2005年 06月 20日
サル追いノート 6月20日 続けて湯川防衛ライン成功   T.M.
6月19日の朝、湯川で阻止した後、群れは三井の森で過ごし、夕方には再び石山の
下に降りていました。

20日は5時から4人で山側に追い上げ、その後三笠パーク上部に移動したようです。
今回は湯川防衛ライン成功です。群れは夕方には旧軽ロータリーに向かいました。5
時半に最後尾はまだ三笠パーク管理事務所付近を通過中で、その時先頭はすでに一本
松に達していましたので、1キロにわたって広がりながらの移動でした。泊まり場は
旧軽ロータリー西側。

ロータリーの中のサクラの実をねらって混んだ道路を渡ろうとするのを阻止している
と、付近の家の住人が、自分の家の屋根にいて困るからサクラの所に早く行かせてく
れと抗議。翌日監視隊の方も、前にその人から文句を2度言われたと言っていました。
しかし、軽井沢で一番混んだ繁華街をサルの群れがわがまま放題に渡り歩くという事
自体が異常なことで、「市街地には入れない」という統一方針を町が打ち出さないと、
追い払いの住民も監視隊も我々もやりにくいでしょう。

21日朝はロータリー東側に移動し、旧軽公民館から南に下ったようです。夕方東雲
交差点付近から東部小北に移動したという監視隊の報告で、5時半に東部小付近を探
しましたが、6時になって、帰宅の車で混む離山線を北に渡っていきました。なぜか
混んだ時間帯に危険な道路を渡ることが多いので、やはり注意看板等なんらかの対策
が必要でしょう。

22日は早朝、昼間ともに群れを見つけられず、夕方図書館下から中学校に移動中の
群れを、2人で止めてみました。2人ではやはり間を何度か突破されて、20頭ほどが
学校側の木に、残りは裏山の木で泊まり。

23日5時、学校裏から追い払いを開始。社会体育館駐車場、医師住宅北、中央公民
館北を経由、3人で一気に宝性寺霊園の奥山まで追い上げました。その後、北東へ行
ってくれることを期待したのですが、監視隊によると群れは午後、湯川を渡り、国道
146号を通過する際、個体数のカウントが出来たそうです。翌日早朝、カウントした
Tさんから様子をうかがいました。カウントした時、死んだ赤ん坊はつれていなかっ
たそうです。朝はまだ持って歩いていたので、昼間落としたか、母猿ごと群れから離
れているかでしょう。死んでから1週間以上になります。泊まり場は上の原バス停
東200m。
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# by k-saru-net | 2005-06-20 08:36 | サル追いノート
2005年 06月 19日
サル追いノート 6月19日  湯川を渡らせない  T.M.
昨朝雲場池東にいた群れは、昨夕いっきに湯川の東側・三井の森三叉路に来ました。
5月21日・30日・6月9日についで、5月以降では4回目です。過去の3回はい
ずれも早朝から湯川を渡らせないように防衛戦。人数はいつも3人ほどですが、阻止
行動をやっている間に突破されたことは一度もありませんでした。

阻止行動をどれぐらい続けるとあきらめて方向転換するのか見当がつきませんでした
が、5月21・30日が2時間、6月9日が2時間半、毎回我々が去った後すぐに、
群れは湯川を渡りました。今回は3時間阻止し続けるうちに、道路上部の斜面にいた
サルの数が次第に減り、一部強行突破を試みた一群も、パチンコとロケット花火で停
滞。8時半に幹線道路を東に上がってみると、群れの大半は少し上に移動していて、
監視隊が2名到着した圧力も加わり、次第に道路を上がっていきました。

昨朝の離山線でも3人で阻止できましたが、見通しが利く所であれば、防衛ラインを
設定して阻止することは可能です。場所にもよりますが、防衛線上を3人が左右に動
き回りますので、2時間あまりで交代出来る2チームあると楽です。場所によっては、
1チームが防衛、1チームが積極的に攻めて追い上げという可能性もありますが、湯
川に関しては、渡りやすい地域が限られているので、群れを攻めなくても根負けする
まで防衛する方がいいかもしれません。5時間も6時間も一カ所で、湯川を渡ろうと
して粘るほど、サルは根気強くなさそうです。少数に突破されても、大半が防衛ライ
ンを越えられなければ、先に行った少数がすごすご戻って行きます。

死んだ小猿を両手で捧げ持って、立って歩いている母猿、階段に置いて空を見上げる
母猿の写真を貼付します。早朝の逆光の中ですので、鮮明ではありません。監視隊の
Tさんの話では16日から見たそうですので、今日で4日目になります。

e0005362_8321252.jpge0005362_8322643.jpg










<死んだ子を捧げ持つ母ザル>             <階段に置いて空を見上げる>
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# by k-saru-net | 2005-06-19 08:31 | サル追いノート
2005年 06月 17日
軽井沢サル・ネットへのお問い合わせは
e0005362_21405528.jpg

maystorm-j@xqh.biglobe.ne.jp

お手数ですが、上記のアドレスをメールの宛先欄にコピーして、送信してください。



389-0111 長野県 北佐久郡 軽井沢町 長倉 大日向 5692  
           寺山光廣
         軽井沢サル・ネット


軽井沢のサルについての情報・質問・意見・提案、
軽井沢サル・ネットの活動への質問・意見、                               お待ちしております。
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# by k-saru-net | 2005-06-17 22:10 | 問い合わせ先
2005年 06月 17日
サル追いノートとは
「全頭駆除」計画が破綻した後、軽井沢町内を遊動するニホンザル1群(70〜100頭)の被害対策・人間とサルの望ましい関係を根本から考え直す必要を感じ、毎日短時間ではありますが、サルの観察を行いながら、被害の出る所では追い払いを実践し、また被害を予防する目的で追い上げをテストしてきました。 その中で気づいた事、感じた事、疑問や意見・提案などを記載しながら、このブログをお読みいただいている皆様からの情報・質問・意見・提案など、活発な交流を期待しています。
 ニホンザルに関しては全くの素人である私どもが観察を始めて半年あまり。その中から、春以降のノートを整理して掲載します。
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# by k-saru-net | 2005-06-17 08:42 | サル追いノートとは
2005年 06月 17日
軽井沢サル・ネットとは
昨2004年秋、県知事の指示から唐突に始まった「軽井沢のサル全頭駆除計画」に反対し、人間とサルの望ましい関係を観察と実践の中から模索する人々の集まるネットワークです。
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# by k-saru-net | 2005-06-17 08:37 | 軽井沢サル・ネットとは
2005年 06月 17日
サル追いノート 6月17日 サル追い報告 記録7 S.M.2
軽井沢の梅雨、そんなに嫌な感じしません。
蒸し暑くないし、じめじめ感もない、室温は23度、湿度は61%、さわやかな風も
入ってくる。 軽井沢の6月の晴れた日って、低地に比べれば最高ですよ。

早朝は霧が深いので、交通事故に気をつけなければと思います。

そういえば、サルの事故、相変わらずあります。見通しの悪い霧の道路を横断する
コザルはこれからも危険にさらされそうです。山で暮らせば、こんな緊張から解放されるのでしょうに。 そして、サルをよけてしまってなんて、人間の側にも危険がつきまといますよね。

きのうもこんなお天気の中、旧軽でサルを見てきました。
7回目ですがいつも新しい出会いがあり、発見があり、そして、いやーなこともあり
ます。

記録7

6月」17日(金)  晴れのち雨
6:00・・・一本松から神宮寺あたりに移動。      T.M. S.M.1
                          ここからS.M.二人が追う
11:00・・(監視隊のTさんの情報から)公民館駐車場に6頭発見、ニセアカシア(ハ
リエンジュ)さくらの実を採食。
11:30・・諏訪川沿いの別荘地を南下する約20頭を確認するが別荘の屋根でグルーミングするオトナと遊ぶコドモはそこで動きが止まる。
       他のサルたち・・川を渡り、児童館方向へ向かう。
       このとき、通過する観光客に『サル注意!!』のチラシを渡す。観光客は
       日光のサルの知識を重ね合わせて、話に耳を傾けてくれる。
12:00・・児童館へ。園庭に母子ザル数頭入り込む。
       児童館の入り口に幼い子供と母親がいたので、危険を想定し、追い払いをす
るつもりで園庭に入っていくと、館長が出てくる。サルたち姿消す。
       館長と職員とで被害やサルの生態などを話す。
       死んだ赤ん坊を抱えた母ザルも屋根にいた。
13:30・・児童館の周囲に採食と休憩をしたサルの群れは除々に旧軽通りに向かう。
       監視隊、BB銃で出没するサルめがけて撃つ。しかし、サルの行き先は一方
向に向いて、動じず。
       商店や住宅の屋根で遊ぶサルにパチンコを向ける。
       商店主の女性と話す。今朝、コドモが車ではねられるのを見たと。
       ケガをしたようだ。これで、後ろ足の片足をあげて歩くコドモが2頭になる。
15:00・・1時間以上かけて、観光客が大勢いる通りを群れは車や人を避け、緊張しながら車道、あるいは電線を渡った。
       ロータリーの桜の木で採食する余裕をみせるものもあり、さらに、西へ川沿いに鹿島の森へ向かう。 S.M1 S.M.2 観察終了、(F.S途中参加)
18:00・・六本辻、北250メートル、泊まり場       T.M. S.M.1

● 旧軽別荘地に今朝イノシシが出て、あたり一面、緑のコケが掘り起こされ、それを一枚一枚張り合わせている管理人と話す。
15〜20年前からサルは少しずつ山から下りてきて、その少数のころから、観光客はわざわざ、家からえさを持ってきて、親子でいっしょにえさをやっていた。
家内が買い物をして、ビニール袋を抱えて歩いていると、サルたちに囲まれてしまったことがある。
● 児童館の館長と話す。
 サルを棲み分けして欲しいよね。追い払ったって山へ逃げてくれるわけではないでしょこのごろしょっちゅう来ている。さくらの実が成っているうちは動かないかな。(さくらの木30本以上ある) 今日は幼児のつどいがあって、助産師さんを呼んでやったのだけど、そんなときはちょっと危ないよね。
この前、砂場で親子が遊んでいたら、サルに囲まれて、「たすけてください」と児童館の方へ向かって叫んでいた。「急いでこっちへ来なさい」って。やっとのおもいで児童館内に逃げ込んだといういきさつがあった。
パチンコ使ってもいいの?パチンコ使って子供たちとサル追うかな。
外にいるとすぐそばにコザルがくるから捕まえてやろうと思うのだけど、網をかぶせて、見せしめに2・3日おいとくかな。それともカラシスプレーのようなものを使っておしおきして放すということをやってみようかな。
親ザルよりコザルのほうを学習させたほうがいいのだよね。
サルは昔、食べたのだよね。でも、サルは皮を剥ぐと赤ん坊(人間)と一緒だから嫌だって。
えさが軽井沢に豊富にあるうちは山へ帰ってくれないよね。
「冬なんか追いやすいのかもしれないですね。」と私。
サルが来たら追い払ってくださいねと言うまでもなく、館長は庭の隅にいたサルに向かっておもちゃのバットを放り投げていた。
  職員さんの話
サルが児童館の中に入って、冷蔵庫を開けた。何も入ってなかったけど。トイレに入って、丸い芳香剤を持って逃げた。庭の隅で食べようとしていたが、臭いので、置いて行ってしまった。この前、すべり台とブランコに乗るサルを見た。
● 旧軽の裏通り
 サルが通過する時に窓が空いていたりすると入ってしまうこともあり、屋根をどたばたさせて遊んだりして店の人や住民が不快感を示しているのを見て、パチンコで追い払いをしたり、チラシを配ろうとすると、明らかに拒否反応を見せ、奥へ行って「あれは愛護団体だからだめだよ、サルなんか殺しちまえばいいんだ。」と言っている人がいたので、「愛護団体ではありません。追い払いをしているのです。」と言ったが、態度は変わらなかった。

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# by k-saru-net | 2005-06-17 08:27 | サル追いノート
2005年 06月 17日
サル追いノート 6月17日  死んだ赤ん坊を抱いて歩く母猿  T.M.
e0005362_82634100.jpg6月17日朝、一本松から東に移動。一本松にいる時に、S.M.1さんが、死んだ赤ん坊
を抱いている母猿を見つける。その後も抱いて歩いていたのを、神宮寺北で撮影。ちょ
っとピンぼけですが、添付します。7時過ぎには、神宮寺とつるや旅館の間から銀座
通りを渡って、東に移動していました。


昨夜は一本松に行ったので、今日は三笠パークへ移動することを期待していましたが、
これで旧軽地区3日目になります。サクラの実の誘惑には勝てないというところでしょ
うか。糞をつぶすとサクラの種だらけです。今朝は久しぶりに雨があがったので、4
時半頃から追えば、北に移動させられたのかもしれません。出遅れました。旧軽の中
は追いにくいので、入られないようにしたい所ですね。
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# by k-saru-net | 2005-06-17 08:23 | サル追いノート
2005年 06月 15日
サル追いノート 6月15日  旧軽井沢のサクラの実  T.M.
15日早朝から探すが、雨で動きが遅いのか見あたらず、6時過ぎに静山荘裏の川沿い
でサクラやアカシアを食べているのを発見。住民がかんしゃく玉で追っているが、道
がなく、追い上げがむずかしい。町営駐車場裏から追い払う。

SM2さんが識別し「ワルオ」と名付けたオスと思われるものの写真を三笠パークで
撮影しました。住居侵入の常習犯で、群れの周辺にいて小猿・若猿をいじめています。
SM2さんの話では、顔つきがピーナッツ型(殻付き落花生)で、口吻部が丸く発達
していて、三角形の尻尾を反り返るほど立てている事が多い。写真で見ると、口の周
囲に白い毛、前頭部から首の後ろにかけて黄色みを帯びた毛。全体はきれいなグレー
の毛ですが、夏毛に変わって写真よりもスリムになっていると思われます。写真は、
「サル追いノート・6月3日」に載っています。

役場のYさんの話では、地方事務所でカラー・マーキング用の銃を購入したそうで
す。加害個体のマーキングに使えるのか?はたして実用になるのか使ってみないと判
りません。一言で「固定識別」と言いますが、具体的には簡単ではなさそうです。時
間をかけて観察と撮影を繰り返し識別眼を養う(下北の松岡さんのように)のか、檻
でつかまえて耳に刻みを入れるなどのマーキングをして、「お仕置き放獣」を繰り返
し、なんども懲りずに檻に入るものを加害個体として駆除するのか。対策をする側の
スタンスや人数・態勢にもかかわりますので、現場でのテストや検討が必要ですね。

役場のYさんの話では、旧ジャスコの北側にも大きなハナレザルが1頭いるとのこと。見
かけた人や情報があればお知らせ下さい。

6月15日夕方は旧軽ロータリー周辺。交番裏のサクラの実や精進場川沿いのニセア
カシアのはなを食べている。夜は少し西に移動する。

6月16日朝、旧軽ロータリーから東に移動。児童館〜公民館〜町営住宅〜矢ヶ崎川
東岸へ。
16日夕方は一本松周辺を泊まり場。
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# by k-saru-net | 2005-06-15 08:22 | サル追いノート
2005年 06月 13日
サル追いノート 6月13日  地元住民の追い払い T.M.
13日(月)5:00. 中央公民館北側(宝性寺南西)の住宅地で騒いでいる群れを追
い出しにかかる。当初、移動方向が判らず、追い散らしていたが、次第に北に向かい、
7:00にはお寺の墓地を通って、鶴溜方向に移動。使い込んだパチンコを持って出て
きた住民やBB弾を撃っている女性もいて、「これで?いいん会」はよく住民が追い払
わないと言いますが、常住者の多い地区ではかなり追い払いをしています。(追い払い
に出て来ないのはいいん会の方々ではないでしょうか?) 住民の追い払いは方向を
特定せずに、追い散らしていますが、それでもサルがくれば追うのを繰り返す事で、
効果はあると思います。「サルは北へ!」とか「北北東に進路をとれ!」など、簡単
な標語で追い払いの方向を指導出来ると、さらに効果が上がるでしょう。

13日朝、中軽・宝性寺付近にいた群れは、午後には五洋建設の別荘地、夕方は東部小
北側と、あまり通らないコースを移動したようです。夕方離山線を渡らないよう、追
い上げをしましたが、天気も悪く、早めに泊まり場周辺に停滞。

14日は早朝、山側に追い上げましたが、上まで登りたがらず、東の雲場池方向に移動。
夕方は旧軽児童館付近を回遊していました。
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# by k-saru-net | 2005-06-13 08:21 | サル追いノート
2005年 06月 10日
サル追いノート 6月10日  サル追い報告 記録6  S.M.2
今日は朝から汗びっしょりかきました。やせはしませんが体力はかなりつきそうです。 走ったり、くぐったり、見上げたり、下ったり、登ったりと、いい運動になっています。
最近は、おなかが「ぐうっ」と鳴ることが多くなりました.胃袋も元気みたいです。
これもサル追いのおかげだと思っています。

記録6

      6月10日(金) 晴れのち雨
5:30・・・上の原、T薬品保養所付近のモミの木で、まだ寝ている個体もいるが、
       コザル、母子ザルが少しずつ動きだす。
6:00・・・西方向、プリンス通りを超えたり、戻ったりを繰り返していたが、通り       
       に沿って進ませる。千ガ滝方面へ移動していく群れをできるだけ、湯川
       防衛ラインの向こう側(東)へ追い上げようと試みる。
6:50・・・プリンス通りと外周道路の交差点で防衛し、千ケ滝別荘地へ行か
       せないようにパチンコで追う。
7:00・・・交差点手前で、群れはストップし、動かなくなった。
                        T.M.・S.M.1・S.M.2
10:00・・群れは千ガ滝のひぐらしの里バス停、坂下付近にいた。
       ここからS.M.二人が追う。
       監視隊員1名がBB銃と爆竹使用、又、私たちが居宅侵入の悪いサル1
       頭をマークし、石を投げつけたりしているので、群れが動揺し、午前
       中、分散状態になったが、
      昼近くになると、一方向へ向かう群れを確認。
11:30・・あやめが原バス停、北500m付近が休憩場所。
12:35・・町役場、経済観光課農林係の方二人が車を止め、「別荘のYさんからサ
       ルの追い払い要請があった」ということを話してくださったので、私た
       ちもついていくことにした。
       笑顔で迎えた老夫婦は「ごくろうさま、音を立てても逃げない。2・30
       分前に通過して行った。」と話す。
       役場の方たちは、爆竹を鳴らし、完全にサルたちを谷へ追い払い、爆竹   
       の使い方などを教えていた。
       私たちは物置の戸が開けっ放しになっていたので、「戸締りに注意する 
       ように。鍵をかけないと入ってきますよ」と話すと、別荘にたまにしか 
       来ないらしく、驚いていた。
13:00・・雨が降り始めサル追い中止。

19:00・・横道下とあやめが原の中間点が泊まり場となる。  T.M. S.M.1

● 『ワルオ』と共通名で呼び合い情報を共有している。
  ワルオの人相や体型を写真に撮る。
   顔は長く、はっきりしている。口の突起が目立つ。
   力強い歩き方と走り方。
   毛色、グレー。
   手足が大きい。
   歩くとき尻尾をぴんと立てる。
   人の顔色や動向をうかがう。      (S.M.1観)

今日のワルオはずっと群れの中で共に移動し、特に目立った行動はないが、時々、他の個体を威嚇していた。
すでに、前回の記録にあるように、集落に近づくと単独で居宅進入を繰り返し、食べ物を捕る。母子ザルやコザルを威嚇する、追いかけるなどの群れを乱す行為が多く見られる。この個体をマークし、徹底的に人間に対する恐怖心を植え付けようと追いかけている。
今回も見つけ次第何度も石を放るなどして追う。すぐに、別荘の屋根に逃げるのがお定まりのコース。悪知恵が働く。
こうして緊張をくりかえし与えることによって、このワルオの今後の行動がどう変化していくか、さらに追及していきたい。

● 定住者の60代の女性   BB銃を持ち追い払いをしていた。
「悪いサルが来ていますから注意してください」と言うと、
「サルが来るたび、追い払いしなけりゃいけないなんて、いやになる。
どうにかしてほしいわ。網戸はやぶられて入られるし、全く!!」

● 保養所の50代の女性 管理人 BB銃を持ち追い払いをしていた。
「ウバゆりは食べられるし、ゆりの花なんかここ何年もみたことないわ。
駆除したっていうけど、コドモが産まれれば同じでしょ。友達がかわいいなんて言うけど、とんでもない。」
「山へ追い上げようとしているのです。」と話すと
「どこの山?」と問う。
「三笠から、小瀬、国有林の方です。」
「ああ、小瀬、知っている。」
「サルが来たらバンバン追い払ってくださいね。」
「はい、わかりました。ごくろうさま。」        (以上) 

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# by k-saru-net | 2005-06-10 09:28 | サル追いノート
2005年 06月 10日
サル追いノート 6月10日 歩けない子猿  T.M.
10日朝は上の原からセキレイ橋方向に降ろそうと追うが、斜面を下りたがらず、西に
行かないよう平行しながら、旧プリンスホテルまで移動。ホテル敷地内に逃げ込まれ
てしまい、手が出せない。 7時前、群れの一部が旧プリンスホテルに逃げ込んだと
き、取り残されて電線の上で泣き叫ぶ小猿がいた。下に行ってみると、電柱を支える
斜めに張ったワイヤーを両手だけで降りてくる。最後は地上2mぐらいからドサッと
落ちて、私の足から1mの地面で鳴きながらゴソゴソ動いている。5/17車にはねられ
た小猿と思われる。ホテルの敷地内から5〜6頭すごい勢いで威嚇してくるのを脅し
返していると、静かに母ざるが子供をとりに来て、足下の小猿を連れて行った。威嚇
してきたサルたちは騒いでいるだけで、取りにくる度胸はないらしい。

この日は13:00までSM1・SM2さんが観察していて、昼頃に役場から2人通報を受け
てサルの追い払いに来たようです。夕方の位置情報では借宿帰農にいるということで、
畑の多い地域を探して見ましたが、借宿・大日向には入った形跡は見あたりませんで
した。横道下バス停の外周線下に群れていました。バス停付近で、監視隊のTさんと
立ち話で、ハナレザルの状態を聞いたところ、以下のようなお話でした。(私の記憶が
曖昧な部分もあります)

「千が滝東区に2頭、南が丘(日大寮付近)に6〜7頭(よく通報があるが、行くともう移動している)、鶴溜、三笠パーク、長倉神社付近、など。たぶん、軽井沢の群れから出たオスではないか。」

これらのハナレザルが軽井沢の群れから出たものであれば、いずれ他の群れを探して
移動していくため、現在もそのままいるかどうかは判りませんが、日大寮付近の一群
は定着している可能性があるので、アカシアの花が落ちているのを目印に、一度追い
かけてみる必要がありそうですね。他からきたものであれば、すでに軽井沢の群れに
入り込んでいるのもいるでしょう。SM2さんが「ワルオ」と名付けてマークしてい
るオスもそんなハナレザルだったのかもしれません。

11日朝は、横道下から北へ追い上げ。夕方には湯川の東、石山の下に移動。

12日(日)、5時からまだ寝ているサルを起こして、山側に追い上げる。石山下の道
路を渡る際に、SM2さんの観察では、新生児が19頭以上いるようです。夕方は甲山・
沓掛学荘の西側にいて、かなりの住民が追い払いに出る。山側に追い上げようとする
が、最後は公民館方向に移動。監視隊のTさんも役場からの要請で追い払い。日曜日
の6時といえば、風呂上がりにビールでも、という時間ですよね。中学から図書館方
向に行くと思われましたが、住民の追い払いで逆戻りしたかもしれません。
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# by k-saru-net | 2005-06-10 08:20 | サル追いノート
2005年 06月 09日
サル追いノート 6月7〜9日 湯川防衛ライン  T.M. 
朝、三笠パーク上部から鶴溜方向へ移動を始める前に阻止線を張る(4〜5人で何とかできそう)のが、中軽方向へ行かせないために有効かもしれない。移動方向が決まってからでは、なかなか頑固である。7日の夕方、長倉神社の北西、三井の森の南端斜面に達した群れは、湯川に近い会社寮のモミ林で泊まる.

8日は5:00に泊まり場へ行くと、曇っていたためかまだ起きていない。南側(湯川
側)から3人でコの字に囲んで、まだ寝ぼけている群れを山側に追い上げる。かなり
スムースに道路の北側に移動するが、石山の東側の住宅屋根や背後の藤の木に残る10
頭あまりをパチンコで追う。家庭菜園のネギに少しの被害。  

8日夕方、長倉神社北端付近の畑を荒らしている所を、住民1人と追い払い。山側に
追うが、移動方向ははっきりしない。役場のYさんが、通報を受けて自宅から見回
りに来る。

9日 5:00。  いつもの泊まり場よりは山側にいる群れを、道路北側の三井の森に追い上げる。このときはまだ起き抜けのためか、素直に移動する。1時間ちかく経って、三井の森の三叉路東側斜面に集まった群れは一気にセキレイ橋方向に下ろうとする。河原の東側に3人が間隔をあけて並んで、パチンコで押し戻し、30分ほどで再度、三叉路の上に追い上げる。

さらに30分ほど後、再び群れが下り始めて、セキレイ橋下から押し戻すが、群れは我々
がいなくなるのを待っている様子。3人いれば、何とか阻止はできそうだが、その後、
群れの移動方向をさらに山の方へと追い上げるには人数が足りない感じです。パチン
コで阻止していると、群れの先頭は高い木に登って様子を見ていますが、産まれたば
かりの赤ん坊をつれた母猿達は地面を歩いている事が多いので、その一群をコントロー
ルするといいのかもしれません。

7:30で時間切れ。たぶん我々がいなくなった後、湯川を渡ると思われます。いつも
のことですが、時間と人数が足りないことを痛感します。「これで?いいん会」の方々
は、「湯川防衛ライン」案に賛同されていましたが、群れが実際に湯川を渡ろうとす
る位置にいる時、現地においでになりません。現場で観察し、実際に阻止試験を実践
し、有効な方法を考えなければ、「湯川防衛ライン」案は単なる「絵に描いた餅」に
すぎません。役場では、「これで?いいん会」のサル追いのために「腕章」を発注し
たそうです。実践をしないのであれば、税金の無駄遣いをさせたことになりませんか?
「これで?いいん会」はこれでいいんでしょうか?
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# by k-saru-net | 2005-06-09 10:27 | サル追いノート
2005年 06月 09日
サル追いノート 6月9日 湯川の西側   T.M.
9日朝、湯川の東で群れの移動を2時間あまり阻止しましたが、我々がいなくなって
すぐに、湯川を渡って上の原に移動したようです。もう一組(3人)の交代要員がい
れば、西に渡るのを阻止しきれそうな気がします。9日は昼間、あやめが原付近まで
動いたかとおもうと、夕方には上の原に戻っていて、非常に動きが速い。
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# by k-saru-net | 2005-06-09 08:18 | サル追いノート
2005年 06月 07日
山に追い上げる    S.M.2
新緑が美しく、さわやかな風、半そでになりたくなる瞬間もあり、最近、とてもいい
季節になったなと感じます。

サル追いをしていると、軽井沢の地元の方や別荘地の定住者の方たちと話す機会があ
ります。以前にも書きましたが、私たちは「サルを山へ帰そうと考え、観察したり、被害から遠ざけようと追い払いや、山方向へあるいは、防衛ラインの向こう側へと追い上げを実践しています。」と説明します。(こんなにていねいには説明していませんが、やっていることは事実です。)

すると、必ずといっていいほど、帰ってくる答えのひとつに、「山への追い上げはむずかしいのではないか。」ということばでした。それに対して、私は理路整然と「こうだから絶対に大丈夫だ。」とは答えられません。実際のところ、私の中でもわからないことばかりなのですから。今はとにかく、サルの現場で行っている作業を継続していきながら、ひとつひとつ出てくる疑問を解明していくしか道はないような気がします。
とりあえず、「やってみなければわからないでしょ。」「何もしないでいるよりましでしょ。」です。

日本国内で果たして、サルを奥山へ追い上げる事をしている場所などあるのだろうか
と思っていましたが、今、読んでいる本の中に見つけました。紹介します。

石川県の白山ジライ谷野猿公苑が餌付けを止めて群れを野生に戻す努力を始めたそう
です。(95年のこと)もちろん、サルが増えすぎ、多くの猿害が発生したためです。
繰りかえし協議をした結果、餌付けを止め「同時に野猿広場にこれまで通り、村から
一人配置して、群れの追い上げ、追い払いを行うことと、観光客に対して、周辺の自
然のガイドを行うことにした。」

「野生に戻す試みの実に見事な例である」と『サルとつきあう』の和田一雄さんは書
いています。追い上げる山は豊かな天然林であった、とも記されています。長期の展望として、その将来を野生化にありとして、実行した態度は高く評価される
べきと。

軽井沢のサルは白山ジライ谷野猿公苑のように公然と餌付けされたサルではありませ
んが、軽井沢の観光客や工事現場の業者さんやあるいは別荘の方による、餌付けはずいぶん
前からされていたと聞きます。そのために、長期にかけて、人馴れを助長させてしまった結果、軽井沢町に棲みついてしまったわけです。

軽井沢町はピッキオ、そのあと、猟友会に委託し宣伝や追い払い、末は全頭駆除を打
ちだすなど、その場限りの対応のみで軽井沢町のサルの群れを将来、どうしょうという展望
を示してはいません。それに対して、私たちは町からの具体案を待ち望みながら連日少数の人間だけで群れを追い上げたり、観察をしたりしています。

「共生」という考え方も聞きますが、実際、町の住民の被害感情の多いこと、強いこ
とを直接感じている中で私は完全にそれは不可能と思っています。机上だけの空論で
この問題は解決していかないことを、強く感じています。ですから、「共生」という考え方が公の方角から聞こえてきたとしても、まったく問題視していません。

今後、私たちが働きかけていく相手を、行政、そして、地道ながら被害者である住民
のひとりひとりに訴えかけ、「棲み分け」「追い上げ」への理解をひろめつつ、力強
い明確な展望が町から発せられることを期待していきたいと考えています。

そのために、普及啓発の一端として、5月19日の朝日新聞の切り抜きをコピーした
チラシを住民に機会あるごとに渡し、読んでもらい、又、観光客に向けてのチラシを配っていくなどの行動も起こしていきたいと考えています。
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# by k-saru-net | 2005-06-07 09:24 | メッセージ
2005年 06月 05日
サル追いノート 6月5日、5:30〜7:30   アカゲラの羽根   T.M
東部小の北200mが前夜の泊まり場。近くの道路に鳥の羽根が散乱していて、アカゲラの幼鳥のものらしい。(写真添付) 昨夜は気づかなかったので、たぶん我々が行く寸前に、サルがいたずらしたか、フクロウか木に登れる肉食獣にやられたか。群れが離山線方向に行かないよう、北側の山に追いあげる。終わり頃、小振りのキツネが通りかかる。

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              <散乱したアカゲラの羽根>

夕方、17:30〜18:40 一本松周辺で、三笠通りを行ったり来たりしている。中に一
組の親子がいて、子ザルは1歳児なのに母ザルの背にしがみついている。道端に子ザ
ルを降ろしても子ザルは自分で歩こうとせず、座り方も不自然でした。どうやら、5
月17日に下半身を車にはねられた子ザルらしい。道路を渡る時も、石垣を登る時も、
木に登る時も背負われたままで、その後、母ザルが一人で枝先に葉を食べに登った時
は、地面であまり動かずに草を食べていました。

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左:<不自然に座る子ザル>           右:<母ザルに背負われて移動>
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# by k-saru-net | 2005-06-05 09:14 | サル追いノート
2005年 06月 03日
サル追いノート 6月3日  サル追い報告 記録5. S.M.1 S.M.2
今日はお天気もよく、サルたちものんびりと別荘地を移動して歩きました。特に、いたずらもなく、穏やかな一日が過ぎましたが、午前と午後、2度にわたって三笠通りを渡りましたので、監視隊のTさんと一緒に、サルが無事に渡れるように交通整理をしたり、見守ったりしました。特に危険な1歳のコドモザル、年子を抱えた母ザルなどは車に止まってもらったりしました。
記録5
6月3日(金) 晴れ
6:00・・・離れ山リゾート、旧軽ゴルフ場南側         T.M. S.M.1

10:00・・一本松付近、三笠通りの南側別荘地      ここからはS.M.ふたり
   陽だまりの草地に11頭集まって草や藤の花を食
べる。他、散らばってくつろいでいる。
10:30・・北方向へ移動が始まる。川を渡り、三笠
通りを横断する。(監視隊のTさんが無事に渡る
のを見守る。以前、Tさんの目の前ではねられ
たことがある地点だそうだ。)
11:00・・愛宕山別荘地でえさを求めて移動。
11:30・・さらに北へ、愛宕山の別荘地にて、周囲
に30頭ぐらいを観察しながら静かに、ゆっくり
追いかける。
この地点で、札付きの悪いオスザルを確認する。
   周囲のさるたちをおびやかしていた。
12:00・・1軒だけ定住者がいたので、鍵をかけて
と注意する。 
ここでは栗、笹、ハルジオン、ハルニレの種、白
い花(?)タンポポ、錦木の若葉を採食していた。
12:09・・突然、複数のサルたちの騒ぐ声が聞こえ、
いっせいに声のする方へ走る。
   一見、やじうまのような行動かと思ったが、危険
を察知して、その場を離れたという行動らしい。
12:45・・一本松の日本女子大寮がお昼の休憩場
となった。
13:30・・移動始まる。一本松バス停の交差点を渡
り始める。朝と違って、交通量が多い。Tさん、
T.M.さんと、サルが無事に渡り終えるまで、交
通整理を行ったり、見守ったりする。
14:00・・・道路を渡り終える。
   この時、アカンボウを抱える母ザルのお腹からへ
その緒がぶらさがっているのを発見、最近産んだ
もよう。
15;00・・・雲場方面へ、草などを採食しながら移
動。この途中、例の悪いオスザルが庭にある神様
の供物を狙う。追いかけて、石を放る。木に登っ
て逃げられる。ここで、サル追い終了。
17:00・・・旧軽児童館西400メートル、ロータ
リー付近   監視隊の情報より
18:00・・・鹿島の森橋から南100メートル付近
が泊まり場となる。TM・SM1

鹿島の森の、別荘地の定住者で60歳前後の女性と話す。
「サルがいっぱいいますね」「そうですね」
「サルはいやだわ」「どうしてですか」
「野生動物はバイキンを持っているからいやなのよ」
「わたしはサルを山へ追い上げることをやっている
の ですよ。」
「あんなの駆除してしまえばいいのよ」
「家の鍵かけしてくださいね。」
「いつもやっているわよ」

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6月1日と2日に目撃した、悪いオスザルの話
集落付近に群れが通りかかると、単独で、人家に入っ
て食物を獲ることを覚えてしまったオスザルを、今日
の昼、愛宕山別荘地で確認する。
30頭の集団の中でまず、このオスザルは
・母子ザルを追いかけまわす。
・ よそのアカンボウが近づくと、手の平でたたきのめす、
  (母ザルがひっくり返ったアカンボウをサッと抱き
   かかえて逃げる。)
  ・他の母子ザルを威嚇する。
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・ 1頭のコザルを威嚇する。
・ 3頭のコザルを追い掛け回す。
    (20分の間にこれだけの悪をはたらく。)
  ・その後、供物を狙って失敗。

       
特徴
  ・座ったときの体長は50センチぐらい
  ・顔は面長、ピーナツ型
  ・毛色は薄く、お尻はピンクできれい
  ・全体に身ぎれいな感じ
 ※ 今後このサルを見かけたら、どんな場合でも、石
   をぶつけてみようかと思う。
   人馴れをくい止め、群れから引き離せるかどうか。

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# by k-saru-net | 2005-06-03 17:35 | サル追いノート
2005年 06月 01日
6月1日  「交通事故・・サルと人間の距離」 T.M.
今朝、7:40にセキレイ橋横を横断中の小猿が事故にあいました。道路脇が駐車場になっていて、その奥の石垣を駆け下りてそのまま横断しようとした所を、中軽井沢方向からの車にはねられました。

昨夕、中軽井沢西のはずれにある町営住宅上の斜面(上の原東南端)に泊まった群れが、斜面下にある菜園のネギを食べないうちにと思い、5時から追い上げを始めました。昨夕はそこで近所の3人と追い払いをしましたが、泊まり場と決めたらしく、頑として動こうとはしませんでした。
群れは上の原東端の斜面に沿って、北に移動し、斜面の上から1人が押して、次第に東の低地に中心を移つしていきました。国道146に近い集落に入ると、次々住民が追い払いを始め、4人で出来るだけ湯川方向に追
い上げ。7時頃に、先頭は国道を東へ横断しますが、集落内には家庭菜園が多く、残ったサルを何度か回り込んで追い出すのに手間取りました。

群れの一番北側の集団がホテル・ブレストンコート東の斜面を駆け下りて、その中の一頭が国道で事故。頭部を強打し、即死状態でした。道路に横たわっているのを、セキレイ橋のたもとに回収した後、30頭ほどのサルが橋の反対側に立って、こちらをずっと見続けていたのが印象的でした。

もう一時間早く国道を渡らせることができれば、せめて30分でもと、後から考えても仕方ないことですが・・・。この一ヶ月だけをみても、なぜか通勤・通学時間帯に混
んだ道を渡る事が多い。サルにとって不幸なばかりでなく、もし車がサルをよけようとして、車同士の衝突や通学中の児童に突っ込んだりとなったら、・・・・人里での共棲は無理であろう。今朝、はねた車も3台連なって走っていて、急ブレーキをかけたら車同士の事故になりかねない状況でした。

暖かくなってきて、窓や戸の鍵のかけ忘れが増える季節、人家侵入の被害が多くなっています。今のところ、ミカンや饅頭をとられたという程度の被害ですが、先日フク
ロウの巣立ち雛をいたぶった事を思うと、もし侵入した部屋に赤ん坊が寝ていたら何が起きるのか。もちろん、網戸にも鍵をつけるという指導は必要ですが、それが徹底するまでの時間を考えると・・・、何か起きたとき、鍵をかけなかった親が悪いとか、開けっ放しで遊びに出かけた兄弟が悪いと言えるのだろうか?

「これで?いいん会」が出来て間もない頃、ピッキオのHさんをよんで話を聞いた事を覚えているでしょうか。 その時だったと思いますが、最初に読んでいただきた
い本として皆さんに紹介しました「里のサルとつきあうには」の著者である室山泰之さんが軽井沢のサルを見て、「猿害発生地にしては、サルと人間の距離が異常に近い」と述べた事をHさんが紹介しました。この半年間、軽井沢のサルとつきあってきて、「距離が近い」という事をつくづく実感しました。

先日の朝日新聞ルポにあった宮城県のサル対策について、Hさんから、3月に出たばかりの「宮城県ニホンザル保護管理計画」のサイトを教わりました。そこには、「人とサルとの関係の良好な有り様について」・・・「人とサ
ルとが互いに一定の距離を保ち」・・・「人にとってサルは、山に分け入らなければ簡単には見ることのできない存在として、両者が一定の緊張関係を維持している状態
を構築することである」・・・という考え方が書かれています。

この考え方を軽井沢で取り入れるかどうかは、町民自身で決めていかなければなりませんが、すくなくとも現状では「サルと人間の距離が異常に近すぎる」と私は思います。今の状態では、いつ何が起きてもおかしくないのではないでしょうか。他にも、参考になることがいろいろありますので、興味のある方は下記のサイトをご覧ください。
http://www.pref.miyagi.jp/sizenhogo/seibutu/honyurui/saru/keikaku.pdf
 「これで?いいん会」を退会するにあたって、いいん会の皆様が主張された「共棲」を可能とする条件として、「被害対策に高いコストがかかる」と「個体数調整が必要になる」の2点を皆様はどう考えるのか、疑問を提出しました。いまだにどなたからもお答えいただけませんが、「個体数」の、問題に関して、私自身どうも合点がいかないことがありました。野生の状態ではあまり見られない連年出産が、軽井沢の群れではかなり見られる割には、個体数の増加が急激におきていない事です。もしかすると、交通事故の多さが、その答えかもしれないと感じています。
 この一ヶ月の間に3件というのは特別だとしても、年間6〜7頭でも交通事故死があれば、いかに出生率が高くても総数は横ばいになると思われます。いかがでしょうか? もちろん、「個体数調整」の手段として「交通事故」はサルにとって不幸なだけでなく、人にとっては危険この上ない事ですので、黙認できるものではありません。
少人数での観察と追い上げを、朝夕試みて一ヶ月になります。いろいろ問題点を整理する時期かと思いますが、その前に活発な意見交換を期待していました


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# by k-saru-net | 2005-06-01 22:17 | メッセージ
2005年 06月 01日
6月1日  「住居侵入」      S.M.2
昨夜(5/31)の泊まり場は我が家から近い上の原でした、夕方にこのあたりを通過していきました。もみの木など樹木の多いところをつたわって移動しましたので、近所では大騒ぎにもならずに済みそうだったのですが、キッチンで仕事をしていましたら、S.M.1が鍵を閉めずに出たので、大きなオスザルがどうどうと、重い扉を開けて入ってきました。わたしと目を合わせても、驚く様子も
なく、相手がひるむことを想定して、様子をうかがう大胆さです。わたしはできるだけ大声を張り上げ、相手に余裕を与えずに迫っていきましたら、逃げていきました。
すぐに外に出て追いかけますと、小窓の開いているサッシを空けているところでした。

勢いに圧倒されて逃げ出したサルは近所の家々に入りこみました。

今回は何もとられなかったようでしたが、近所の各家に入り込もうとねらっているのは明らかで、なかなか、ほかのサルたちと同じ行動をとりません。

群れに近いところにいるのですが、どうもほかのサルたちと違うようです。たちの悪いハナレザルのような存在です。この群れにとりあえず入ったが人家に入って盗みをはたらく悪い癖はぬけていないといったところでしょうか。

今朝、かなりの時間をかけて、湯川の向こう側へ追い上げている途中、又又、昨夕のサルに出会いました。ほかのサルたちはほとんど追われて逃げているのに、このサルは人家に入りこんで、とうとう、夏みかんを盗み出したようで、屋根の上でどうどうと皮を剥いて食べていました。屋根の家の人に聞きましたら、うちのみかんではないということ。

このたちの悪いサルはほかのサルにも影響を及ぼし、時には相棒と二匹でということもあるのでしょう。これからのサル追い時、要注意ザルとして、マークしていかなければと思いました。
特徴は、比較的大きいオス、このぐらいの大きさはなかなか見られず、しかも1匹だけの行動なのでわかりやすいかと思います。痛い思いをさせて、人家にはいることを嫌がるような学習法はないものかと考え中です。
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# by k-saru-net | 2005-06-01 19:20 | メッセージ
2005年 06月 01日
サル追いノート 6月1日  「またまた交通事故」  T.M.
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今朝、7:40にセキレイ橋横を横断中の小猿が事故にあいました。道路脇が駐車場になっていて、その奥の石垣を駆け下りてそのまま横断しようとした所を、中軽井沢方向からの車にはねられました。

昨夕、中軽井沢西のはずれにある町営住宅上の斜面(上の原東南端)に泊まった群れが、斜面下にある菜園のネギを食べないうちにと思い、5時から追い上げを始めました。昨夕はそこで近所の3人と追い払いをしましたが、泊まり場と決めたらしく、頑として動こうとはしませんでした。
群れは上の原東端の斜面に沿って、北に移動し、斜面の上から1人が押して、次第に東の低地に中心を移つしていきました。国道146に近い集落に入ると、次々住民が追い払いを始め、S.M.1・S.M.2・T,M,にT.K.さんが加わって、出来るだけ湯川方向に追い上げ。7時頃に、先頭は国道を東へ横断しますが、集落内には家庭菜園が多く、残ったサルを何度か回り込んで追い出すのに手間取りました。

群れの一番北側の集団がホテル・ブレストンコート東の斜面を駆け下りて、その中の一頭が国道で事故。頭部を強打し、即死状態でした。道路に横たわっているのを、セキレイ橋のたもとに回収した後、30頭ほどのサルが橋の反対側に立って、こちらをずっと見続けていたのが印象的でした。

もう一時間早く国道を渡らせることができれば、せめて30分でもと、後から考えても仕方ないことですが・・・。この一ヶ月だけをみても、なぜか通勤・通学時間帯に混
んだ道を渡る事が多い。サルにとって不幸なばかりでなく、もし車がサルをよけようとして、車同士の衝突や通学中の児童に突っ込んだりとなったら、・・・・人里での共棲は無理であろう。今朝、はねた車も3台連なって走っていて、急ブレーキをかけたら車同士の事故になりかねない状況でした。
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# by k-saru-net | 2005-06-01 17:32 | サル追いノート
2005年 05月 30日
サル追いノート 5月30日(月) 「湯川防衛ライン」 T.M.
昨夕(5/29)三井の森から、湯川近くのよく使う泊まり場方向に南下する群れを、地元の人を含む3人で阻止し、Yさんも加わって1時間あまり押し戻し。最終的には道路を渡られてしまいましたが、日が暮れて群れは人家の多い方にはたどり着かず、今朝確認すると、攻防を繰り返した道路のすぐ下付近に寝ていました。

5時半前から西の湯川方向に直接行こうとする先頭の10頭ほどを、何回も回り込んで押し戻し、6時頃から群れの先頭は北上し、セキレイ橋に向かう。橋を中心に3人で東の山側に追い上げるが、群れはその北側の尾根を越えて、湯川に下ろうとする。
尾根の西側に回り込んで崖を下ろうとする群れにパチンコで押し戻していたら、崖の上で突然「ガフガフガガ バフブフ」と腹に響くような低音の鳴き声で、姿は見えな
かったがイノシシの登場。サルはキキーと鳴き交わし木に登ったり、四方に散ったりで群れは散り散り。

その間、1人は湯川の西岸で、渡ってきた何頭かを押し戻し。1〜2頭ですり抜けて渡っても、後が続かないと勝手に戻ることもあるようです。先日、群れの移動に関して、ピッキオのHさんが言っていた「どうも多数決で動いているようなところもある」という感じも解ります。

7時には、湯川近くにいなくなったところで、今朝の「湯川を巡る攻防」を終了。とりあえず、朝一番に湯川の西に行こうとする群れを阻止出来ましたが、午前中にまた
渡るかもしれません。帰りがけに蕨尾橋から三井の森に上がる道を見たところ、大きなヘアピンカーブのあたりに何頭かいました。3人だけでしたので、汗ぐっしょりで走り廻りましたが、もう数人いればさらに山側へ押して、湯川西岸行きを完全に断念させられるかもしれません。

数頭が川岸に着いても、そこで躊躇するようで、横に回り込むと元に戻るのを何度も見ました。まだ一度だけの試験ですが、川に向けて追わないように注意すれば、湯川で防衛する事は可能と思われます。今回は始めのうち群れの東側で1人、動きを監視しましたが、湯川の西側から双眼鏡で監視しながら、追い上げの位置を指示した方がいいかもしれません。
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# by k-saru-net | 2005-05-30 17:29 | サル追いノート
2005年 05月 28日
5月28日  「考えた事を現場で確かめる」 T.M.
このところ週末になると、旧軽方面に群れが移動する事が多い。人が多くいても平気なようです。ゴミをねらっている様子はないし、エサにつられてというわけでもなさそうです。5月にはいって2度事故にあったとわれますが、車を恐れるふうでもありません。

昨夕もロータリーの南で住民が追っていましたが、今朝は5時半頃から3人ほどがBB弾や棒を持って追い回していました。群れは南西方向に移動する気配でしたので、移動方向の反対側から追うように声をかけ、一緒に追い払い、群れは精進場側を渡って西に移動。別荘の広い庭に集合してきたのを見計らって、さらに西に追い続け、700mほど移動させる。人が混みあう時間の前に旧軽地区から追い立てられたのは、まずまずの成功といえるでしょうか。

夕方には三笠パークの最上部にいたので、今日はかなりの移動距離です。連休明けから二日続けて同じ所にいることがあまりなく、せわしなく移動を繰り返しているように思われます。住民が住んでいる所は、たいてい誰かが追い払いに出てきて、我々もそれに参加するので、群れにはプレッシャーがかかっているのかもしれません。社会体育館駐車場でも、今朝のロータリー南でも、大型のBB弾銃を持っている住民がいたし、東部小西では、屋根の上でサルの位置を指示する人や、バットを持って追う小学生も登場。この調子でサルを追う人が増えていけば、人間は怖い、人里は恐ろしいとサルが感じるようになって、遊動域も次第に山に移って行く可能性もあるかもしれません。

しかし、人里では徹底してサルの群を追い払うことが、棲み分けにつながるかもしれないというのは、あくまでもまだ「仮説」の段階です。また一方で、私が最後に出席した軽井沢これで?いいん会」学習会で会員の方々が言われた「サルをいじめるような事はしたくない」「いじめると群れの性格が悪くなる」「花火などで脅してひどい事をしてしまった」「時にはエサで誘導を」「多少の被害は我慢する方向に住民の意識を変える」等々から、その後「いいん会」のメールに書かれている「サルとの共棲の可能性を模索」「猿の特性から見て、急な刺激的な追い上げでは解決に至らない」という一連の考え方も、同様にまだ「仮説」です。

自然界の現象を観察していて、その仕組みがひょっとしたらこんな具合かもしれないと思いつく事があります。その思いつきを「仮説」として、さらに現場で観察しながらその仮説がどれだけ現象を的確に説明しうるか、あるいは追試験を重ねて現象が再現されるかを検証して、「仮説」を少しでも「真理」に近づけていく作業が求められます。思いつきを現場で検証しないまま、公式の場で外部に向かって提案するのはこわい気がします。「これで?いいん会」の提案をされた方々は、ぜひその提案の根拠や観察例をあげてください。全国のニホンザルの中で、軽井沢の群れほど観察しやすく、場所を選べば追試も出来る群れはありません。その上で、軽井沢のサル問題に関する、自由でオープンな意見交換を始めませんか? 

他の大型動物同様、サルにもそれぞれの個性があって、さらに群れごとにも個性というか「文化」があると言われています。それぞれの群れが棲む環境が違えば、行動様式も違うでしょう。我々は、ニホンザルの一般的な行動原理を研究するわけではなく、あくまでも軽井沢の群れの行動を少しでも理解し、対策につなげていく立場にあります。

群れは頑固に新しい領域には行きたがらない、とピッキオや猟友会の方も言われますし、私もそう感じたことがあります。しかし、軽井沢の群れには、先代・先々代に新しい領域「軽井沢」にやってきたDNAが確かに残っているでしょうし、その後も遊動域を拡げつつ現在にいたっています。

夕方、三笠パークから中軽井沢に下る途中で、道を渡るイノシシの子供3〜4頭を見ました。ネコよりかなり大きく、親は先に行ったらしく見あたりませんでした。場所が近いので、先日、S.M.1さんが見つけた車にはねられたと思われるイノシシの子供の兄弟かもしれません。昨日の朝は旧軽で、監視隊のTさんがそこら中イノシシが走り回っているから気をつけるようにと注意してくれました。旧軽銀座通りから100mも裏に入ると、イノシシの堀跡だらけです。
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# by k-saru-net | 2005-05-28 22:12 | メッセージ
2005年 05月 27日
サル追いノート  記録4  5月27日(金) S.M.2.
5月27日(金) 晴れのち、雨、雷、雹  《朝、5度》
6:00・・・一本松バス停東100メートルが泊まり
  場。    T.M. S.M.1 S.M.2
  肌寒いせいかまだもみの木の上で寝てい るオトナ。
  コドモたちは追いかっけっこ。
6:30・・・別荘地の東斜面に集まり、栗、草類を採
  食。  監視隊、T, T. 
10:00・・S.M.1 S.M.2がサル追いスタート(T
  さんの情報に頼る)
11:00・・旧軽、矢ケ崎川上流、水のない川の分岐
  点付近、40頭以上確認。
  暖かい日差しの中、矢ケ崎川に下りて、浅瀬の水の
  中で、石をひっくりかえし、虫(?)こけ(?)を
  かきむしるようにして口に運ぶ。たいていは石の
  上にのって、その作業をくりかえすオトナやコドモ。
  もちろん水を飲む個体も。
12:00・・川から上がり、徐々に北方面に移動。別
  荘地の庭の明るい草地でクローバー、イタドリ、木
  に登って若葉などを採食。
  途中の道路脇の、柵の上で声を出しているメスザル
  2頭は、まだ水遊びから戻らないコドモを待つ。
      (Tさんの天気情報の連絡で帰路につく)
15:00・・(雷は12;30頃から、)夕立、雹が降る。   
17:00・・児童館周囲に集まる。  ここが泊まり
  場となる。    T.M. S.M.1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
T旅館のご主人と話す。
  サルを観察しているの?
  保護団体の人?違うの?
  山へ帰そうとしているの?それならいいけど、むず
  かしいのじゃないの?それ。うちはね、サルは殺し
  てもらいたいのよ。
  被害がある、瓦を引っぱがされて、修理に60万か
  かったよ。
  この看板(えさを与えないでください)、うちが役
  場に頼んでつけてもらった。最近はなくなったけど、
  以前はすごかったよ。観光客が「サルだサルだ」っ
  て、喜んで、えさをあげるのよ、すると、サルがそ
  の道路に一列に並んでえさを待っているわけ。
  今?そんなことしていたら、注意するよ。
  共生なんて無理だよ。被害のことを考えてもらわな
  くちゃ。
  一番サルのことを知っているのは猟友会だからね。
  役場は猟友会の話を聞けばいいのよ。
  あんたら朝日新聞に載ったの?とっていないから読
  んでいない。
  もっと話したいね。それじゃ又。
  (お客さんの接待をしなければならなくなり、ふり
   かえりなごりおしそうにしていたが失礼する。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ニ手橋付近の道路際でハナコが草を食べていた。
そこに老夫婦が車を止めてハナコを見ていた。
観光客はかわいいと言って笑顔になる。
すぐそばだったにもかかわらず、ハナコは逃げようともしない。そこで、こわいおばさん登場。パチンコで打つしぐさをしたら逃げていった。老夫婦は笑いながら去っていった。
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# by k-saru-net | 2005-05-27 16:45 | サル追いノート
2005年 05月 27日
5月27日、サル追いの日
今年のもみの木の花粉はすごいものがありました。
道路、屋根、車の上は、うす黄緑色の花粉で色づくほどでした。
こんな中、サル追いや観察に夢中になっていた3人はしっかり、花粉を吸い込んで、
くしゃみ、鼻水で大変!
サルはずっともみの木のあるところを遊動しているわけですが平気なのでしょうか。
そういえば
くしゃみをするサルには会いませんでしたね。
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# by k-saru-net | 2005-05-27 16:44 | サル追いノート
2005年 05月 23日
サル追いノート 5月23日(月) フクロウの幼鳥をいたぶる  T.M.
昨夜からの泊まり場は、千が滝西区せせらぎの里入り口バス停の北西200m付近。5時半頃から斜面上部(北西方向)に移動。昨日朝の監視隊員としばらく話をしました。
内容は主に、東北部の鼻曲山方面の国有林にはかなりの広葉樹もあり、サルの一群は棲めそうだという事、湯川・国道146より西には群れを来させないようにするのが、
農業被害防除に必要ではないかという事、群れがエサを求めて移動する時は雌猿がリードしているのではないか?という事、人間の怖さ・人里の怖さを学ばせた方がいいという事など。

話しているうちに群れは移動し、S.M.1さんと合流して、あやめが原側から廻りこんでみました。泊まり場から北西に200mほど上がったところに群れを見つけ、北東方向に少し追い始めたところ、異様に興奮したサルの一団がいて、藪に踏み込んだところ、地面にフクロウの巣立ち前後の雛が落ちていました。周囲は興奮して鳴き交わすサルだらけで、フクロウの親の姿はなく、一度遠くに飛ぶ鳥の姿は見たものの、カラスかフクロウか見分けがつきませんでした。

雛はまだ元気でしたが、ずぶぬれで羽をやられていて、翼の骨の関節が片方外れて、骨一本が露出した状態。サルに遊ばれたものと思われます。太い木の枝にのせて、親鳥が来ないか見ていましたが、サルが周囲で騒ぎまわっているため、あまり離れることも出来ず、親鳥も姿を見せないので、さてどうしたものか? そのまま放置するのが一番自然なのでしょうが、サルは再び雛で遊んで殺すでしょう。サルではなく例えばキツネやテンのように食う・食われるの関係であれば、そのままにしておく(食われる側がよほどの希少種でないかぎり)のが自然でしょうが、軽井沢の里を跋扈するサルの場合はちょっと違うかなあ?

雛を保護しても、助かる可能性は低いし、たとえ命だけは助かっても野生には戻れないほどの傷です。無責任ですが、自分にはその世話をする余裕がない。フクロウという鳥は、けっして多いわけではないし、サルが里山の自然に対しどんな影響があるかという点を考える上でも、きちんと報告されるべき出来事と思われます。たまたま前日、巣立ち雛を拾ってしまう人が多いという話を、Hさんがしていたのすが、全く申し訳ないなあと思いながらも、電話してみました。

以前、野鳥の会にいたころ、春になると落ちていた雛をずいぶん持ち込まれたものですが、その世話は難しく手間がかかり、ほとんどの場合死ぬのを見る事になります。

早朝にもかかわらず、Hさんはさっそく来て、引き取ってくださいましたが、その後の手間などを考えると、やはり複雑な思いが残ります。その頃には、群れが少し移動して静かになり、遠くのカラマツの枝にフクロウの親が来て、飛ぶのを見ました。

左は見つけた時の状態、右は枝にのせた状態です。

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   <見つけた時の状態>                <枝にのせた状態>
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# by k-saru-net | 2005-05-23 16:37 | サル追いノート
2005年 05月 22日
サル追いノート 5月22日 明らかになったことのひとつ  S.M.2
今朝、Hさん達にお会いしてとても楽しい時間を過ごしました。若い方(ピッキオ)達から横取りして質問攻めにして、ご迷惑をお掛けしてしまいました。
 たくさんのお話の中で、明らかになったことをひとつご報告させていただきます。

 昨日の朝、長倉神社・北100mの泊まり場に5時前から、サルの様子を観察していたと伝えました。 そして、群れの先頭に立つ、母子ザル2頭を確認しました。何気ない雰囲気で道路を渡り、いつものように道端のタンポポなどを採食していました。

 今朝、軽井沢のサルの群のボスザルについてHさんにお話を聞きました。
 ボスザルらしきオスはいるが、主導権はない。群の方向を決めるのは、メスザルである。メスザルは生まれた時から群にいるので、流れ者のオスザルよりも採食場所を熟知しているという点で餌場の方向を決めやすい。 しかし、決まったメスザルではないと言う事でした。 軽井沢のサルの群を2年半、見続けてきたHさんのお話でした。

 Tさんからお借りした、『「里のサルとつきあうには」 室山泰之著』 の中に、今日ちょうど読み進んでいる個所に、ボスザルについて書かれてありましたが、Hさんの言うとおりの内容でした。 以前、Tさんからも、ボスはいない。 先頭はメスザルというお話をうかがった事があります。(一般論として)

 また、先日、Sさん(軽井沢 これで?いいん会)の報告にあったように、猟友会の人が話したボスの存在につ
いても、納得のいく答が見つかりました。

 「 日頃、陰が薄いオスたちが、活躍する時もある。 人が近くにいて急いで道を渡るときなどには、道端に座ってメスや子どもが、無事にわたり終えるのを待ってい
る事が多い。群が移動し始めているのに、まだしつこく田んぼで食べ続けているメスがいれば、戻ってきて急き立てたりする。 いわば、ガードマンのような存在と言えるかも知れない。」(そのまま抜粋)

 先日、雲場付近で、2回・子ザルが交通事故にあいました。その2回とも、オスザルが子ザルを見守っていました。「 メスに、恰好をつけるための行為ともとれるし、群を守ろうとする行動もある」 というHさんの話と、この本の「ガードマン的存在」は、一致していると思います。

 結論は、報告にあったボスザルに対する認識が間違いであるという点と、軽井沢のサルの先頭を行くものは、メスザルであるという事です。
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# by k-saru-net | 2005-05-22 16:36 | サル追いノート
2005年 05月 22日
サル追いノート 5月22日(日)  T.M.
4月29日以来、久しぶりに千が滝西区に群れが移動。泊まり場はあやめが原の筋より一本西よりの歌鳥の里バス停周辺。畑が始まっている大日向や古宿方面に移動されるとやっかいなので、早めに5時から行ってみました。
S.M.1・S.M.2・T.M.は、たまたまHさんと3名のピッキオメンバーがサル学習会を現地で始めたのに合流し、群れの移動にあわせて観察しながら、にわか勉強会になりました。群れは北にゆっくり移動したので、見守りながらの話が続いたのですが、最後にちょっと追い払いの実践。

Hさんと検討して、北東方向に追うのがいいだろうということになり、南と西をL字型にふさぎ、時には走って追う。群れの移動距離は700mぐらい。その後も続けて追うとすれば、いったん群れが少しまとまるのを待ち、追う方向を再検討する間をおいた方が良いかなという感じでした。
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# by k-saru-net | 2005-05-22 16:35 | サル追いノート
2005年 05月 21日
サル追いノート 5月21日(土) サル追い記録 S.M.2
サル追い、記録3を送らせていただきます。
サルの生態などを知る手がかりとなっていただけたらと
思います。
それから、サル追いの途中、できるだけ、住民の声を聞き私たちの考えも伝えて行くつもりです。今までは、受身でしたが、今後は積極的に語りかけて行こうと思っています。

住民の反応は決して悪くはありませんが、「愛護団体?」と聞かれたときは「いいえ、サルを山へ返そうとしているボランティアグループです。」と答えて行こうと思っています。

追伸、・・・・・T.M.さんの報告に補足します。21日早朝、近隣の住宅に被害がでない前にと思い、5時前の監視に入りました。サルたちがまだ木の上で寝ていましたが、5時ごろから少しずつ降りてきて、ゆっくり移動しているので、ひょっとしたら、先頭を見極められる
かと、先回りしてみました。
舗装道路を一番に横切ったのは(先頭)、今年子どもを産んだ母子ザル2組でした。その後、続いたのは、1〜3年ぐらいの子どもたちでした。特に、ボスザルという雰囲気でもなく、なんとなく、斜面に上っていったら
他の子たちが続いたというかんじでした。
大きな個体が数頭いるはずですが、長倉神社の湯川に近い森の泊まり場にはいませんでした。
謎の先頭を見極めるためには、5時前からの監視が必要ですね。

ハナコが威嚇してきました。私にははじめてのことです。近くに子どもがいて、私の存在を恐がって鳴いていましたから、子どもを守ろうとする行為だったのかと。
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# by k-saru-net | 2005-05-21 16:31 | サル追いノート
2005年 05月 20日
サル追いノート 記録3 5月20日   S.M.2. 
5月20日  晴れ  《朝・3度》
6:00・・・三笠パーク頂上にて確認  T.M. S.M.1
10:20・・鶴溜分岐点付近の斜面にて20頭確認
10:40・・栗の木の下に集まってくる。40頭から60頭に、その周囲に10頭。
 枯葉の中から栗を見つけると、手のひらで栗の汚れを 祓い歯で殻を破る。
       はじめの46頭の内訳
            今年生まれた子、9頭
            その母、    9頭
            1年、     15頭
            2年、     10頭
            オス(大人)   1頭
            ハナコ子ずれ   2頭
 子なしのメスザル、突然威嚇してくる。棒を振り回すと逃げる。
11:20・・移動始まる。頂上(北)に向かう。
○ 年子の母ザル、オンブに抱っこで容易に前進できず。○ オンブを求めて鳴く小ザルを噛んでおとなしくさせようとする母ザル。しかし、1歳児の小ザルはオンブを許してもらえるまで鳴き続ける。
鳴く子には弱いのか母ザルが近づくと小ザルは泣き止んで、母の胸にしっかりとしがみつく。
○ 洗面器の中にたまっていた雨水を順番に飲むサルたち。 無くなってしまったのか、洗面器をひっくりかえして遊ぶ小ザル。
○ 庭の噴水にたまった雨水を飲む。
○ 移動途中、屋根の上、ベランダ、屋根に登って遊ぶのは小ザルと決っている。
○ 鶴溜
12:40・・・・鶴溜の頂上から三井の森方面へ
  草地でタンポポなどをひとしきり食べると、木陰に入って休息。
○ その中で、情緒不安のメスザルが「ぐあぐあ」となきわめいて他のサルをおびやかしている。時にはグルーミングをして、機嫌をとったりするが、落ち着かない。特定のサルを追いかけているわけでもない。(?)
13:00・・・・木立の中や屋根の上、ベランダなど
で昼寝する大人ザル。小ザルは相変わらず、高いところ
に登って遊びまわる。
○別荘建築中の工務店の皆さんから聞く。
  建築中の別荘の中に入り込んで、いたずらしたり、糞をして、柱などにこすりつけたりで大変だと訴える。追い払いを促すと、青年がサルたちを勢いよく追い掛け回し、そのパワーにサルたちが圧倒され逃げ惑う。
14:00・・・移動を始める。三井の森別荘地内をゆ
 っくりと。
15:00・・・道路からは見えない丘の上の、別荘地の庭に大勢集まり、休息。
○いたずらっこ(1年)を大人オスが捕まえて、頭を抑えつけ、片方の平手で叩くというしかり方をしていた。小ザルは逃れようと鳴き続ける。大人ザルは1度しかると執拗に追いかけたりはしない。
       (ここで追いかけを中断)
17:00・・・監視隊帰宅
        入れ変わって、T・S・S・S
18:00・・長倉神社北100メートルが泊まり場となる。70頭くらい
○ 付近の住民の訴え・・・・うっかり鍵をかけなかったので戸を開けて入られてしまった。物を投げつけたら出て行った。大きくて、人の姿を見ても逃げる様子がまったくなかった。仏壇のお線香の匂いに引かれて、お線香あるところにおいしいもの、ありと宝性寺の供え物から学習したらしい。明日の朝 はツツジの花を食べられないように追い払いをすると話されていた。Tさんがパチンコを提供。
   明日の朝、家に寄り付かないように、パチンコでおどしをかける
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# by k-saru-net | 2005-05-20 16:32 | サル追いノート
2005年 05月 19日
サル追いノート 5月19日
朝、一本松から移動した群れは、三笠パーク最上部に達した模様。夕方は最上部から鶴溜に抜ける道の直下にいました。

20日6時に群れを北に誘導しようとするが、すでに南下し始めていた群れの方向転換は難しい。群れは鶴溜方向に数百m移動し、停滞。
日中3時頃まで、Sさんお二人が観察。三井の森最上部の鶴溜付近から少しずつ西・せきれい橋方向に下る。
17:30 石山の西200m付近で群れは道を横断し、湯川近くの泊まり場に向かう。

中軽地区に来るのは、5月1日以来、ほぼ3週間ぶりで、あたりの民家では油断していて家に入られ、物音に気づいたら仏壇の前に2頭いたそうだ。数名の住民が追い払いに出ていて、加勢する。周辺にサルが来ていることが判るように爆竹を2度鳴らす。集落に近づく時は、群れの先頭が来たところで爆竹などで知らせるのがよさそうです。

21日朝  S.M.さんお二人は4時半頃から泊まり場付近で警戒。5時半頃からT.M.参加。
6時半まで、北東の山側に追い上げる。石山付近上部の斜面に停滞されると、地形的に追い上げが難しい。

これで?いいん会は町・猟友会との3者会談で、先頭のリーダーに発信器を、と提案したそうですが、その個体を特定し、それを捕まえて発信器をつけるのも簡単ではなさそうです。Sさんが、朝4時半からの追い上げをいいん会に提案されていましたが、是非とも試してみられる事と思います。

このところ、群れの行動開始が早くなっています。特に畑に被害が出そうな場所にいるときは、早朝の追い上げが必要ですね。
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# by k-saru-net | 2005-05-19 16:30 | サル追いノート
2005年 05月 19日
サル追いノート 5月19日 朝5:40〜8:40 
着いた時には先頭の大きいサルが三笠通りを東から西に渡って行くところ。群れは一本松から北よりに散開していて、移動する気配なので、M・Y・S1・S2・Tでゆっくり押し上げる感じで追う。コースは添付地図を参照してください。

朝、起きていきなり食事というより、すこし移動してからゆっくり食事する事が多い。今朝は7:30から30分ほど停まって食事。その前は移動しながら葉をつまむ程度でした。時間と人があれば、この後、三笠パーク最南端の草軽軌道跡に群れがさしかかったあたりから、北に追い上げることが出来るかもしれない。朝は、群れがあまり散らず、落ち着いて一定方向に動いて行きやすい感じです。

今朝はハナコ(送信器つきの雌)に近づいて少し挑発してみたが、威嚇してくる様子はなかった。先日、一本松付近では向かってきたので、個体の個性だけではなく、状況や気分で態度が変わるようです。まあ人間でもそんなもんですから、当たり前でしょうか。「威嚇してくる個体を識別して駆除」というのも、そんな単純なものではないのかもしれませんね。若猿も状況と気分次第で、威嚇のまねごとをしてきますが、徹底的に反撃するようにしています。
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# by k-saru-net | 2005-05-19 07:29 | サル追いノート