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2020年 12月 29日
人間の生存戦略は種の繁栄をもたらすのか

人間の生存戦略は種の繁栄をもたらすのか_e0005362_04354759.jpg夜明けが遅い今頃、外が明るくなる前の2~3時間の温度が活動に一番影響します。今朝は温い。室温が4度もあって、そんな時は曇り空に小雪。冬の強い日差しがないと気温の上昇は遅く、初めにいい思いをした分、後がきびしい。それでも、今日は風も弱く午後はうっかりすると睡魔がやってきます。


写真は前の雪の時のもので、枝ぶりが面白くて撮りましたが、じっと動かない植物でも環境の変化に応じて様々に姿を変えます。動物ならブルブルっと雪を払うでしょうが、植物はこんな時に内部がどう対応しているのでしょう。もちろん、雪を振り払わないでも、生理的な構造が破壊されることはないでしょう。秋に枯れて、春にまた再生する植物もあれば、葉だけを落とす植物、葉もそのまま元気な植物。どれが生き残りと繁栄に最適なのか。変化する環境の中で、変化する植物を栄養源とする動物たちにも、この寒さの中で元気に動いているイノシシと冬眠しているクマ。元気に地下の巣穴で動き回っている小さなノネズミたちもいれば、くるっと丸まって冬眠しているヤマネもいます。適者生存というが、最適な戦略はいくつもあるのでしょう。一部の支配的な人々や時にはたった一人の独裁者が繁栄するという人間の方がよほど窮屈で、はたして種の生存戦略として適当なのかどうか、なんだか疑わしい。ニホンザルの野生の群れで、一見ボスザルのように見える大きなオスも、実際は支配力があるわけでも、食べ物を独占できるわけではない。せいぜい、ガードマンみたいな役割のようです。



# by k-saru-net | 2020-12-29 04:37 | その他の動物・自然一般
2020年 12月 26日
厳寒の環境で開花・結実する外来種ノボロギク
厳寒の環境で開花・結実する外来種ノボロギク_e0005362_04495760.jpg雪の中で首を垂れるノボロギクですが、冬の間ずっと花を咲かせる様です。しかも、茎の先端にはすでに羽毛のついたタネを飛ばした様子が見えます。外来種は強い、というか日本の環境に適応した外来種は強い。はるばる日本にたどり着いても、気候風土が合わなかったり、在来種との競争に負けて消えていったものもたくさんあるでしょう。ノボロギク、この時期にタネを飛ばしても、発芽するのでしょうか。クリやドングリの様な重量級で栄養を蓄積している様なタネなら、春を待って発芽するのは容易でしょう。綿毛をつけて風に飛ぶ様な頼りないタネはどうでしょう? たとえ無駄になるかもしれなくとも、やってみなければわからない。明日の命がわからないのは人間だって同じなら、こんな厳しい季節に花開き、実を結んだなら、くよくよ考えても仕方ないと、タネの命は運に任せる。在来の生態系では新参者の外来種なら、小さな可能性にかけるたくましさ。たっぷり花をつけたことさえ幸運ですね。故郷ではどんな命のサイクルを演じているのでしょうか?

# by k-saru-net | 2020-12-26 04:53 | その他の動物・自然一般
2020年 12月 23日
鈍色のゲンノショウコ?の紅葉から多様性の認識とは

鈍色のゲンノショウコ?の紅葉から多様性の認識とは_e0005362_07264047.jpg雪が降る前に撮った不思議な草の紅葉です。葉の形や周囲に生えているいくつかの草から考えると、ゲンノショウコと思われるのですが、他のゲンノショウコは地面に這いつくばって赤く変わっています。なぜ、これだけが立ち上がって、金属光沢を持つ微妙な色合いになっているのでしょうか。とっさに思いついてのが「鈍色」(にびいろ)という言葉。普段は使いませんが、平安時代には広く灰色一般を指していたらしい。「色の名前と色見本」で見ると「椎鈍色」が近い。「錆色」や「嵯峨鼠」も近い。色見本の一覧を見ていると、どれほどたくさんの呼び方があるのだろうかと思う。植物の名前がついているものがたくさんありますが、その植物の花や葉や実の色からつけられた場合もあれば、その植物を使って染色した布の色に由来することもあります。


一概に多様性を尊重すると言われますが、多様性というものはその一つ一つに名前がつけられて識別されてこそ認識され記憶されるものなのでしょう。一人一人、一つ一つが固有もものとして扱われる。その他大勢が存在することは認めます、というだけではないでしょう。テレビやインターネットなどの媒体が高度化して、人は座ったまま何も語らずに、たくさんの情報を受けとることができます。声に出すこともなく、文字で書くこともない。ただただ、たくさん通り過ぎていくけれど、それで多様性が認識できているとはとても言えない。絵に描いたり写真に撮ったり、摘んでみたり触ってみたり。そんな能動的な関係の中で、多様性が身に染みこんでいく様な、関わり方の問題ではないでしょうか。



# by k-saru-net | 2020-12-23 07:33 | メッセージ
2020年 12月 22日
雪で関越道の立ち往生も解消  冬型の気圧配置で連日氷点下10度の軽井沢

雪で関越道の立ち往生も解消  冬型の気圧配置で連日氷点下10度の軽井沢_e0005362_05391801.jpg日本海側の大雪もすこし落ち着いているようです。内陸の軽井沢では雪は少ないのですが、寒い。昨日の朝起きると、グラスに残っていたオンザロックの氷がそのまま小さくもならずに残っている。水が凍った様子はないので室温がちょうど0度だったのでしょう。外はマイナス10度前後。昼間もプラスの温度にならない日があります。浅間山もたびたび薄化粧が剥げたり化粧直ししたり。


上越国境では突然2mの積雪で、関越道の立ち往生ようやく解消。高速道路で前後の車が動かなくなればどうにもなりません。2mの積雪では、車から出て歩けるのは一部のスキー客ぐらいでしょう。いつ車列が動き始めるのかもわからず、出るに出られず、寝るに寝られずの状態が続いたようです。以前、軽井沢で1日に1m以上積もった時は、道路はどこも動かず、電車もストップ。家の周りでわずかに動ける隙間を作る程度の雪かきでも、雪を放り上げなければならず、ぐっしょりと汗をかいて、腹は空いても買い物にもいけない状態でした。


この冬は仕事も忙しいし、STAY HOME の掛け声で、あまり動き回ることもなさそうですが、残り10日たらずの2020年。静かに暮れゆくとはいかないかもしれません。



# by k-saru-net | 2020-12-22 05:42 | その他の動物・自然一般
2020年 12月 18日
風邪かインフルエンザで肺炎か、はたまたCOVID-19か?     タンポポの紅葉を初めて見ました

風邪かインフルエンザで肺炎か、はたまたCOVID-19か?     タンポポの紅葉を初めて見ました_e0005362_06273233.jpg本格的な冬型の気圧配置で、日本海側はかなりの雪らしい。関越道が雪で動かないという。内陸のこちらは雪が少しだけ。その代わりに寒い。氷点下10度近くまで下がる朝が続いていますが、体に応えるのは昼間の気温がほとんど上がらないこと。今週に入って2回、公民館での会議に参加しましたが、感染対策とかで窓をあけると震え上がります。年寄りの多い会議で、風邪引いて肺炎になればCOVID-19より危険。その確率の方が高いかもしれません。検査体制が整っていないので、風邪かCOVID-19か分からないというのも困ったことです。どちらにしても、軽症なら問題ないが重症化するとまずい。


秋の訪れが早く、雪が降るまでの間が長かったせいか、木々の紅葉より灌木や草の葉の紅葉が目立ちます。こんな草も紅葉したっけ、という発見。写真はタンポポです。日当たりの良いところでは真冬でもポツポツと花を咲かせ、緑の葉が残っていますが、今年は地面にへばりついたロゼット葉が紅葉しています。中心部の若い葉だけが緑ですが、これから成長するのでしょうか。雪に埋もれてしまわなければ観察してまた報告します。



# by k-saru-net | 2020-12-18 06:29