2005年 07月 10日
まだ春の芽吹きが始まる前で、残雪もあり、樹種や下層植生の調査には不向きな時期でしたが、一方では地上に落ちているクリやドングリから、冬季のエサの存在を見ることが出来ました。以下、森林管理署の事業図にある植栽記録と現状の比較を、歩いた順に図表します。 (表中の、樹高・DBH は目視による大まかな数値で、計測値ではありません) ![]() * このルートで目立ったことは、アカマツ林と記載されている林は、天然林はもちろ ん、人工林でもアカマツの割合は4割をこえず、広葉樹がかなり混ざった状態である こと。 * カラマツの人工林でも、間伐の入っていない過密な一斉林の割合は少なく、混交林化 していたり、道沿いには広葉樹がはいっていること。 * 沢沿いは一定の幅でハルニレ・クリなどの広葉樹が発達していること * サクラ・クリ・ホオ・ハルニレ・ミズキ等、サルのエサになる木がかなりあり、特に クリとミズキは長期にわたって利用されるだろう。春に利用するニセアカシアやクワ は、芽吹く前で、確認できなかった。 *芽吹く前だったせいもあるが、スギ・ヒノキの人工林に較べると林内はかなり明るい ことが予想される。営業していない野営場や水遊び場などの施設もあり、道路が多く 全体に鬱そうとした密林状態ではない。
by k-saru-net
| 2005-07-10 21:58
| 調査
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![]() 広く豊かな自然がありながら、市街地や農地を荒し回る軽井沢のニホンザル。人間とサルの望ましい関係を、観察と対策の実践の中から模索する人々のネットワークをめざしています。 by k-saru-net カテゴリ
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