2010年 11月 08日
蕨尾の尾根で11月6日朝、ツツジなどの低木の薮に、ヤマガシュウとムラサキシキブが混在し、実をつけていました。数匹のサルがのぼって実を食べています。このサルは、ヤマガシュウの方がお目当てのようです。ムラサキシキブにもアカンボウを連れたハハザルが数頭、とりついていました。 シオデかとも思いましたが、トゲの様子や茎が木質という点から、ヤマガシュウのようです。以前にも千ヶ滝西区でこの実を食べるサルを見ました。黒い実はかすかに甘いのですが、青臭さが強くけっして美味しいものではありません。中の種も大きく、硬く、容易には割れませんでした。 下の写真は、おなじみのムラサキシキブですが、緑の葉はヤマガシュウのものです。マイナス2〜3度の朝が続いて、ムラサキシキブの実は甘くなっています。焼酎につけると、琥珀色の果実酒ができます。 このところクマの報道では、夏の暑さのために山の実りが不作と言われています。夏暑いと実らないのかどうか、よくわかりません。軽井沢で見る限り、種類によるばらつき、場所によるばらつきが大きいように感じますが、総体的にはどうなのか断定できません。この秋とくに餌が足りないのかどうかは、動物によって食べるものが違ったり、その餌に対する依存度の差があるでしょうから、一概に言えるものとも思われません。
by k-saru-net
| 2010-11-08 06:04
| サル追いノート
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広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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