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2020年 12月 30日
例年より寒い冬にオオイヌノフグリの狂い咲き

今朝は低気圧の通過で南から暖かい空気が。最低気温が6度と2ヶ月前に逆戻りです。今夜から強い冬型で、日本海側では雪、ここ内陸では気温が下がりそうです。今年は残暑もなく暖冬の予想もなく、いつもはやかましい「温暖化」の合唱が聞かれません。近年、気候に様々な変動が現れていることは確かでしょうが、一面的に二酸化炭素増加による温暖化という捉え方でいいのでしょうか。調べて認識する前に結論が決まっているような気持ちの悪さがあります。


例年より寒い冬にオオイヌノフグリの狂い咲き_e0005362_06140489.jpg昨日は昼休みにカメラを持って近所をぶらり。仕事場からほんの数十m先に日当たりの良い畑があって、その脇にノボロギクやヒメオドリコソウの狂い咲きが見られます。その中にほんの3~4輪のオオイヌノフグリの青い花。太陽が斜めのせいか、春のようにまっすぐ上を向いて咲いている花はありません。本当にやっと咲けたという感じですが、葉はなんだか春より元気で色の変化もあり、さて本来の葉はどんなだったでしょうか。春には花ばかり見ていて、記憶がありません。よほど意識していないと、人間は見たいものしか見ていないようです。


以前、狂い咲きする植物は外来種が多いと書きましたが、はてオオイヌノフグリはどうだったっけと、ネットで調べるとやはりヨーロッパ原産の外来種とあります。1880年代に東京で見られてからほんの30年余りで全国どこでも見られるようになったらしい。よほど風土があったのでしょうが、氷点下10度の冬でも花が咲くとは書いてありません。今年が特別狂い咲きの当たり年なのか、あるいはこれまで気をつけて見ていなかったためなのか。春も、ヒメオドリコソウと並んで咲いている群落が多いが、狂い咲きの時も同じ組み合わせというのは偶然ではなさそうです。ちなみに、こちらもヨーロッパ原産で、明治の中頃にやってきたと書かれています。幼馴染が異国で再開、なんて擬人化しすぎですね。



by k-saru-net | 2020-12-30 06:18 | その他の動物・自然一般


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