれば子連れのメス集団)に侵入されたくない側から圧力をかける。爆竹・ロケット花火、モデルガン・パチンコなどを撃ち込む。一人で追う時は、大声(犬の吠え声をまねる)を出しながら、ジグザグに追い上げていく。追い払いの時はいつも同じ吠え声を出していると、その声を出した途端に逃げるようになります。早朝はまだいいのですが、昼間ひとの多いところで大きな声を出すのは、慣れてもちょっと恥ずかしいものですが、これは腹をくくるしかない。ホンキのケンカ腰で向かっていくことです。

今回は新幹線を渡って南へ侵入したケースで、どうしても追い戻したかったので、一人でもやむを得ず追い上げをしましたが、できれば3人いるとやりやすいでしょう。このような一定のエリアからの追い払いは、いつもうまく行くとは限りませんが、その場所に行くたびに繰り返し追われることで、そこがリスクの高い場所と認識させられるのではないでしょうか。市街地に侵入して、人家からミカンやカボチャにありつけるのは群れの中のほんの数頭。畑に侵入して作物をとれるのはせいぜい群れの2割、たいていは最初の5〜10頭。子連れのメス達はあまりいい思いをしていないようです。危険を冒してまで侵入するのは割に合わないと思い知らせる事だと思います。

1月1日以降のサル追い日誌を掲載します。( )内の位置情報は野生動物監視隊の報告によるものです。
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1月1日 夕 泉の里 草の葉・種、ホウノキの種をたべる。

1月2日 朝 離山集落・マンションで追い払い。爆竹。前足裂傷のオス撮影、
     夕 (長倉神社北100m)

1月3日 朝 長倉神社周辺。湯川橋北・神社で追い払い。爆竹・ロケット花火。住民4名。
     夕 (中部小バス停北300m、)鳥ヶ坂上。

1月4日 朝 鳥ヶ坂北300m。収穫後の畑。人家のイチイの実を食べる。
     夕 上の原南端

1月5日 朝 中軽井沢地区西北部。
     昼 マロンはブレストンコート駐車場で交尾行動。群れはせせらぎの里へ。
     夕 せせらぎの里バス停西200m。千ヶ滝西区外周線周囲。

1月6日 朝 千ヶ滝西区外周線、清水屋山荘付近。
     夕 西区あやめが原バス停北100m。

1月7日 朝 外周線横道下バス停北100〜300m。
     夕 (あやめが原バス停西500m)

1月8日 朝 横道下バス停付近。外周線南西端。
     午前 御影用水下から、太郎山に南下。爆竹・ロケット花火。
     午後 古宿。国道南側に7〜8頭侵入。爆竹・ロケット花火・パチンコ・モデル   
        ガンで追い払い。
     夕 上の原南端。

1月9日 朝 上の原線南端から国道南側へ10頭ほど侵入。追い払い。
     夕 (せきれい橋南300m)

1月10日 朝 長倉公園北西・北。公民館方向へ移動。
      夕 軽井沢病院東。爆竹・ロケット花火。

1月11日 朝 軽井沢病院周辺。国道18号際から追い払い。
      夕 軽井沢警察北。

1月12日 朝 群れ全体が警察前の歩道橋を渡って南が丘に侵入。追い戻す。住民1人。
      
1月13日 朝 (東雲交差点付近)町内東側を探すが発見できず。
      午前 野澤原。マツヤからニコスクラブにかけて。カボチャを落とす。

1月14日 朝 警察署周辺。数頭が歩道橋を渡って南へ。爆竹。追い返す。
      夕 (軽井沢高校北100m)

1月15日 朝 軽井沢高校前の歩道橋を渡って南側へ約30頭侵入。北へ追い返す。
      夕 (図書館周辺)

1月16日 朝 資料館から中学校にかけて。国道沿いから北へ追い上げ。
      夕 (長倉神社北300m)

1月17日 朝 石山周辺。群れの多くが草を食べている。
      夕 (せきれい橋南西300m)

1月18日 朝 鳥ヶ坂から森林管理署にかけて散開。収穫後の畑に。
      夕 星野温泉入り口北、塩壺温泉入り口南の国道沿いで数頭目視。ハナコ
        信号音は野鳥の森入り口で最強。

1月19日 朝 千ヶ滝通り塩壺温泉入り口付近を東へ移動。
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# by k-saru-net | 2006-01-20 22:22 | サル追いノート
2006年 01月 02日
サル追いノート 2006年、最初の報告です  2006.1.1. T.M.
軽井沢のサルの群れは、新幹線の駅から600m、国道わきの大型スーパー、ホテル、
大型書店、スポーツクラブ、小学校が点在する住宅地で新年を迎えました。野生動物
でも飼育動物でもない、第三のカテゴリーが必要になりそうです。カラス、野良猫や
野良犬、東京や神奈川のインコやリス、それに軽井沢のサル。・・・・・・人間の側
の対応の仕方に問題があるのでしょう。軽井沢のサルも「食」の面から見ると9割方
「野生」なのですが・・・・・・・・

飼育されていた大型ほ乳類が野生化する例は、犬・ネコ・山羊など日本でもいろいろ
ありますが、餌付けされた場合をのぞいて野生の大型獣が人里に住み着く例は少ない
ようです。もっとも、江戸時代まではそれほど珍しい事でもなかったようですし、東
南アジアやアフリカでは今でも普通に見られる所もあるようです。人間とサルの濃厚
な接触を通して、サルの感染症が人間に伝染することもあり、世界規模の問題に発展
することもあります。

日本列島は氷河期の終了後、飛べない動物にとっては「鎖国」状態にあって、野生動
物からの感染症や寄生虫は主として昆虫や水生動物が媒介するものでしたが、地方に
よっては昔からノウサギを食べてはいけないとか、近年はシカを生で食べないように
と言われているようです。動植物や飼料などが海外から入ってくるようになって、思
わぬ感染症や寄生虫が持ち込まれることがあります。輸入されたサルが野生化したり、
ニホンザルと交雑する事が見られる現在、日常生活空間での安易な接触は避けた方が
いいのではないでしょうか。

生で食べる野菜の畑をサルが荒らし回ったり、サルが囓った干し柿や大根が処分され
ずにいつまでもぶら下がっていたり、干してある布団や洗濯物にサルがのったり、子
供が遊ぶブランコやジャングルジムでサルが遊んでいたり・・・・という状態はあま
りにも無防備と言わざるを得ません。リスならいいのか?と言われると何とも答えに
くいのですが、サルと人間が近縁の生物である事はこの問題ではやはりマイナスの要
素と考えるべきでしょう。この一年、サルの群れの行動力や被害を見ていると、やは
り人間とサルの生活空間は一定の距離をおくべきではないかと感じます。

11月4日に発信器を装着された「マロン」の電波が、12月21日の夕方から受信さ
れなくなりました。町内あちらこちらを探しましたが、監視隊に聞いたところ、群れ
が移動しているのに電波の発信地が動かないのでおかしいと思い探したら、ベルトを
ちぎられた発信器を見つけたそうです。ベルトには血がついていて、他のサルに食い
ちぎられたようだとのことです。前足に裂傷を負ったオス、後ろ足の具合が悪いメス
も見られ、クリが豊富だった去年の今頃に較べると、群れの様子がざわついているよ
うに思えます。

12月30日には、回収された発信器が新たにとりつけられ、新マロンが誕生しました。  
ちょっとトッポイ感じの中型のメスです。発信器のベルトを自
分で回して、アンテナを前にもってきて囓っていました。

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               < 新マロン >
e0005362_202556.jpg

       < 新マロンとアンテナ 〜ぐるっと回して齧ってます〜 >

三笠パークで1頭がチョウセンゴミシの実を食べていましたが、今年はあまりなって
いません。寒さでしなびた実を房ごと採って、種は出していました。地面に落ちてい
るミズキの実を良く食べています。パリポリと離れた場所でも聞こえるほど大きな音
を立てて種をかんでいます。糞を見るとイチイと思われる丸い種がたくさんはいって
います。イチイの種には毒があると言われているので、噛みつぶさずに丸飲みするの
でしょう。この3種は同じぐらいの大きさの実ですが、「種を出す」「種をかみ砕く」
「種ごと丸飲み」の食べ分けをしています。
e0005362_20255212.jpg

               < ゴミシを食べる >

この秋、ホウノキの実が豊作で、今でも拾って食べています。草の穂を手に持って、
口でしごいて種を食べるのも見られます。夕方かなり暗くなるまで、忙しく手を動か
しているメスの集団を見かけます。

前回の報告以降の「サル追い日誌」を掲載します。 ( )内の位置情報は野生動物
監視隊の報告によるものです。
************************************

12月15日 朝 千ヶ滝西区あやめが原周辺。外周線の下。

12月16日 朝 中軽井沢、中央公民館の北と西を東方向へ移動中。
      夕 離山集落東。爆竹で追い払い。

12月17日 朝 軽井沢警察東側。陸橋に上がっていた集団を追い払う。爆竹。北東へ
      夕 (一本松南400m)

12月18日 朝 旧軽ロータリー南側でハナコとマロンの信号音。目視出来ず。
      夕 (旧軽児童館南西400m)

12月19日 朝 新軽井沢 東雲交差点東側。一部は交差点の南で西に移動。
      夕 (旧軽児童館南200m)監視隊の話では昼間住居侵入、柿を食べた。

12月20日 朝 旧軽井沢 釜の沢、太陽の森別荘地の斜面でホウノキの実を食べる。
      夕 (一本松南200m)

12月21日 朝 旧軽銀座北端を東・大塚山方向へ移動中。両信号音受信。
      夕 旧軽ロータリー付近でハナコの信号音のみ受信。

12月22日 朝 旧軽ロータリー西側から西南に移動。ミズキの実をパリポリ食べる。
      夕 (東部小西200m)

12月23日 朝 軽高から離山集落へ。離山線の両側。ハナコの信号音のみ。
      夕 中軽井沢 石山の西、三井の森境界線道路の下。ハナコのみ。

12月24日 朝 第一法規寮から石山斜面中腹に散開。ハナコの信号音のみ 
      夕 中央公民館北東200mでハナコの信号音最大。マロンなし。

12月25日 朝 長倉公園周辺。湯川橋北側で追い払い。公民館西側へ。住民5人。ミカ
ンを食べる。爆竹、ロケット花火使用。ハナコの信号音のみ。
      夕 (軽高北50m)

12月26日 朝 軽高北側。マロンを探しに、旧軽・新軽・線路南へ。
      夕 翌朝、東部小北のアロークラブ北側にモミの枝が多数落ちていた。

12月27日 朝 東部小北。アロークラブから雲場池南端にかけて散開。
      夕 鹿島の森ホテル北。監視隊当番からマロンの発信器回収の話を聞く。

12月28日 朝 三笠パーク15番の南200m。チョウセンゴミシの実を食べる。
      夕 (旧軽児童館西300m)

12月29日 朝 旧軽ロータリー、静山荘、教会南。リンゴ、干し柿を食べる。監視隊1 名
と追い払い。
      夕 (旧軽児童館西500m)

12月30日 朝 旧軽郵便局裏、児童館、テニスコート周辺。
      夕 万平通り森裏橋南。暗い中で活動中の数頭目視。

12月31日 朝 万平通り音羽の森ホテル周辺。ハナコと他1頭がミカンを食べる。他は
地上で採食。西へ移動。
      夕 東部小南東200m。暗い中、樹上で数頭活動。威嚇攻撃。爆竹1発。

1月1日  朝 東部小南から西の住宅街、警察北側。ニコスクラブ内の集団に爆竹とロケ
ット花火。
     午前 軽高東側。メス1頭右後ろ足の具合が悪い。新マロン撮影。北へ。
     午後 泉の里。離山集落で追い払い。爆竹2発。
      夕  泉の里 軽高北300m。ホウノキの実、草の種を食べる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上・・・・・・・・・・・・・・・・・
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# by k-saru-net | 2006-01-02 20:29 | サル追いノート
2005年 12月 15日
サル追いノート 初冬の近況報告 11月25〜12月14日  T.M. 
12日に軽井沢中央公民館で、軽井沢のニホンザルについての講演会があり、急遽12日
までのレポートをまとめて何人かに配りましたが、その後の報告を追加して配信しま
す。講演会は、各地でサル対策を実践してこられた方々を招いて、具体的な実践報告
を聞くことができましたが、各講演者一人一人と時間をかけて一方通行でない話がし
たかったという点で、ちょっともったいない気がしました。

前回報告しました、11月25日を最後に今年の畑の被害は終わったようです。まだ、畑
にいくらかネギやホウレンソウが残っていますのが、リスクをおかしてまで侵入する
ほどの魅力はないのでしょう。この期間、干してあるダイコンやネギなどがねらわれ
ています。これは管理をきちんとすれば防げる被害です。27日、星野温泉入り口周辺
で、大量のサツマイモ(切り分けられていた)を群れが食べていましたが、1頭が同
時にリンゴを食べていたところを見ると、誰かがエサとして与えた可能もあります。
里にも山にもエサが少ないこの冬、人家周辺のエサ場としての魅力を徹底的になくす良
いチャンスと思われます。

雪が降る前は霜で凍ったシロツメクサを食べていましたが、12月3日の雪がその後も5
cmほど残り、雪を払ってクリを探しています。しかし、運良く見つけられる可能性
は低く、草の実をついばんだり、ホオの木の実を食べています。昨冬に較べると、地上より樹上で採餌する時間が多く、ムラサキシキブ・イチイ・ズミの実などを食べている他、木の芽や皮を囓っています。これはクリが豊作だった昨冬の今頃も見られたので、必ずしもエサ不足の影響とは言えません。イチイの実がなくなれば人家周辺のエサは減り、ミズキやホオノキの多い山側がエサ場になる可能性もあります。

11月の末頃からしばらく、群れのメスの発情期の波だったのか、メスの鳴き声がさか
んに聞かれ、交尾行動も頻繁に見られました。しかし、10月末頃に較べると発情して
いるメスの数も少ないようで、群れが大きく分散することもありませんでした。12
月9日、群れの若いペア(1匹はメスで1匹は不明)が間に時々通常のマウンティング
姿勢をはさみながら、何度も向かい合って(疑似?)交尾行動を繰り返しているのが
見られましたが、繁殖につながるには若すぎるようでした。ピッキオのMさんのお話では、オス・メスのバランスが偏った群れでは、メス同士でこのような行動が見られることがあるそうです。エサ不足が群れの繁殖にどのように影響するのか、今年生まれた赤ん坊がどれだけ冬を越せるのか、今後の観察が重要に思われます。

13日の夕方は、中軽井沢市街地の西端・鳥ケ坂付近に群れは移動していました。周辺
の小学校上級生10人ほどが元気にむれを追いかけていました。14日の朝、群れはまだ
鳥ケ坂の下にいて、2頭が通学途中の小学生2名に威嚇攻撃をしかけてきました。母親
が送りに出ていたのと、私もすぐに追い払いに行けたことで被害はありませんでした
が、朝の登校時間は人通りも少ないので、注意が必要です。威嚇してくるサルがいた
時、私は相手の目を見据えて、徹底的に反撃し、追い回すことにしています。

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 <サツマイモを食べる>    <ホオノキの実を囓るハナコ>  <変なペア>

11月25〜12月12日 サル追い日誌を掲載します。( )内に位置情報は「野生動物監
視隊」の報告によるものです。
**************************************

11月25日 朝  借宿帰農。前夜、千ヶ滝西区西端の南側に泊まっていた群れが、早朝 
         に畑に侵入しカボチャ、ダイコン、ネギの食害。住民3名と追い払い
       夕 西区西北端。昼間、大日向地区に侵入した模様。群れは夕闇の中で、シ
         ロツメクサを食べる。

11月26日 朝  西区ひぐらしの里周辺。群れは南東に下っている。
      夕  上の原北端の三叉路付近で、両信号音受信。

11月27日 朝  星野温泉入り口周辺で、ムラサキシキブの実を数頭が食べているが、
          群れの10数頭はサツマイモ を食べている。リンゴを樹上で食べて
          いるのが1頭。
      夕  長倉公園北で両信号音受信。

11月28日 朝  長倉霊園北西斜面。ホオノキの実を食べている。
      夕  軽井沢病院北側で信号音と鳴き声。

11月29日 朝  群れの先頭は中学校北側へ移動、一部は公民館北側に残る。メスが
          騒がしく、発情期の波。
      夕  鶴溜山頂北側で両信号音受信。

11月30日 朝  鶴溜北から前田公園北東に分散し、交尾行動が見られる。
      夕  一本松西400m付近で、両信号音。

12月1日 朝  柏山荘付近から南西へ移動中。交尾行動。
      夕  (軽井沢高校東200m)

12月2日 朝  (軽井沢高校東200m)
      夕  離山登山道入り口付近で、真っ暗な中10数頭が活動中を目視。両
         信号音受信。

12月3日 朝  東部小北200m付近を東へ移動。
      夕  (旧軽児童館南200m)
12月4日 朝  万平通りから三度山へ移動。信号音はどちらも弱い。

12月5日 朝  旧軽銀座通り上部。銀座通りにいる一群を追い払い。群れの多くは
         大塚山山腹に。
      夕  (一本松周辺)

12月6日 朝  愛宕山南西斜面。アカデミーヒルズ西側で両信号音最大。目視出来
ず。
      夕  (一本松付近)

12月7日 朝  三笠通りに成獣3頭の他、群れは三笠パーク事務所の上に移動。ズミ
         の実を食べる。交尾後のペア。
      夕  (鶴溜山頂東300m)

12月8日 朝  マロンを含む群れは旧鶴溜駅跡の東100m。ハナコはいくらか三笠パー
         クよりで信号音。
      夕  三井の森蕨尾口の東100mで両信号音。暗い中で行動している。

12月9日 朝  三井の森蕨尾口から北西に移動中。正対位で交尾行動?を繰り返す
         若いペア。
      夕  (せきれい橋にし500m)

12月10日 朝  上の原バス停付近で両信号音受信。
      夕  西区せせらぎの里、清水屋山荘付近で数頭目視。

12月11日 朝  せせらぎの里バス停とひぐらしの里バス停中間の東向き斜面を登る
          群れを見る。
      夕  (せせらぎの里バス停北東700m)

12月12日 朝 西区 立教村バス停周辺(黒橋バス停西)。イチイの実を食べる。
      昼間 星野温泉蕨尾橋東
      夕  (せきれい橋北300m)

12月13日 朝 せきれい橋周辺で群れは国道146を西に渡る。前夜の雪が5cm。多く
       がイチイの木に群がって実を食べている。
     夕 中軽井沢市街地西端の鳥ケ坂周辺に移動。小学生の集団が群れの追い払い。

12月14日 朝 鳥ケ坂下の住宅地から出てきた小学生2名を、サル2頭が威嚇攻撃。追
       い払い。東の森林管理所南にいた数頭を追い払い。群れはその後、旧ジャス
       コ駐車場に移動。国道の南に渡っていた数頭を爆竹で追い払い。先頭は西、
       古宿方向へ移動。 
****************************************
   以上  報告 T.M.
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# by k-saru-net | 2005-12-15 21:08 | サル追いノート
2005年 11月 25日
サル追いノート 2005.11.2〜25 「厳しい冬の始まり:エサ不足の影響」 報告 T. M.
寒い朝はマイナス5度ぐらいまで下がり、風向きによっては何度か雪も舞いましたが、
比較的穏やかな晩秋です。

10月下旬から始まったサルの群れの交尾期は11月下旬に入っても続いていますが、一
時のような騒がしさは感じられません。個々のメスザルの発情には周期性があるので
しょうが、群れ全体にも波があるのかもしれません。あるいは、クリの不作でエサ不
足のため、元気がないのでしょうか。

10月末ごろから10日間ほど、ハナコを含む一群が時には群れから2キロ以上離れて、
一時は群れの分裂につながる可能性も検討しましたが、11月8日の夕方には群れに戻
り、その後の群れは比較的広い範囲に散らばりながらも、一団で行動しています。ハ
ナコ等、今年出産しなかったメスの発情が早く、その時期まだ群れのオスの準備が間
に合わず、他から来たハナレザルについて群れから離れた可能性もあります。この2
日間(11月22・23日)、ハナコは群れから400mほど離れて、大きなオスザル1頭とそ
れと争う中型オス数頭と共に行動していました。そのグループには、赤ん坊や子ども
のサルはいないようです。

ハナコの発信器が次第に弱くなってきていたため、11月4日に新しい発信器が群れの
メスザルに取り付けられました。ハナコより一回り大きい、赤ん坊をつれた元気なメ
スで、マロンと名付けられました。以前からハナコは群れの周辺部にいることが多かっ
たのですが、マロンはその後の観察では群れの中心部にいるので、偶然ではあります
が群れの追跡のためには良い人選?でした。 
                       
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左:<発信器が取り付けられたマロン>  
右:<オニグルミを割るマロン。アンテナは囓られてヨレヨレに変形してる。>

鶴溜や三笠パークなど、山間部では落ち葉をかきわけてクリの実を探していますが、
里ではまだ残っているイチイの実を食べています。その他、ミツバウツギの実やムラ
サキシキブの実に群がっていますが、エサとしての量はたいしたことはないでしょう。
畑にはまだダイコンが残っていますが、むしろ漬物用に干してあるダイコンをねらっ
ていました。干してあるネギや軒下の干し柿も食べられていましたが、いずれも群れ
全体がねらっている様子はなく、4・5頭〜最大10頭ほどが執着するようです。これか
らは色あざやかなミカンがこたつの上に置かれていることが多くなりますが、陽当た
りの良い部屋は外から丸見えで、サルにとっては刺激的な光景です。

ダイコンは庭に干してある事が多いので、サルが来れば気づいて追い払いに出てくる
人もいます。誰も出てこない時は、爆竹をならして知らせるようにしています。干し
柿は会社の事務所の軒につるしてあり、早朝サルが次々たぐり寄せて囓っていたので、
社員の出社時刻後に電話で知らせておきました。夏の畑など、持ち主がサルの被害に
気づかない事もあるでしょう。トマトやキュウリ、漬物用の野菜など、生で食べるも
のの場合は寄生虫や感染症の心配もあります。干してある洗濯物や布団も汚染される
可能性があります。サル対策の基本として、人里での共生は無理であると考えるべき
で、特に市街地や農地からは徹底した追い払いが必要と思われます。

上の原の北端付近で2度、自由に走り回る大型犬に追われて、群れの行動が制限され
るという事がありました。前後の移動ルートをみると、犬がいる間(1時間以上)群
れはかなり影響を受けていることがわかります。サルは木や家の屋根に登ってしまう
ので、犬を使って一定方向への追い上げは難しそうですが、群れをそのエリアに入れ
ないという防衛ラインには使えるかもしれません。離山地区では、犬の吠える声が群
れの襲来を知らせる役には立っています。

10月16日、長野県森林保全課の主催で、軽井沢のサル対策検討会が役場会議室で開か
れました。参加者約60名の他、オブザーバーや報道関係者も多数あり、午前中は班に
分かれて町内の現場チェック。午後は全員で報告と検討が行われました。県内で始め
ての試みであり、第1回ということで、対策については検討を深める所まではいたり
ませんでしたが、様々な立場の関係者が集まって考えを述べ合ったことは、出発点と
して有意義だったと思います。行政主催の会議というと、とかく結論がはじめから決
まっているセレモニーになりがちですが、現状を把握し出来ることを模索しようとい
うスタンスは出席者の共通認識になったと思います。

しかしこれはあくまでも出発点であって、今後さらに現状を多角的に検証し、軽井沢
におけるサルと人間の関係の長期的ビジョンを考えながら、現在何が出来るのかを具
体化する作業が引き続き行われない限り対策は一歩も進みません。被害と現在行われ
ている対策の検証については、多くの監視隊メンバーや住民が参加しやすい休日か夜
の会議がいいでしょう。今回は全般的な検討でしたが、今後は議論を深めるために課
題をしぼった検討会を積み重ねていく事がのぞまれます。

11月5日、富士吉田市の山梨県環境科学研究所で行われたセミナー「野生動物の被害
管理の現状と未来」に参加しました。研究者サイドからの講演が中心でしたが、いわ
ゆる第三者的研究ではなく、日頃の現場活動にねざした報告で、7月に参加した犬山
市の霊長類研究所のセミナー同様、得るものの多い一日でした。「国際セミナー」と
いう名前にも関わらず、周辺の住民が数多く参加していたのも、当研究所の日常的活
動姿勢が感じられるものでした。

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<ムラサキシキブの実を食べる>          <ヤマガシュウの実を食べる>

今朝(11月25日)借宿帰農に出た群れの一部が、カボチャ数個、ダイコン、ネギの被
害を出しました。カボチャは既に収穫期を過ぎていると思われるので、取り残しの片
づけを指導するべきでしょう。ダイコン、ネギについては、この時期は大面積の畑で
はないので、ポールとネットによる防護で被害を防げるでしょう。

実りの秋とはいえ、クリの不作で深刻なエサ不足。霜で白くなったシロツメクサの葉
やヤマガシュウの干からびた黒い実を食べています。ここ数年、冬の間エサ場として
きた利用してきたエリアにエサがないこの冬は、群れの遊動域が変わる可能性も考え
られます。西や南への拡大を警戒するとともに、エサ場としての魅力が減っている現
在の遊動域から北へずらす良い機会かもしれません。検討会の継続・深化を切望して
います。

前回の報告以後の「サル追い日誌」を記載します。( )内の位置情報は野生動物監
視隊の報告によるものです。
**************************************

11月2日 朝  雲場池西100m。 群れは東向き斜面に。交尾するサルあり。
     夕方 三笠パーク幹線道路9〜11番で群れを見るが、信号音は弱く、監視隊
       の位置報告では一本松南200mで、約2キロのずれ。

11月3日 朝 三笠通りでは信号音は受信されず。監視隊報告では旧軽ロータリー。
    夕方 離山北東斜面の別荘地で信号音。監視隊報告は一本松南西500m。

11月4日 朝 鹿島の森ホテルを通過して三笠パーク方向へ。群れの一部は早朝から
       三笠パーク下部にいた模様。ピッキオによる発信器の取り付け。
    夕方 ハナコの信号音は星野温泉入り口付近で、新しいマロンの信号音は鶴
       溜山頂北200m。約1.5キロ離れる。

11月5日 朝 鶴溜北の前田公園。マロンを含む一群が、クリを探しながら東に移動。
       ハナコの信号音は入らず。
    夕方 (三笠パークバス停西北500m)山梨のセミナー出席。

11月6日 朝 三笠パーク最上部の20番付近でハナコを含む10頭ほどを目視。鶴溜北
       側の前田公園東でマロンを含む数頭を見る。
    夕方 (せきれい橋南300m)

11月7日 朝 上の原北部。マロンを含む一群(成獣10頭以上)はR146東からホテル・
       ブレストンコートを通過、西の千代田区寮へ。ハナコの信号音は鶴溜
       山頂付近。2キロ以上離れる。
    夕方 マロンを含む一群は鶴溜山頂北側。昼間上の原で犬に追われた模様。

11月8日 朝 マロンを含む群れは鶴溜山頂西側。ハナコの信号音は三笠パーク〜一
       本松〜鹿島の森ホテル〜離山登山道で受信。最後は鶴溜東に移動。
    夕方 三井の森下部の三叉路東。マロンとハナコの信号音が一致する。群れ
       は南へ移動中。

11月9日 朝 石山下。マロン・ハナコともに湯川東岸の第一法規寮から移動。
    夕方 離山集落で、住民2名と追い払い。マロン・ハナコ両信号音。

11月10日 朝 離山集落へ数頭侵入。追い払い。信号音両方。
    夕方 旧軽ロータリー南西で両信号音。

11月11日 朝 六本辻北東300mで、住民1名と西へ追う。
    夕方 (東部小北東400m)

11月12日 朝 雲場池北端西側。イチイ・ミツバウツギの実を食べる。

11月13日 朝 新軽井沢東雲交差点東側から西・鱒池方向へ移動。住民2名と追う。
    夕方 (一本松東100m)

11月14日 朝 旧軽教会通りでダイコン(干し)をねらう。住民1名と一本松方向へ
       追う。 
    夕方 三笠パーク8〜15番。ムラサキシキブ・イチイ・ミツバウツギの実を
       食べる。

11月15日 朝 三笠パーク15〜17番で上へ移動中。
    夕方 (一本松南西500m)

11月16日 朝 雲場池北端西100mの斜面。イチイを食べる。マロンの信号音は弱。
    夕方 軽井沢高校東・北で数頭目視。

11月17日 朝 軽井沢高校東側から、東部小西の住宅街に侵入。爆竹で北へ追う。
    夕方 野澤橋と雲場池間で両信号音最大。

11月18日 朝 東部小西側の住宅街に侵入、追い払い。
    夕方 軽高の北・西。

11月19日 朝 数頭が離山集落の家庭菜園に侵入、追い払い。
    夕方 (軽井沢病院北300m)

11月20日 朝 中央公民館の北・西。長倉公園の北側でダイコンをねらう。住民2名
       と追い払い。
    夕方 上の原北端の三叉路東側で両信号音。

11月21日 朝 千ヶ滝西区事務所の干し柿を食べる。事務所に電話するが、現在もそ
       のまま。
    夕方 (せせらぎの里バス停南4〜500m)

11月22日 朝 マロンを含む群れは千ヶ滝西区あやめが原バス停付近。ハナコと、大
       きいオス1頭、中ぐらいのオス数頭が小谷が沢西で争う。
    
11月23日 朝 千ヶ滝西区歌鳥の里バス停北から群れは北上、NEC寮へ。途中、霜の
        降りたシロツメクサを食べる。ハナコ他数頭は400m南。

11月24日 朝 せせらぎの里バス停西、外周線の両側で、オニグルミ・ヤマガシュウ
       の実を食べる。用水の水を飲む。
    夕方 横道下バス停南

11月25日 朝 借宿帰農へ10数頭侵入。カボチャ数個・ダイコン・ネギの被害。住 
       民3名と追い払い。
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# by k-saru-net | 2005-11-25 22:41 | サル追いノート
2005年 11月 02日
サル追いノート 2005.10.18〜11/1 発情期の始まりと畑の被害再発
日に日に夜明けが遅くなり、朝の観察が楽になりましたが、遅くなった分だけ本業の
仕事時間に食い込んでくるのがちょっとつらいところ。紅葉の盛りをむかえた現在、
寒い日は零度前後、これから冬本番になると、さらに20度近く下がります。

[ 発情期の始まり ]
    前回の報告の後、23日には冷たい西風が吹いて、浅間山の初冠雪。サルの群
れは鶴溜山頂の西400m程の三井の森別荘地最上部で、朝日にあたりながら毛繕いを
したりイチイの実を食べたりしていた時、700mほど東の前田公園に2頭のサルが交
尾を繰り返していました。メスの顔はかなり赤く変化しているのに対し、オスは夏と
変わらない顔色。行動も雌の方が積極的な感じでした。

群れの方は静かで、その後4日間は毎朝変わった様子がなかったのですが、28日の朝
には上の原の北端三叉路付近で、騒がしく無秩序な動きをしていました。前夜の泊ま
り場の位置から考えて、早朝に湯川の東岸は移動する事が予想されていたのですが、
メス数頭が発情していて、樹上や電線に上で上唇にしわを寄せながら口を突きだし、
フェー・ホェー・フォッ・ホッというような声を出しています。既に尻に精液が白く
かたまって着いているメスが電線の上だけで2頭、樹上でも騒いでいて、屋根の上の
ペアは静かに交尾をくりかえしています。その状態が1時間近以上続き、そのうえ大
型犬1頭が群れを追い回したため、赤ん坊連れのサル達も移動せず、周囲の住民がう
るさがって追い始めました。無粋と思いつつも爆竹やロケット花火などで追ってみま
したが、あまり効果はありませんでした。29日、30日は湯川の反対側、鶴溜山頂付近
で同様な交尾行動が見られました。メスの中には、尻がパンパンにはれてふくらみ、
赤というよりビーツやソルダムの色に近い個体もいます。 
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          上: <口をつきだして鳴くメス>
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              上: <尻の変化>


[ ニンジン・ダイコン・カボチャの被害 ] 
    今年はクリが不作のため、農業被害が再び出ることが予想されたのですが、
11月1日早朝、離山地区公民館西の家庭菜園が被害にあいました。発信器の電波がそ
のあたりからは検出されず、群れの侵入に気づいた時は既に20頭ほどが畑にいたよう
です。住民2人が追い払いをしていました。ニンジン20本、ダイコン5本、カボチャ
10個ほどが食われていました。特にニンジンは葉を残して食べ尽くしたものが多く、
追われて逃げながらも持っていって途中で食べた跡がありました。ダイコンとカボチャ
は囓りかけが残っています。アパートの屋根の上のテレビアンテナが倒されていまし
た。爆竹・ロケット花火・パチンコで追っているとさらに何人もの住民が追い払いを
始めましたので、早めに知らせていれば被害は防げたでしょう。

自然のエサが少ないこの冬はこれから、畑への侵入が続く可能性もありますが、後し
ばらくで農期も終わります。未収穫のまま放置される農産物の始末や、干してある収
穫物、貯蔵所・ムロの管理を徹底する必要がありそうです。

10月18日以降の「サル追い日誌」を記載します。日暮れが早く、夕方の観測が出来な
かった時は「野生動物監視隊」の泊まり場報告を( )の中に記してあります。
*************************************

10月18日 朝  旧軽井沢銀座通り東 テニスコート付近を東に移動。実が付いてい
        るクリの木の樹上で、数頭がクリを食べる。
      夕  新軽井沢 東雲交差点南西で信号音。駅から500mのメインスト
リート脇で泊まる。

10月19日 朝  新軽井沢東雲交差点西側の民家で騒ぐのを追い払う。西に移動中、
        民家の軒に干してあったクルミとトウモロコシを食べる。
      夕  (軽井沢高校北200m)

10月20日 朝  軽井沢高校北側に広く散開。移動方向不明。
      夕  雲場池北、ロッテクラブ東のモミ林に泊まる

10月21日 朝  鹿島の森ホテル三叉路周辺。ダンコウバイの赤や黒い実を食べる。
      夕  (三笠パークバス停西400m)

10月22日 朝  三笠パーク16番付近に広く散開。
      夕  (鶴溜山頂付近)

10月23日 朝  鶴溜山頂と野鳥の森裏口の中間に散開。浅間山初冠雪。木枯らしの
        中で日向ぼっこ。イチイの実を食べる。前田公園で2頭が交尾行動。
      夕  せきれい橋南の東岸に泊まる。

10月24日 朝  せきれい橋上とその南側で湯川を西に渡る。監視隊が頭数計測。国
        道146の西側の家庭菜園(ダイコン・ネギ)は無事の様子。
      夕  (せせらぎの里バス停南400m)

10月25日 朝  せせらぎの里バス停西200m〜500mに散開。6時ごろ、古宿公民館
        付近にハナレザル1頭、北へ追い払う。
      夕  (千ヶ滝西区あやめが原バス停南西500m)

10月26日 朝  あやめが原バス停付近で弱い信号音。

10月27日 朝  あやめが原バス停周囲に広く散開。
      夕  上の原北端の三叉路東側に泊まる。

10月28日 朝  上の原北端三叉路周辺。メス数頭が発情、独特の呼び声と交尾行動
        が見られる。洋種の大型犬1頭が追い回す。追い払い効果なし。
      昼  湯川の東岸、蕨尾橋東。
      夕  三井の森 ヤマドリの路分岐点周辺。

10月29日 朝  ヤマドリの路でメス数頭が独特の声で鳴く、フェー ホ ホ
 ホェー
      夕  鶴溜山頂北側の斜面

10月30日 朝  鶴溜山頂直下の北斜面で落ちているクリを食べる。発情メス2頭。
      昼  三笠パーク西南端の軌道跡付近。
      夕  (軽井沢高校北200m)

10月31日 朝  離山登山道で数頭見るが、信号音は登山道中途中で消える。雲場池
        で弱い信号音。移動先不明。(離山北面)
      夕  軽井沢高校付近で信号音。

11月1日 朝  離山地区の家庭菜園被害。ニンジン20、ダイコン5、カボチャ10。北
       側へ追い払う。住民7〜8人追い払い。信号音は離山では聞かれず、西
       800mの資料館から中学校付近で強い。
     夕  (東部小学校北東500m)

以上  2005.11.2. 報告   軽井沢 サル・ネット   T. M.
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# by k-saru-net | 2005-11-02 08:59 | サル追いノート
2005年 10月 28日
少ないクリ             2005.10/14
今年のクリの実は、去年の十分の一もなっていないようだ。
それでも、かろうじてイガのついている木を見つけて、地上5mほどの高さの枝を引き寄せ、クリを取ろうとしている。
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# by k-saru-net | 2005-10-28 08:03 | 写真
2005年 10月 28日
土を食べるサルの群れ          2005.7/14
湯川から蕨尾の斜面に登ったサルの群れは、道の脇で次々と土を食べていた。
そこだけ腐植の多い表土が崩れ落ち、その下の火山灰に由来すると思われる黄褐色の地層が現れている。親がつまんで食べるのをまねする子ザル、つまんだ土をしげしげと眺めるサル、直接顔をつけてかじるサル。群れの半数以上が通りがかりに土を食べていった。
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# by k-saru-net | 2005-10-28 08:02 | 写真
2005年 10月 25日
サルとツノハシバミ          2005.8/19
軽井沢の里では、この秋クリやドングリが不作です。
堅果類では、ツノハシバミが豊作で、8月中旬に入ると低い茂みでまだ若い実を食べていました。中段の写真はまだ若い実で、中の殻がまだ柔らかいため、外側の皮ごと噛み裂いて果実を食べているようですが、9月の中旬になると堅果の殻も硬くなるので割って食べていました(写真下段)。
10月下旬になっても食べ続けています。
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# by k-saru-net | 2005-10-25 23:28 | 写真
2005年 10月 23日
事故死                2005.8/16
前日15日に蕨尾で頭部を車に轢かれた子ザルをひきずる母ザルを、
三笠パークで見つけた。
事故を目撃した野生動物監視隊の話では、徐行していた車に子ザルが飛び込んで、
即死状態だったそうだ。母ザルの乳が張っているように見える。
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# by k-saru-net | 2005-10-23 23:18 | 写真
2005年 10月 23日
キノコを食べる            2005.8/10
寮の芝生に生えたイグチの仲間と思われるキノコを、
傘の頭からムシャムシャと一気に食べてしまった。
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# by k-saru-net | 2005-10-23 23:14 | 写真
2005年 10月 23日
クリと若ザル              2005.8/4
この時期、まだクリのイガの中には、食べられるような実が入ってはいないと思われるが、若いサルは枝を折って食べていた。
トウモロコシが実って、畑への侵入が増える直前である。
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# by k-saru-net | 2005-10-23 23:13 | 写真
2005年 10月 18日
サル追いノート 2005年 9/9〜10/18   T. M.
この秋、ヤマボウシやイチイ(こちらではトガとよぶ)の実は豊作で、サルの群は9月中旬にはいると庭先や街路樹に群がっています。ツノハシバミも豊作で、8月下旬から現在(10/18)まで食べ続けてきました。ヤマボウシの実は赤い皮を捨てて、中の果肉だけを食べますが、イチイの実は毒があるといわれている種ごと食べているようです。ツノハシバミは剛毛が密生している皮をむいて、種の殻を割って中身だけを食べています。 
 
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          < 上: 10/12 イチイとサル >
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          < 上: 9/16 ヤマボウシとサル >

クリは全くの不作です。少数ですが木によっては実がなっているものもあり、梢の先でいがをとって食べています。落ちているいがを割ってみると虫食いが多いのですが、サルにとってはクリの虫も食料でしょう。下北のサルの本(松岡史郎著)にも、イタドリの茎の虫を食べる話が出ていました。数日前、中学校のグラウンドで雨の中、群れは芝生をかき分けたりむしったりしながら何かを探していました。昆虫を捕っていたのかもしれません。ドングリも不作ですし、数日前にトチノキの多い小瀬林道を走ってみましたが、やはり実は不作のようです。ミズキの実はたくさん地面に落ちていますが、どれぐらい冬まで樹上に残るのかわかりません。チョウセンゴミシも不作のようです。ホウノキの大きな実の赤い種を食べていますが、昨年は冬の間も見つけると食べていました。ナナカマドやムラサキシキブの実を食べているところは見ていませんが、毎日霧雨が降り続けているため、観察が雑になっているのかもしれません。

9月中旬でおさまった農業被害が、10月17日再発しました。通常は移動コースとして利用しない新軽井沢交差点付近ですが、エサ不足なのかもしれません。庭のヒマワリの種を、あちらこちらで取っています。種が成熟したら取り込むように指導した方が良さそうです。ジャガイモや豆類は干してあるところを取られているケースが見られます。サルの行動予測を広報することで防げるでしょう。
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             < 上: 9/12 ヒマワリの種 >

夏以降これまでの観察から、この冬はかなりのエサ不足になる事が予想されます。今年20頭弱の出産がありましたが、そのうちどれぐらいが冬を越せるのでしょうか?
群れの過去のデータがありませんのではっきりした比較ができませんが、10月18日現在、群れの中で尻や顔が赤く変わっている成獣を見かけません。12日に見たよそから来たと思われるハナレザルの尻が鮮やかに赤く変わっていたのとは対照的です。群れの繁殖行動が遅れるのか、あるいは来年春の出産数がかなり減る事も考えられます。過去の観察記録と比較出来るといいのですが、いずれにしても今後観察を続けていく必要があります。

エサ不足に伴い、冬の間の家屋侵入が増える可能性があります。広報の徹底と同時に、被害の有無にかかわらず市街地からの追い上げを考えるべきでしょう。里のクリが豊作だった昨年は、群れが豊かなエサ場に執着して移動しない現象が見られましたが、この冬は里にエサが少なく、自然のエサ・木の実やササの葉、草の根や木の皮等を求めて移動を繰り返す可能性があります。棲み分けの方向性で対策をを実行する良い機会かもしれません。

以下、9/9〜10/18の「サル追い日誌」を記載します。この期間中は、一部現場に行けない時期がありましたが、位置を(  )に入れてあるところは野生動物監視隊の情報から記載したものです。


9月9日  早朝  旧軽井沢ロータリーから西へ移動。イチイの実を食べる。
     夕方  軽井沢高校北側の離山線沿い
9月10日 早朝  軽井沢高校〜離山地区 国道18号で監視隊2名と群れの南下を防止。
           家庭菜園に被害。
     夕方  (一本松西400m)
9月11日 夕方  (一本松西400m)
9月12日 夕方  (一本松東300m)
9月13日 早朝  旧軽銀座北端を東へ移動。ツノハシバミ・クリ・カエデの実を食
        べる。
9月14日 早朝  旧軽井沢ロータリーから西へ移動。
     夕方  (鶴溜山頂付近)
9月15日 早朝  中軽 宝性寺南から三井の森下部へ。ヤマボウシの実を食べる。
     夕方  千ヶ滝西区 あやめが原付近
9月16日 早朝  あやめが原でヤマボウシの実を食べる。
     夕方  せせらぎの里 御影用水下
9月17日 早朝  場所不明
     夕方  (鶴溜山頂付近)
9月18日 早朝  三井の森 幹線道路なか程の5叉路。クリ・ヤマボウシを食べる。
     夕方  (一本松西200m)
9月19日 早朝  三笠パーク12番付近で広く散開して、クリを食べている。
     夕方  (一本松周辺)
9月20日 早朝  三笠通りを北へ移動中
     夕方  (東部小北400m)
9月21日 早朝  東部小北400m、嘉悦学園から西へ移動。
9月22日 早朝  旧ゴルフ場内を東へ移動
9月23日〜27日  旧軽井沢と東部小学校の間を移動。
9月28日     (三笠パークバス停西600m)
9月29日     (せきれい橋南200mから千ヶ滝西区あやめが原へ移動)
9月30日 夕方  (せせらぎの里バス停西400m)
10月2日 夕方  (せきれい橋南西600m)
10月3日 夕方  (軽井沢病院北100m)
10月4日 夕方  (一本松周辺)
10月5日 夕方  六本辻南東100m
10月6日 早朝  新軽井沢交差点北東  ヒマワリの種を食べる
10月7日 夕方  (東部小西100m)
10月8日 夕方  (東部小北東300m)
10月9日 早朝  雲場池東100m
     夕方  (一本松東200m)
10月10日 早朝  一本松北を北進。鹿島の森三叉路でハナレザル2頭(内1頭は尻
         の赤いオス)
10月11日 早朝  三笠パーク上部 19・20番付近
     夕方  三井の森幹線道路上部の5叉路周辺
10月12日 早朝  三井の森 蕨尾口。クリ・イチイの実を食べる。群れに尻が赤く
         変わっているのは見かけない。
     夕方  位置不明 (せせらぎの里バス停南400m)
10月13日 早朝  千ヶ滝西区あやめが原バス停北200mから東へ移動中。
     夕方  せせらぎの里西300m付近
10月14日 早朝  せせらぎの里バス停西400m付近でクリ・ツノハシバミを食べる。
     夕方  上の原で受信音
10月15日 早朝  中軽井沢地区北端で国道146号を東に渡る。監視隊がカウント。
     夕方  軽井沢病院北100m
10月16日 早朝  軽井沢中学校を東へ移動。芝生をかき分けて何かを探している。
10月17日 早朝  新軽井沢交差点付近。家庭菜園のナス被害。花豆・レモンの被害。
     夕方  (一本松西300m)
10月18日 早朝  旧軽井沢テニスコートから東へ移動。クリを食べる。
 
                 以上 

                     
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# by k-saru-net | 2005-10-18 16:54 | サル追いノート
2005年 10月 17日
2005年 夏の農業被害について   2005.10.17.  T. M.
9月9日から一ヶ月あまりが経ってしまいました。その間、本業の忙しさやら車の故障
やらで、サルの報告がまとめられずに時間が過ぎてしまい、はやツタウルシの紅葉が
まっさかり、モミジも色づき始めています。

9月の中旬に入ると潮が引くように、畑の農作物被害が少なくなりました。9月いっぱ
いは、まだ畑にトウモロコシやカボチャが残っていましたが、それでも10日以降は農
作物に対する「欲望」が急に衰えていったような感じがします。 本格的に畑への侵入
が始まったのが8月1日ですから、ほぼ1ヶ月半の間、「人?が変わったような」執着
ぶりが、今は憑き物が落ちたようにおさまっています。クリなどの新しいエサへ興味
が移ったという感じではなく、体内に組み込まれたカレンダーに従って行動している
のでしょうか? あるいは、畑で得られるものと追い立てられる恐怖心のバランスが
マイナスに転じたということでしょうか

畑への侵入を繰り返したのは5〜15頭。多く見ても20頭。監視隊とともに追い払いが
最優先ですので、ゆっくり観察は出来ませんでしたが、侵入するのが固定メンバーな
のか、たまたま先頭にいたサル達が畑に侵入できたという事なのかははっきりしませ
ん。古宿と離山地区で国道を渡って南の畑まで達したのは、赤ん坊を連れていないサ
ル達(オスと若いサル?)だったように思います。

もちろんこのことは追い払いの結果であって、試してみるわけにはいきませんが、傍
観していれば群れ全体が畑に侵入していたでしょう。早朝の見回りが被害防除に効果
的だったこと、後半は各所で住民が追い払いに出てきたこと等、今後の対策につなが
るでしょう。出勤前に若い住民(4〜50代)が出てくる事、かなりの数のBB弾銃が
普及していることなど、被害対策の可能性を見ることが出来ます。また、高冷地のた
め農業被害の期間が短い事も、対策を立てやすい条件でしょう。

この秋、クリ・ドングリ・トチノキなどの堅果類は不作です。ツノハシバミが豊作な
ので、10月中旬にはいっても食べていますが、冬越しの食料にはならないでしょう。
ヤマボウシやイチイの実は豊作ですが、まもなく霜が降ります。去年の日本海側であ
ったような、冬眠できないクマが里に下りてくるという現象がおきるのでしょうか?
今年生まれた子ザルの多くが冬越し出来ない可能性もあります。今のうちに群れの構
成をきちんと把握しておくことが、今後のサル対策を考える上で重要になるでしょう
う。

10月12日、群れが三笠通りを北進中に、1キロほど離れた鹿島の森ホテル三叉路で2
頭の離れザルを見ました。大きな1頭のオスは尻が鮮やかに赤くなっていました。一
方では16日現在、群れのオス・メスともまだ変色していないようです。エサの質・量
が繁殖行動にどのように影響するか、今後の観察が必要です。

この夏の農業被害のうち、把握出来ているものをまとめてみました。(添付資料参照)

昼間の時間帯における被害は捕捉出来ていないものもあると思いますが、概略は判る
でしょう。記載されていない被害情報がありましたら、お知らせください。時間につ
いては、私が現場にいた時間ですので、被害の発生時間と多少ずれがあります。

移動する群れを追いながらの観察ですので、被害個数はおおよその数字です。被害金
額を推定するには、トウモロコシ・ナス・カボチャなどは算定出来ると思いますが、
豆類やブルーベリーなどは食害量がつかめません。

10月にはいってからは、被害が無かったのですが、今朝(17日)新軽井沢地区の家庭
菜園がやられました。今頃は例年ならばクリの実を食べている時期でしょうが、今年
は不作のため、農業被害がこれから出ることもあるのでしょうか? 他の地方では大
根などの食害があるそうです。        
                        以上
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# by k-saru-net | 2005-10-17 11:28 | メッセージ
2005年 09月 09日
畑の被害と自然の食べ物 8/29〜9/9 サル追い日誌  T.M.

8月の末から9月の始めは、まだまだ畑にトウモロコシやカボチャがあって、借宿帰農・
古宿・離山で食害がありました。群れの移動の機先を制して農地への侵入を阻止出来
たのは数回に過ぎませんが、監視隊や住民による追い払いがあって、群れ全体が畑に
入るような事態は避けられています。その結果被害額は少ないのですが、追い払いがなければ、被害は5〜10倍になるでしょうし、範囲も広がるでしょう。

その中で今回注意すべき点として、国道18号北側には水田は少ないのですが、古宿で
稲穂が食べられた事と、上の原からまっすぐ南下し、熊沢川に沿ってさらに南に下ろ
うとする動きがあった事が挙げられます。

古宿の水田は太郎山から古宿の畑に侵入する際の通り道として利用されていた場所で
すが、8月29日には10頭ほどが執拗に水田のへりで稲穂をしごいて食べていたようです。米を食べる事が群れ全体の行動の動機になると、行動域が南に広がり、新たな被害につながる可能性があるでしょう。その水田にはイノシシが侵入した形跡もあり、対策
が必要と思われます。

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            <米粒だけがなくなっている稲穂>


熊沢川沿いの南下は、旧中山道の南側・しなの鉄道沿線に広い畑があるので、被害地
域が拡大するおそれがあります。旧ジャスコの三叉路と熊沢川の間は国道に森が迫っ
ているので、群れが渡りやすい地点として注意が必要です。

9月2日に群れは湯川を東に渡り、その後今日(9日)まで東側にいます。5日に離山地
区で10頭ほどが新幹線を渡り、南側の畑に侵入しました。残りの群れが渡るのを阻止
し、監視隊2名が南側で追い払いをしましたが、その際離山地区の畑の防衛まで手が回らず、モロコシ10本ほどの被害が出ました。気づいた住民が数名追い払いに出てきましたが、あらかじめ広報されていれば被害は防げたでしょう。畑の被害のほとんどのケースは、事前に広報車で住民に追い払いを呼びかけていれば防げたと思われます。

8月の末頃から、ツノハシバミの実をよく食べています。今年は豊作のようで、かな
りあちこちで低い木に群がっています。9月に入って、ヤマボオシやトガの実も食べ
始めています。クリは不作ですが、これから群れの行動パターンが夏とは違ってくる
でしょう。

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  <ヤマボウシ  市街地に多く、群れを呼び込む可能性があります>

以下、8月29日から9月9日までの「サル追い日誌」を記載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月29日 5:10〜6:30   上の原バス停から西へ移動、西区あやめが原方向へ。
     12:30〜13:00   4頭が古宿公民館付近のモロコシに被害。その時間群
             れは1kmほど北西にいたらしい。
    15:00〜15:30  古宿北の水田で米食害、小豆被害。
     19:00   せせらぎの里7番の東

8月30日 5:30〜7:30 上の原、富が丘入り口バス停付近から古宿方向へ向かう群れ
            を牽制。
     9:00〜9:30 国道を渡り、古宿東端、熊沢川付近でモロコシ被害。北へ追
            い払い。
     12:40〜13:20 堂坂から 鳥ヶ坂下へ侵入。上の原へ追い払い。
     18:30 せせらぎの里3番

8月31日 6:20     せせらぎの里から西区外周線を北に横断
     18:00     せせらぎの里西端の御影用水下。

9月1日  5:30〜6:30  せせらぎの里西端で用水を渡り北上
     18:30〜19:00  上の原線北端の三叉路東側で信号音。

9月2日  5:50〜7:00 ブレストンコート南斜面からいこい山荘付近へ移動
             国道146号西の家庭菜園で追い払い。
     18:00     湯川東に移って、軽井沢病院東の林。

9月3日  12:30    軽井沢高校北へ移動
     18:00     (鹿島の森ホテル)

9月4日  5:40〜7:00 三笠パーク17番の南300mで先頭の数頭を確認。
     18:00     軽高北100m

9月5日  5:30〜7:25 西南へ移動。10頭ほどが軽高西で線路を渡る。残りの群れは
           阻止。線路南で追い払いの結果、歩道橋を渡って 戻る。離山地
           区で線路沿いのモロコシに被害約10本。
           マンション正面のヤマボオシの実を食べる。(写真貼付)
     
9月6日  5:30〜7:00 軽井沢警察東の陸橋上を群れが南下中を監視隊1名とともに追
           い返す。東部小運動場へ移動。

9月7日  所用のため観察出来ず。

9月8日  5:30〜7:00  旧軽井沢教会通りを東に横断。銀座通り侵入はほぼ阻止。
             大宮橋の南から大塚山を経て公民館へ移動
             昼間は矢ヶ崎公園まで南下
     18:00     旧軽ロータリー南200m

9月9日  5:30〜6:30 旧軽ロータリー南を西に移動。

・・・・・・・・・・・ 以上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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# by k-saru-net | 2005-09-09 11:33 | サル追いノート
2005年 09月 07日
「ボクのオッパイ」           2005.8/4

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  赤ん坊(オス)は

  まだ飲み足りない

  様子だったが、

  無視されてしまった。

  サルの社会では、

  どうも雌の方が

  ノビノビ暮らしてる

  ように見える。
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# by k-saru-net | 2005-09-07 06:24 | 写真
2005年 09月 07日
「三猿」                2005.8/3
血のつながりがある雌達なのだろうか。
この時期、まだ冬毛が抜けきらないで、朝日に白く輝いている。
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# by k-saru-net | 2005-09-07 06:19 | 写真
2005年 09月 07日
「サクラの実を食べる」         2005.7/30
細い枝につかまって、苦労しているサルと下で熟した実が落ちるのを待っているサル。あなたなら、どっちの役を・・・?
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# by k-saru-net | 2005-09-07 06:13 | 写真
2005年 08月 30日
サル追いノート 8月後半も畑を荒らしてまわる   T.M.
お盆休みが終わり、軽井沢の子供達は2学期が始まりました。サルの群は8月の後半も畑のトウモロコシやカボチャをねらって動き回っていました。思わぬ所に家庭菜園があって、サルの動きで初めて気づくという事もあります。被害マップを作って、場所・日付・被害内容を記録していくことは、来年以降の対策を考える上で、不可欠と思われます。

(8月中の中軽井沢東と離山地区の被害マップを添付します)
e0005362_921828.jpg


湯川の東側には本格的な農地はなく、大小様々な家庭菜園が20ヶ所あまり。離山地区と中軽の長倉神社・宝性寺間に集中しています。ネットや電気柵が有効と思われる菜園もあり、持ち主が周囲に住んでいることが多いので、早めに広報車で知らせればかなり多くの人が追い払いに出てくるでしょう。実際、爆竹やロケット花火でサルを追っていると、BB弾銃や棒を持って飛び出してくる人が何人もいます。狭く入り組んだ畑ですので、慣れないうちは少し恥ずかしいのですが、大声で脅すのも効果的です。群れの行き先を予測し、住民に積極的な追い払いを広報することは時には責任もともなう事ですので、民間人ではなく行政の仕事と思われます。
(8/19、離山地区でカボチャ被害の写真を貼付します。大きな硬いカボチャを割らずに直接かじっている事から、サルの顎の強さ・出っ歯である事が想像されます)
e0005362_925032.jpg


湯川の東側については、ネットや電気柵などの防護態勢、住民を含む追い払い態勢、防衛ラインを設定して里への侵入阻止という3点が対策のの柱になると思われます。一方、湯川の西側では別荘地から南と西の農業地帯へサルはどこからでも侵入出来るのに対し、車道が少ないため監視隊の行動が制限されます。農地が広い割には人が少なく、既に侵入されて被害が出始めている畑から追い出すということが多く、被害予防が難しい状況です。家庭菜園ではなく出荷・換金作物が中心ですので、質・量ともに被害の影響が大きくなります。群れの進行予想を広報し追い払い態勢を作りながらも、やはり湯川・国道146から西へは行かせない防衛ラインを対策の中心とするべきでしょう

サルを追い払いながら、周囲の人と話をすることがよくあります。例外はもちろんありますが、積極的に追い払いをしている人に較べて、何もしないで見ている人の方が、「サルなんかみんな殺しちゃえばいいんだ」と言いつのる傾向があります。その一方で、「サルと共生」を主張する人達に限って、実際にはサルの行動・被害と実践的に関わっていない傾向があります。サル対策を考え、実行していくのはどのような人々であるべきかを考えさせられます。

台風の前後から、まだ未熟なツノハシバミの実を食べ初めています。基部のふくらんだ部分を2つに開いて中の種だけを食べます。ミズキの実もたくさん熟していますが、あまり食べているようすが見られません。群れが通った後に、ヤマブドウやノブドウの未熟な実が落ちています。まだ熟す前から食べているようです。全体にはクリが不作のようですが、時には実が多く付いている木が通り道にあっても、まだ食べている様子はありません。 
(ツノハシバミを食べた写真を貼付します)
e0005362_9193120.jpg



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月18日以降の「サル追い日誌」を掲載します。

8月18日 5:20〜7:20  軽井沢高校東側の林から北に追う。東部小周辺を通って離
            山線北側へ移動。
     18:00,19:00 公民館北から鶴溜方向へ上がった模様

8月19日 5:20〜6:40   鶴溜南のT字路から北西に移動。ツノハシバミを食べる。
     18:20〜18:20 三井の森から湯川を渡って中軽北部に侵入。鳥ヶ坂町営
            住宅北側の家庭菜園でモロコシとカボチャの被害。周辺住
            民も出て、西に追い払い。

8月20日 5:00〜7:00   鳥ヶ坂上から西に200mほど移動し停滞。昼間、借宿帰農
            でモロコシ・ブルーベリーの被害があった模様。

8月21日 5:20〜7:00 横道下の泊まり場から西に移動。借宿帰農南端で追い払い。
     12:30    古宿公民館周辺の国道18号両側で追い払い。モロコシ被害
            が約30本。

8月22日 5:20〜9:00  せせらぎの里を探している間に、古宿東端に侵入。国道南
            側でモロコシ被害約50本。富が丘入り口方向に追い払い。
     18:00〜19:00  受信機の調子不良で見つからず。

8月23日 5:20〜6:30  受信機の調子不良で見つからず。昼間、借宿帰農で被害の
            模様。
     18:30    あやめが原バス停下。

8月24日 5:10〜10:00 せせらぎの里から古宿方向へ南下してくる群れを、監視隊2
           名とともに、國學院寮入り口付近で阻止。東に移動した群れ
           を、鳥ヶ坂下で侵入阻止。
     18:00    富が丘バス停南

8月25日 5:10〜9:00 富が丘から追い上げて上の原線東側を北上。ホテル・ブレス
         トンコートを通過し、せきれい橋を渡る。ツノハシバミを食べる。
     18:00   軽井沢病院周辺

8月26日 5:20〜9:00 役場南の線路付近から監視隊と共に北に追う。役場西の菜園
          でカボチャ被害。中学校前踏切南側でカボチャ・モロコシ被害。
          住民とともに追い払い。離山地区で線路南側モロコシ被害約20
          本。線路北側からは住民とともに追い払い。カボチャ被害。
     18:00  雲場池北の沢沿い

8月27日 5:30〜7:40 鹿島の森ホテルを通って、旧ゴルフ東端を北上。

8月28日 5:30〜7:00 三笠パーク西北端。
     18:30   上の原バス停周辺
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上、報告 T.M.
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# by k-saru-net | 2005-08-30 09:12 | サル追いノート
2005年 08月 18日
サル追いノート 8/3〜8/17  モロコシを中心に農作物の被害    T.M.
しばらくレポートを書かないでいるうちに、夏も何となく盛りを過ぎ、草むらから虫の声が聞こえるようになりました。

8月6日にサルの群れは湯川を西に渡り、以来10日間、中軽井沢北部の家庭菜園、借宿帰農のブルーベリー畑、古宿のモロコシ畑などを巡回し、7月の末と合わせると判っているだけでもネギ・ナス・キャベツ・モロコシ・枝豆・モロッコインゲン・ブルーベリー・キュウリ・ズッキーニなどの被害を出してきました。

本格的な畑作が広がる借宿地区・古宿地区への侵入を避けたいと、早朝から監視隊と共に群れを追ってきましたが、古宿では2度、国道18号の南側まで侵入され、モロコシ数十本の被害が出ました。幸い2度とも追い払い側が4人、地元の人も出てきて、国道を渡ったのは10頭以下に押さえることができましたが、北側では群れが東西に広がりあちらこちらでつまみ食いされました。7月末から8/14までの被害地図を添付します。

出来るだけ被害状況の写真を撮るようにしていますが、それにしても役場が被害調査に来ている様子がありません。昨年度も問題になったことですが、「保護管理計画」に書かれている「被害情報マップ」や被害統計を作っているのでしょうか? 今後の対策方針を立てる上で、群れの状況把握と被害情報のデータはもっとも基本となる資料ではないのでしょうか。被害の現場で見る限り、役場に寄せられる苦情電話の件数と、実際の被害の間には何の相関関係もなさそうです。現場を見て、記録し、信頼性の高いデータを積み重ねない限り、役場のやろうとしていることは「被害対策」ではなく「苦情対策」と言わざるを得ません。

千ヶ滝西区と借宿・古宿の間は地形が複雑で、サルの通り道が無数にあるのに対し、車で追跡出来る道路が東西両端にあるだけで人の移動がままならず、畑への侵入を手前で阻止するのが難しいところです。早く湯川の東岸に移ってくれないものかと思っていましたところ、15日の早朝、群れが泊まっていたのが上の原線北端の三叉路周辺だったので、監視隊のTさんと二人で、旧プリンスホテル敷地からロケット花火で追い出し、南側にいたのはパチンコとBB弾銃で東に追い、国道146号ガソリンスタンド付近でトンボの湯側に追い上げる事ができました。一部が信号の上で戻ろうとしましたが、群れは三笠パーク方向に移動したようです。
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移動の途中、蕨尾の上の方で、子ザルが1頭、車にひかれたそうです。即死状態で、親ザルが持って行ったそうです。翌朝、三笠パークを下に向かって移動中の群れの中に、死んだ子ザルを引きずって行く母ザルを見つけ、撮影しました。今年の春早い時期に生まれた子(オス)のようです。

群れは16日の午後には離山集落に達し、離山線と18号線の間の畑のモロコシを数十本食い荒らし、夕方現地に行った時も、まだ数頭畑に来ていました。翌朝は雨の中、5時に行きましたが、既に畑の周囲のアパートに5〜6頭、その西側の畑や国道をはさんだ南側にも来ていて、追い払っている間に、東側のマンション付近から歩道橋を数十頭が線路南に渡り、畑2ヶ所でモロコシ50本ほどの被害を出しました。

離山地区の家庭菜園は、借宿・古宿の本格的農地に較べると、規模は格段に小さいのですが、群れで入られと被害の大きさはかわりがありません。入り組んだ家並みの隙間にあるため、見通しが悪く追い出しにくいので、中に入られるとやっかいです。畑の数はそれほど多くはなく、広がりもないので、かなり手前で積極的に追い返す方がよさそうです。

自然のエサでは、クマヤナギの赤い実をよく食べています。場所にもよりますが、クリのイガが少ないようです。皆さんの所ではいかがですか? クリの出来不出来がどれぐらい冬越しに影響するのか、過去のデータを調べてみて、今年の冬の予想ができるといいのですが・・・。


以下は、前回のレポート以降の「サル追い日誌」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月3日 夕方  三笠パークの上部で信号音

8月4日 早朝  三笠パーク中程でクリの若い実をかじっている。
    夕方  不明(軽高北300m)

8月5日 早朝  離山集落で軽高・マンションから追い払い中に、公民館西側の畑の
         モロコシに被害、十数本。
    夕方  宝性寺南の集落から、上に追う。三井の森でもさらに追い上げ。

8月6日 早朝  せきれい橋の下流で湯川を渡り、中軽北部の家庭菜園でネギ10本。
    夕方  せせらぎの里南端で信号音。

8月7日 早朝  せせらぎの里南端からさらに南下。
    夕方  雷雨。せせらぎの里入り口南で信号音。

8月8日 早朝  せせらぎの里3番から西に移動。上の原bすてい北に15頭ほどの一
        群。本隊のいる西に追い上げ、清水屋山荘上を通過させる。
    夕方  昼間、借宿帰農でブルーベリーとモロコシの被害。御影用水に沿っ
        て東に追う。

8月9日 早朝  古宿東端、国道の北側の畑でモロコシ被害50本以上。ブルーベリー。
    夕方  上の原、富が丘バス停東に泊まる。

8月10日 早朝  富が丘バス停東で少し北上。
     夕方  西区営業所、黒崎線東側の別荘地で騒ぐ。バーベキューに興奮。

8月11日 早朝  せせらぎの里から出てきて、営業所付近で騒ぐ。西北に移動。
     夕方  昼間借宿帰農に出る。地元男性1人と太郎山線の御影用水付近で
         防衛線。西側で泊まる。

8月12日 早朝  太郎山線入り口から6〜7頭が国道南側の家庭菜園に侵入。公民館
         北の菜園と2ヶ所でモロコシ30本。北側に戻り、ブルーベリーと
         枝豆の被害。
     夕方  せせらぎの里4番付近。

8月13日 早朝  せせらぎの里4番から西に向へ。清水屋の菜園防衛。あやめが原へ。
     夕方  昼間、借宿帰農で被害。せせらぎの里南端で泊まる。

8月14日 早朝  群れは上の原南端に向かうが、途中ハナコ他数頭以外は古宿方向
         へ移動。一部が国道南・古宿東部の畑でモロコシ20本。北へ追い
         上げる。
     夕方  豪雨で中止。

8月15日 早朝  上の原線北端の三叉路付近で泊まっていた群れを、監視隊1人と共
         に東に追い、トンボの湯入り口付近で国道146号を渡らせる。一
         部が信号の上で西に反転。
     夕方  昼間、蕨尾の上部で車にひかれた子ザルがあったという。(三笠
         パークへ。)

8月16日 早朝  三笠パーク13番から下り、旧ゴルフに入る。事故死の子連れ撮影。
     夕方  離山公民館西の畑に侵入していた数頭を追う。ロンギングハウス          
         東側の林に泊まる。昼間30本の被害。

8月17日 早朝  公民館西の畑2ヶ所でモロコシとナスの被害。追っている間に、国
        道南側のモロコシを数本やられ、さらに半数ほどが、歩道橋を渡り、
        線路南へ移動。畑2ヶ所でモロコシ4〜50本。
     夕方 離山線北側でカボチャ被害の跡。泊まり場は軽高東側。
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# by k-saru-net | 2005-08-18 23:54 | サル追いノート
2005年 08月 08日
「ハナコの威嚇」           2005.7/19
ハナコは時々むかってくる。去年生んだ子供が近くにいる時とは限らない。
この日はよほど虫の居所が悪かったらしく、近くにいたオスに目配せして一緒に威嚇しろと誘っていた。誘われたオスはちょっと突っかかってきたが、追い返すとすぐにやめてしまった。ハナコは執拗に何度も向かってきた。
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# by k-saru-net | 2005-08-08 23:34 | 写真
2005年 08月 08日
「白い個体」 2005.7/19
この雌ザルは毛色も顔色も白っぽい。
雌だからよそから来たわけではないだろう。
白いだけではなく、ずいぶん痩せているように見える。夏場はエサが不足するという。しかし、冬の間に食べていたササも草の根も、今の方がずっと食べやすそうだ。
クワやサクラの実のおいしさに、ついつい偏食気味なのか、冬場の主食であった
クリの実のようなカロリーの高いエサがないのだろうか?
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# by k-saru-net | 2005-08-08 23:31 | 写真
2005年 08月 08日
「土を食べる」 2005.7/15
クワの実を食べ続けていた群れが、蕨尾の斜面を登る途中で、道端に露出していた表土のすぐ下の黄色い火山灰土を次々食べていった。
ひとつまみ摘んでしげしげと眺めてから食べる者、顔をつけていきなり土をかじる者、赤ん坊と一緒に食べる母猿。
群れの半数ほどが通りがかりに食べていった。クワの実はおいしくてやめられないようだが、意外と栄養面では何か足りないのかもしれない。
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# by k-saru-net | 2005-08-08 23:29 | 写真
2005年 08月 03日
サル追いノート 7/21〜8/3 「まず群れの現状を正確に把握することから・・・」   T.M.
クワの実が終わり、平日も別荘に人が滞在する季節になりました。
クワの実の後、中心になるエサは何かと見ていましたが、小粒のサクラの実やクマヤナギの実、クズの蔓先など、どれもエサの中心にはなっていないようです。クズはずいぶん少なくなっているような気がしますが、どうもイノシシが食べているのではないかということです。

どうやらこれからしばらくは、エサの端境期というか、緑豊かに見えても案外食べられるものが少ない季節のようです。自然のエサの量に反比例するかのように、畑の作物は実っています。これまでは通りがかりに家庭菜園から失敬するという感じの被害が多かったのですが、これからは群れが本格的に畑をねらって移動する事が増えそうです。

7月中旬までは、湯川の西岸に渡ってもせいぜい1日半で東に戻っていたのが、7月30日から8月2日までの3日半いて、これまでと違い西区の上の方ではなく古宿に近い南側を中心に移動しました。31日は古宿地区の国道北側まで下ってきて泊まり、周囲の畑を荒らしていきました。被害作物は、キュウリ・豆・ズッキーニ・キャベツ・ナス等、モロコシはイノシシにもやられていました。。三方を林に囲まれたサルにとっては絶好のエサ場になりそうな畑に、サルの好きな作物が無防備に植えられています。
ズッキーニはヘチマほどに育ったものが、持ち帰りきれなくて放置されていて、キャベツは切り取って収穫したものが道に落ちていて、わざわざエサをやっているようなものです。

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 <左から 残されたナスのへたとキュウリ : キャベツ : ズッキーニ>


軽井沢の林に囲まれた小さな畑は昼間人がいないので、サルにやられていて監視隊が追い払いをしても、畑の持ち主とは連絡が取れず、後で苦情だけが来ることになるでしょう。サルの遊動域にある畑や家から離れた家庭菜園には、連絡先の電話番号を書いた立て札を立てて置くよう、町や農業委員会から指導出来ないものでしょうか。このままでは、畑の主は自分が被害者だと思いながら、実際はサルの餌付けをして呼び寄せているいる側になりかねません。

7月20日前後、碓氷峠を越えて群馬県側からU群が入っていました。18日、三笠パーク管理事務所の東側を東に移動中のサル10頭ほどを見ました。いつも群れが移動するルートとずれているので、おかしいと思いながらも別の群れとは考えなかったのですが、U 群だったのかもしれません。何日かいて、愛宕山斜面から碓氷峠方向へ帰っていったようです。軽井沢の群れが西の方ばかり遊動していると、U群の侵入も多くなる可能性もありそうです。いずれにせよ、U群が山を越えて入り次第、追い返す必要がある(今のところ追い返すことが出来るそうです)と思いますが、監視態勢を取るには人が足りないかもしれません。接近警報システムなどの方法も検討してみる必要がありそうですが・・・・。

せせらぎの里で監視隊の追い払いに参加している時に、Tさんから「個体数調整については、どのように考えているのか?」と聞かれました。この問題は、私が「これで?いいん会」を退会する際に、会のメンバーに問いかけた問題でもあり(どなたからも返事はきませんが)、今後議論を深めなければならないと思います。現時点で私が言えるのは、「ここ1〜2年の話としては、100頭を越えて群れが分裂するような事態は避けなければならない」という事です。その1〜2年の間に、「軽井沢におけるサルと人間の望ましい関係」を考え、対策の中・長期的方向性を策定し、それに向けた技術や費用・住民を含めた人の態勢を作る事が必要でしょう。

「個体数調整」を考えるには、現在の個体数を出来るだけ正確に把握することが必要でしょう。単に全体の頭数を数えるだけではなく、過去から現在までの人(猿)口動態・性別年齢構成、特に出産可能な成獣雌の数、その年生まれた数、前年生まれた子ザルが何匹生き残っているか、この3年間に駆除したサルのデータなどから、群れが今後どのように推移していくのかを捉えておく作業が求められます。猟友会やピッキオなど、群れのカウントを行ってきた事を個々には聞いていますが、それらを一同に持ち寄り、出来るだけ正確な全体像を把握し、足りない部分があれば調査し直す事から始められないものでしょうか。

今年、クリの花は例年通りに咲いていましたが、いつもならもっと強く感じるはずの匂いが弱かったような気がします。皆さんはいかがでしたでしょうか? 軽井沢の群れにとって、クリの豊凶は秋以降の行動を考える上で重要な問題です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回のレポート以降の移動状況を報告します。

7月21日(木) 夕方  星野温泉トンボの湯周辺に現れ、監視隊の追い払い。蕨尾
       橋よりさらに上流で湯川を渡り、国道を横切り西区事務所の北へ向かう。

7月22日(金) 早朝  千ヶ滝西区 歌鳥の里付近から北上。U群は見つからず。
         夕方  せせらぎの里を東に移動。

7月23日(土) 早朝  上の原、バス通りを北上し、田崎美術館東で停滞。
        (夕方 鶴溜山頂付近)

7月24日(日) 早朝  三井の森幹線道路上部の5叉路付近。ゆっくり上に向かう。
        (夕方 三笠パークバス停西300m)

7月25日(月) 早朝  居場所判らず
         夕方  三井の森幹線道路の南側を下ってくる。

7月26日(火) 早朝  せきれい橋を台風の雨の中、西に渡る。
         夕方  (せせらぎの里南)

7月27日(水) 早朝  西区 黒橋北200m。南側から上がってきた群れを追い返す。
         夕方  (せせらぎの里西)

7月28日(木) 早朝  群れは見つからず、森林管理署付近でハナレザル1頭を見る。
         夕方  見つからず (せきれい橋東南)

7月29日(金) 早朝  長倉神社北側の家庭菜園を荒らす。一部は湯川西側の丸勝
        寿司店付近から住民に追われる。神社北側の住宅地を北に追い上げる。
        夕方  三笠パーク15番付近から、すこし上に追い上げ。

7月30日(土) 早朝  三笠パーク頂上を西に移動、草軽軌道跡(線路道)を横切
          り、鶴溜北部の別荘地へ。
         夕方  せきれい橋東詰の多くがくだるが、一部は湯川の西岸・飲
          食店街の歩道に群れる。

7月31日(日) 早朝  上の原北部からせせらぎの里へ移動、ブレストンコート南
          の家庭菜園を荒らす。
         夕方  古宿の国道北側の畑に現れる。太郎山・御影用水と国道の 
         中間で泊まる。

8月1日(月) 早朝  昨夜の泊まり場から東の水田を横切り、野菜畑でキュウリ・
          豆・ズッキーニ・キャベツ・ナス等を食べる。東に追う。
        夕方  昼間は、古宿北から東に移動し、上の原・中軽を通過するが、
          またせせらぎの里(4番)に戻る。

8月2日(火) 早朝  せせらぎの里4番付近から北に追い上げる。清水屋山荘付近
         で外周線を渡り上に登る。
        夕方  監視隊情報では3時頃せきれい橋を渡る。三井の森幹線道路
         上部をやや西に移動。

8月3日(水) 早朝  三井の森の蕨尾口西の小高い松林から、東に移動し、三井の
         森に入る。


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# by k-saru-net | 2005-08-03 23:14 | サル追いノート
2005年 07月 28日
「クワの実を拾う」           2005.7.7
クワの木に上って枝を揺らしながら食べている他のサルの下で、
赤ん坊を連れたサルが道に落ちた実を拾って食べていた。
下にいる方が効率が良いかもしれない。
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# by k-saru-net | 2005-07-28 07:51 | 写真
2005年 07月 28日
「シロツメクサを食べる」        2005.7.7
ハマナスの実の近くでクローバーの葉をつまんでいたが、
クワやハマナスの実に較べると、あまり熱心ではなかった。
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# by k-saru-net | 2005-07-28 07:50 | 写真
2005年 07月 27日
「母子二組」              2005.7.7
のどかに毛繕いをしていたが、左の母ザルはかなりの年なのか、
あるいは冬毛が抜け替わる時期だからか、毛並みも顔の肌もくたびれていた。
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# by k-saru-net | 2005-07-27 07:04 | 写真