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2021年 01月 13日
山から昇る日の出の角度で異なる初日の出の色

山から昇る日の出の角度で異なる初日の出の色_e0005362_06111626.jpg元旦に限って夜明け前に起きるわけではなく、いつも3時半から4時半の間に起床。本を読んだり事務仕事を片付けるのが朝飯前の習慣ですが、この日はまず風呂を炊いて温まってから、髪を切る。鏡に向かって首をひねりながらいい加減なハサミで切るのですが、虎刈りになるほど髪が残っていない。それから外の様子を見て、薄明るくなった町を、初日の出の撮影ポイントに向かう。


どこにいても陽は昇りますが、一番上は群馬県境の入山峠。東は関東ですが、広大な関東平野から昇るわけではなく、手前の妙義連山から顔を出します。ほぼ、同じ標高ですので、太陽の上の空はまだ暗い。上空の水蒸気や塵などで反射してくる光は青く、分厚い大気の層を通って届く陽光は黄色、周囲は赤い。


2段目は20分ほど経って峠から200mほど下がった地点。少し見上げる角度の山から昇る太陽は白っぽく、カラスが飛んでいるのはご愛嬌ですが、色の変化は楽しめません。木のシルエットがおもしろい場所です。軽井沢は東西が低く、風が峠を越える時に雲が発生しやすく、地平線から昇った太陽は、程なく雲やもやの中に入ってしまうことが多い。


最下段はさらに20分ほど後で山の上に出てくるところですが、太陽の位置が高くなるため、大気中の水蒸気にあたった陽光で周囲の空全体がすでに明るく、この時は太陽の形を確認することもできませんでした。


結果的には最初に向かった場所が正解で、年賀状に使える写真が撮れましたが、場所の選定に失敗したり、天気が悪かったりすると、さてどうしようかと半日うろうろ、まさか前の年の写真を使うわけにもいかず、頭抱えることになります。



by k-saru-net | 2021-01-13 06:13


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